生でスポーツ観戦をしたくないのは、
「負けた人」を見るのが苦手だからです。
スポーツに限らず、
「人の弱さ」を見ると、
どうにも気持ちが塞ぐのです。
私の生育環境が、
そうだったからだと思うのですが、
私が人を見る時の基本姿勢は、
お金持ちより貧乏な人、
エライ人よりエラクない人の方が、
善人で正義に近いような、
気がしているのです。
つまり、負けた人のほうが、
「いい人」に思えてしまう、
傾向があるのです。
はるか昔、
いしだあゆみさんに、
インタビューをしたことがあって、
心惹かれる男性について質問したら、
「弱々しい男性が好きなの。
……弱々しいというより、
人生に負けたようなイメージの人。
ほら、夜明けに道端のゴミ箱の中を、
漁っている男の人がいるでしょ?
ああいう人を見ると、
思わず駆け寄りたくなるの」と、
言うのを聞いて、
その時はちょっと驚いたのですが、
これはこれで解ります。
生きていれば、
「勝負の場」は何度もありますし、
その都度「勝った・負けた」が、
判定されるのは世の常です。
私は自分が敗者になるのは、
自分の力が及ばなかったのですから、
構わない(仕方がない)のですが、
他者同士が必死に競い合って、
勝者・敗者が決定する(される)瞬間に、
立ち会うのが辛い(イヤ)なのです。
「それはあなたがスポーツを、
やってこなかったからかもしれないわね。
私は学生時代からずっと運動部だったから、
勝ち負けは当たり前だと思っているわよ。
むしろ文化系の人のコンクールなどで、
数字という客観的な判定がないことのほうが、
割り切れなくてイヤだわ」と、
今でも時々マラソン大会に出場している、
スポーツウーマンの友人に言われました。
……阿部詩さんが負けて号泣したことを、
「勝者を称えることなく、
自分が負けた悔しさを感情的に表した、
自分勝手なふるまいだ」と、
断じた人もいましたが、
ヤワな私は録画を観て、
もらい泣きをしてしまいました。
(今日のけむり)

【「りえこさんがsaleで買ってきたこのラグ、
わたし、気に入っています」】
クラブ・ウィルビーのホームページもぜひご覧ください。様々な情報を掲載しています。(ここをクリック)
「負けた人」を見るのが苦手だからです。
スポーツに限らず、
「人の弱さ」を見ると、
どうにも気持ちが塞ぐのです。
私の生育環境が、
そうだったからだと思うのですが、
私が人を見る時の基本姿勢は、
お金持ちより貧乏な人、
エライ人よりエラクない人の方が、
善人で正義に近いような、
気がしているのです。
つまり、負けた人のほうが、
「いい人」に思えてしまう、
傾向があるのです。
はるか昔、
いしだあゆみさんに、
インタビューをしたことがあって、
心惹かれる男性について質問したら、
「弱々しい男性が好きなの。
……弱々しいというより、
人生に負けたようなイメージの人。
ほら、夜明けに道端のゴミ箱の中を、
漁っている男の人がいるでしょ?
ああいう人を見ると、
思わず駆け寄りたくなるの」と、
言うのを聞いて、
その時はちょっと驚いたのですが、
これはこれで解ります。
生きていれば、
「勝負の場」は何度もありますし、
その都度「勝った・負けた」が、
判定されるのは世の常です。
私は自分が敗者になるのは、
自分の力が及ばなかったのですから、
構わない(仕方がない)のですが、
他者同士が必死に競い合って、
勝者・敗者が決定する(される)瞬間に、
立ち会うのが辛い(イヤ)なのです。
「それはあなたがスポーツを、
やってこなかったからかもしれないわね。
私は学生時代からずっと運動部だったから、
勝ち負けは当たり前だと思っているわよ。
むしろ文化系の人のコンクールなどで、
数字という客観的な判定がないことのほうが、
割り切れなくてイヤだわ」と、
今でも時々マラソン大会に出場している、
スポーツウーマンの友人に言われました。
……阿部詩さんが負けて号泣したことを、
「勝者を称えることなく、
自分が負けた悔しさを感情的に表した、
自分勝手なふるまいだ」と、
断じた人もいましたが、
ヤワな私は録画を観て、
もらい泣きをしてしまいました。
(今日のけむり)

【「りえこさんがsaleで買ってきたこのラグ、
わたし、気に入っています」】
