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プロフィール


残間里江子
(ざんま・りえこ)
プロデューサー
1950年、仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年に企画制作会社を設立。雑誌『Free』編集長、出版、映像、文化イベントなどを多数企画・開催。 2005年「愛・地球博」誘致総合プロデューサー、2007年には「ユニバーサル技能五輪国際大会」総合プロデューサーを務め、29万人を超える来場者を記録する。2009年には既存の「シニア」のイメージを払拭した新しい「日本の大人像」の創造を目指し、会員制ネットワーク「クラブ・ウィルビー」を設立。国土交通省「社会資本整備審議会」、財務省「財政制度等審議会」、文部科学省「生涯学習審議会委員」、内閣府「男女共同参画推進連携会議」など行政諸機関の委員を数多く歴任。 近著は『もう一度 花咲かせよう』 『閉じる幸せ』 『人と会うと明日が変わる』


【9/30】船出の時。

2024/09/30 16:15

第5899回


これまでにも何度か書きましたが、
中島みゆきさんの、
「船を出すのなら九月」を、
聴いてからというもの、
何かを始めるのなら9月と決めています。
(私は「九月」より「9月」の方が、
しっくりくるような気がして……)

よくよくこの歌を聴いてみると、
前向きな気持ちで、
「九月に船を出そう」と、
言っているわけではなく、
「船を出すのなら九月」に、
続いての歌詞は、
「誰も皆 海を見飽きた頃の九月」と、
ありますから、
夢や希望を抱えて、
華々しく船出をするのではなく、
ひっそりと港を出ようとしている感じがします。
さらに歌詞は、
「人を捨てるなら九月」へと、
続くのですから、
ここまでのことに区切りをつけて、
全てを捨てる覚悟で、
旅立とうとしているように思えます。

私の(毎度の)船出は、
これほど後ろ向きではありませんが、
それでも多くの人の拍手喝采を受けて、
派手に旅立つようなものではなく、
少人数の同志とともに、
次なる港を目指そうとするもので、
それには秋の入り口の9月が、
ふさわしいような気がしているのです。

……さて、
今年の9月も、
ささやかな願いを胸に船を出しました。
エンジン付きの立派な船ではなく、
小舟のようなものですが、
仲間と一緒に漕ぎ出しました。
この先の航海は、
荒波に揉まれることもあれば、
暗礁に乗り上げることも予想されますが、
折々私たちなりの活路を見出しながら、
前に進もうと思っています。
もう少し経ったら、
どこを目指しているのか、
willbeメンバーの皆さまには、
お知らせしたいと思っております。

……明日からは10月。
順風満帆といきたいところです。


(今日のけむり)


【「さぁ、明日から頑張ろうねッ!」と、
けむりに向かって言ったら、
ベッドの下に逃げて行きました】






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