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プロフィール


残間里江子
(ざんま・りえこ)
プロデューサー
1950年、仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年に企画制作会社を設立。雑誌『Free』編集長、出版、映像、文化イベントなどを多数企画・開催。 2005年「愛・地球博」誘致総合プロデューサー、2007年には「ユニバーサル技能五輪国際大会」総合プロデューサーを務め、29万人を超える来場者を記録する。2009年には既存の「シニア」のイメージを払拭した新しい「日本の大人像」の創造を目指し、会員制ネットワーク「クラブ・ウィルビー」を設立。国土交通省「社会資本整備審議会」、財務省「財政制度等審議会」、文部科学省「生涯学習審議会委員」、内閣府「男女共同参画推進連携会議」など行政諸機関の委員を数多く歴任。 近著は『もう一度 花咲かせよう』 『閉じる幸せ』 『人と会うと明日が変わる』


【11/26】「壁」があればこそ人生?

2024/11/26 13:15

第5956回


本日開催の、
「willbeオンラインカフェ」は、
テーマが心に響いたのか、
意外なほど(?)
「活況」を呈しました。
テーマは、
「私にとっての『壁』
突破できたこと。
あるいは、
未だ打ち破れていないこと」

「103万円の壁」や、
「バカの壁」「80歳の壁」など、
「壁」は多岐にわたり、
さまざまな場面に存在しています。
今日のお話は、
皆さんそれぞれに「内なる壁」と、
「外から突きつけられる壁」とに向き合って、
独自のやり方で乗り超えている姿が、
みてとれました。
(以下は「ナカヤマ・レポート」より構成しました)

「今日は80歳の誕生日なんです。
(全員で拍手)
『80歳の壁』を超えて、
米寿に向かって、
積極的に毎日を楽しみたいと思っています。
目下10件のNPOに関わっていて、
先日、その中の1つの、
『路地を楽しむ会』に参加して、
日本には面白い路地文化が、
沢山あることを再確認して来ました」

「思えば壁だらけの人生でしたが、
目下の大きな壁はAIなど、
新しいテクノロジーです。
使わないわけにもいかないと思いながら、
生来の過度な心配性が災いして、
どうしたらいいかと思い悩んでいます」

「ゴルフの100の壁が、
大きく立ちはだかっています。
この壁は歳とともに高くなるばかり。
今、108の除夜の鐘の付近を、
ウロウロしています(笑)」
 
「壁を乗り越えるには、
エナジーに加えて好奇心も必要ですね」

「なんでこんなに次々と、
壁が出てくるのだろうかと思うほどです。
でも、乗り超えられない壁はないと考えています。
壁は全力で登るか、
破るしかないと思っていて、
ずっとゴジゴジやっていると、
必ずそこから道が拓けてきます」

「乗り越えないで、
壁の前からUターンして、
前のところに戻るという手もありますよね」

「気持ちのどこかに、
『いい子でいたい』というのがあるのか、
何かを問われて、
答えたくないなと思っても、
その思いを相手にはっきりとは伝えられず、
ヘラヘラしている自分の壁が、
なかなか超えられず、
そんな自分に嫌気がさしています」

「外に聳え立つ壁は、
避けることもできますが、
内なる壁の高さは、
人生も黄昏時を迎えつつあるのに、
乗り越えられません。
自分の内なる壁とは、
ジェントルマンになれないこと。
私が考えるジェントルマンとは、
人にやさしく、人のためになることを、
自ら率先してやることなのですが、
まだまだ高い壁です」

「大きな壁は私の性格的な、
クセともいうべきものです。
基本的には『グズグス思考』なのに、
その一方でせっかちで、
すぐに結論を急ぎたがること。
もう少し冷静に判断すればいいのに、
それが出来なくて、
後悔ばかりしています」

「母の自死、妻の病死など、
乗り越えるのが辛い日々もありましたが、
自分自身のことで言えば、
30代で仕事上のストレスから、
心身症にかかった時は、
大きな壁を感じました。
乗り越えるのに5年かかりました。
乗り越えられたのは、
職場の配置換えだったのですが、
人間はちょっとしたことがきっかけで、
壁を乗り越えられるものだと実感しました」

「高校時代に陸上をやっていて、
1500メートルのタイムが壁でした。
大学時代は英語という壁がありました。
頑張って突破したとしても、
数字とだけ戦っている限りは、
そこだけに目が行って、
大事なことを、
見失ってしまうことがあるのだと、
今はわかります」

「何といっても一番の壁は3.11です。
大きなものを失いました」
……等々。

私も、皆さん同様、
目の前を遮る壁との闘いで、
今日まで来ましたが、
でも、折々の壁があったから、
ここまでくることができたと思っています。
いつも言うことですが、
壁も崖もない平坦な道より、
デコボコ道や、
落ちたら最後というような断崖絶壁を、
時にはよじ登ったり、
時には這いずり回ったりしながら、
超えてきたことで、
今日の私があると思っています。

……そして、
私はこれからも、
壁と格闘し続けていくと思います。
壁は生きていることの証であり、
目標であり、
時に人生の醍醐味です。


(今日のけむり)


【何で後退りするの?そんなの壁じゃないよ!】




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2025年1月号「シニア女性は進化している!」

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「ニュースピックアップ」のコーナー(6時頃)に電話出演しています。


毎週土曜日 あさ6時25分~6時50分
文化放送「大垣尚司・残間里江子のおとなファンクラブ」

楽しいセカンドライフを送るためのご提案などがたっぷり! 金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、団塊世代プロデューサー残間里江子が 大人の目線でお届けします。

毎週土曜日 あさ7時40分~8時
ニッポン放送「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~」

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1/4(土) よる11時~12時00分
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