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プロフィール


残間里江子
(ざんま・りえこ)
プロデューサー
1950年、仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年に企画制作会社を設立。雑誌『Free』編集長、出版、映像、文化イベントなどを多数企画・開催。 2005年「愛・地球博」誘致総合プロデューサー、2007年には「ユニバーサル技能五輪国際大会」総合プロデューサーを務め、29万人を超える来場者を記録する。2009年には既存の「シニア」のイメージを払拭した新しい「日本の大人像」の創造を目指し、会員制ネットワーク「クラブ・ウィルビー」を設立。国土交通省「社会資本整備審議会」、財務省「財政制度等審議会」、文部科学省「生涯学習審議会委員」、内閣府「男女共同参画推進連携会議」など行政諸機関の委員を数多く歴任。 近著は『もう一度 花咲かせよう』 『閉じる幸せ』 『人と会うと明日が変わる』


【9/21】映画「まぜこぜ一座殺人事件」で試される私たちの常識と価値観。

2024/09/21 16:15

第5890回


今日は、
ニッポン放送「おしゃべりラボ」の収録があり、
ゲストに女優の東ちづるさんをお迎えして、
東さんが企画・プロデュースをした映画、
「〜まつりのあとのあとのまつり〜
『まぜこぜ一座殺人事件』」について、
お話を伺いました。




東さんは、
骨髄バンクの支援をはじめとして、
戦争で傷ついた子どもたちを支援する、
民間団体「ドイツ国際平和村」の活動への参加、
LGBTQ、障がいのある人の芸術活動支援など、
多方面でのボランティア活動を、
32歳の時から32年間続けています。

2012年には、
誰も排除しない「まぜこぜの社会」を目指す、
一般社団法人「Get in touch」を設立して、
理事長を務めています。
この「まぜこぜ社会」の、
シンボリックな展開として、
2017年には車椅子や義足、ダウン症、
自閉症、低身長症のダンサーや、
全盲の歌手、落語家、
トランスジェンダーのシンガーソングライター、
ドラァグクイーンのタレントなど、
さまざまな特性を持つ、
プロフェッショナルのパフォーマーが集う、
「まぜこぜ一座」を立ち上げて、
エンタテインメントの世界でも、
積極的な活動をしています。


【チラシの裏面には、
「日本初、覚悟を決めた、
マイノリティパフォーマーたちの、
奇跡の共演!」と書かれてありました】

私はひと足早く、
観せていただきましたが、
「よくぞここまで……」と、
感嘆・感動するシーンが続出する、
画期的な映画だと思いました。
それにつけても、
実現までの道のりは、
さぞ大変だったろうと拝察しました。

東さんは語ります。
「この映画は構想6年、
キャスティングに1年かかりました。
私は、さまざまな人が、
活き活きと暮らせる社会を、
『まぜこぜ社会』と言っているのですが、
昨今、多様性という言葉が、
広がっているのとは裏腹に、
マイノリティーの人にとっては、
まだまだ生きにくい現状があります。
でも、今回、
企業の方、特に若い起業家の方が、
賛同してくださったのをみて、
世の中は変わりつつあるとも感じました。
ただ残念だったのは、
映画の完成記者会見には、
沢山の取材陣が来てくれたのですが、
テレビ局はキャストが写っているカットは、
ただの1社も使ってはくれませんでした。
映画を観てくれた人や、
現場で取材してくれた人は、
みんな『映画も面白かったし、
取材映像も載せるからね』と、
言ってくれていたのですが、
会社に帰って上の人に取材映像を観せると
キャストの写真はNGになったみたいで、
一つも放映されませんでした」と、
複雑な思いを打ち明けてくれました。
(これも日本流「忖度」なのでしょうね)


【東さんは30余年にわたって、
「現場」で体得した知見を理路整然と、
それでいて、誰にでも解るように、
やわらかな声音でお話くださいました】


……10月18日からは、
東京・渋谷の「ヒューマントラストシネマ渋谷」と、
東京・大森の「キネカ大森」で先行ロードショー、
その後北海道から沖縄まで、
順次公開されますので、
自分の「多様性度」を測るためにも、
是非観ていただきたいと思います。



(今日のけむり)


【「りえこさん、
いつからダイエットを、
始めるのかしら?
今日もモリモリ、
驚くほど食べていましたよ」】





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