クミコさんは長いこと、
ご両親の介護を続けてきて、
(おふたりとも96歳です)
お父さんは2年半前から
介護ホームに入所しているのですが、
面会が出来る日には、
毎日のように会いに行っていますし、
一人暮らしになったお母さんのところにも、
東京にいる時には毎日、
食事やお風呂の介助に通っています。
仕事の合間を縫って、
1日に両親それぞれのところに、
行っている姿は、
クミコさんの仕事の内容を、
理解しているだけに、
その大変さを想像しては、
軽妙に綴られたブログの名文に、
(軽やかに書かれているから、
尚更、身にしみます)
涙を流しています。
お母さんは、
とてもしっかりしていて、
大抵のことは自分で出来るし、
お話も筋道立てて出来るのですが、
「だからこそ大変だろうな」と思うのは、
99歳までの15年間、
気丈で誇り高かった我が母を、
介助・介護した私には、
よくわかります。
「母と娘」という関係性は、
母親の資質が自分に、
投影されていると思える部分が、
多いだけに、
深く重く複雑です。
私の場合は、
我が母の気丈さや誇り高さは、
私の性格の中にも、
受け継がれていると認識しているし、
それが時には、
自分でもイヤだと思うことがあるから、
老いて抑制が利かなくなっている母が、
それらの資質を剥き出しにして迫ってくると、
思わず反発してしまったような気がします。
ある時、
何かの話から言い争いになり、
母のベッドの上で、
取っ組み合い状態になったことがあって、
私が自分の愚かさにハッと気づいて、
泣き出したところ、
突然、母が私を、
まるでドラマのワンシーンのように、
きつく抱きしめてくれたのです。
母とあんな風に抱き合ったのは、
生まれて初めてのことでした。
クミコさんは、
言うべきでない言葉を、
お母さんに発してしまった自分を、
ひたすら責めていましたが、
そこも……母と娘、
お母さんは忘れて(くれて)いるはずです。
………さてさて、
親子の間ならまだしも、
昨今、他人を「咎め立て」する行為が、
蔓延しているような気がします。
新しいテクノロジーを使えば、
本人の特定が難しいからといって、
匿名で他者を誹謗中傷する人たちの、
心の奥底には何が潜んでいるのでしょう。
「地球温暖化」の問題とともに、
「人の心の荒廃」についても、
真剣かつ早急に、
考えなければならない時期に、
来ているような気がします。
(今日のけむり)
【『猫語しか使えないので、
人間は糾弾は出来ません。
鳴くだけです」】
クラブ・ウィルビーのホームページもぜひご覧ください。様々な情報を掲載しています。(ここをクリック)
ご両親の介護を続けてきて、
(おふたりとも96歳です)
お父さんは2年半前から
介護ホームに入所しているのですが、
面会が出来る日には、
毎日のように会いに行っていますし、
一人暮らしになったお母さんのところにも、
東京にいる時には毎日、
食事やお風呂の介助に通っています。
仕事の合間を縫って、
1日に両親それぞれのところに、
行っている姿は、
クミコさんの仕事の内容を、
理解しているだけに、
その大変さを想像しては、
軽妙に綴られたブログの名文に、
(軽やかに書かれているから、
尚更、身にしみます)
涙を流しています。
お母さんは、
とてもしっかりしていて、
大抵のことは自分で出来るし、
お話も筋道立てて出来るのですが、
「だからこそ大変だろうな」と思うのは、
99歳までの15年間、
気丈で誇り高かった我が母を、
介助・介護した私には、
よくわかります。
「母と娘」という関係性は、
母親の資質が自分に、
投影されていると思える部分が、
多いだけに、
深く重く複雑です。
私の場合は、
我が母の気丈さや誇り高さは、
私の性格の中にも、
受け継がれていると認識しているし、
それが時には、
自分でもイヤだと思うことがあるから、
老いて抑制が利かなくなっている母が、
それらの資質を剥き出しにして迫ってくると、
思わず反発してしまったような気がします。
ある時、
何かの話から言い争いになり、
母のベッドの上で、
取っ組み合い状態になったことがあって、
私が自分の愚かさにハッと気づいて、
泣き出したところ、
突然、母が私を、
まるでドラマのワンシーンのように、
きつく抱きしめてくれたのです。
母とあんな風に抱き合ったのは、
生まれて初めてのことでした。
クミコさんは、
言うべきでない言葉を、
お母さんに発してしまった自分を、
ひたすら責めていましたが、
そこも……母と娘、
お母さんは忘れて(くれて)いるはずです。
………さてさて、
親子の間ならまだしも、
昨今、他人を「咎め立て」する行為が、
蔓延しているような気がします。
新しいテクノロジーを使えば、
本人の特定が難しいからといって、
匿名で他者を誹謗中傷する人たちの、
心の奥底には何が潜んでいるのでしょう。
「地球温暖化」の問題とともに、
「人の心の荒廃」についても、
真剣かつ早急に、
考えなければならない時期に、
来ているような気がします。
(今日のけむり)
【『猫語しか使えないので、
人間は糾弾は出来ません。
鳴くだけです」】
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