ホーム>残間里江子のブログ>【5/25】「年齢」を超越したいですが……。

プロフィール


残間里江子
(ざんま・りえこ)
プロデューサー
1950年、仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年に企画制作会社を設立。雑誌『Free』編集長、出版、映像、文化イベントなどを多数企画・開催。 2005年「愛・地球博」誘致総合プロデューサー、2007年には「ユニバーサル技能五輪国際大会」総合プロデューサーを務め、29万人を超える来場者を記録する。2009年には既存の「シニア」のイメージを払拭した新しい「日本の大人像」の創造を目指し、会員制ネットワーク「クラブ・ウィルビー」を設立。国土交通省「社会資本整備審議会」、財務省「財政制度等審議会」、文部科学省「生涯学習審議会委員」、内閣府「男女共同参画推進連携会議」など行政諸機関の委員を数多く歴任。 近著は『もう一度 花咲かせよう』 『閉じる幸せ』 『人と会うと明日が変わる』


【5/25】「年齢」を超越したいですが……。

2023/05/25 23:15

第5745回
33時16分

街を歩くと、
先日まであった店舗のウインドウに、
「閉店のお知らせ」の紙が貼ってあるのを、
見ることが多くなりました。
コロナ禍の最中にも見かけましたが、
最近の方が増えているように感じます。
コロナ禍の頃は、
洋服やアクセサリーなど、
ファッション系の店舗や、
お寿司屋さんなど、
比較的高価格帯の飲食業の閉店が、
目立っていましたが、
最近は居酒屋や、
ハンバーガーショップなど、
よく通っていた大衆的な店の閉店が多く、
ランチのメニューが減ったり、
仕事帰りに「ちょっと1杯」が出来なくなり、
淋しい日常になりました。

閉店した店にはほどなく、
「FOR RENT〜入居者募集中」の、
サインボードが貼り出されますが、
入居者が決まらないところは、
いつまでも決まらず、
通りは歯抜け状態になっています。
その一方で、
コロナが明けた途端、
新しい店もオープンしており、
中には界隈の記憶を、
アッサリ塗り替えてしまうような、
前の店舗とは全く違う業態の、
店舗が展開されています。

これが果たして、
「進化」なのか、
「退化」なのか判りませんが、
でも、こうやって街も人も、
変わっていくものなのかも知れませんね。

……さて、今日は、
日頃からお世話になっている、
会計事務所に伺って、
3歳年長の代表男性と話をして来ました。
現場レベルではスタッフ同士が、
頻繁に意見交換をしているのですが、
井上陽水さんの大ファンという、
代表とは仕事を超えて、
時折、世事についての雑談を、
(「四方山話」ですね)
交わす間柄です。

今日も、
「80代の可能性」について、
熱い語らいを重ねました。

「最近、80代に素敵な人が増えていると、
思いませんか?
一般には80代を完全な老人として、
位置づけているけれど、
僕の周りには知恵と気魄に満ちた、
矍鑠たる80代が沢山いるんですよ。
(矍鑠〜「かくしゃく」という漢字、
なかなかいいですよね)
『世代交代』の美名のもとに、
高齢者が追われているけれど、
高齢者も色々だからね。
十把一絡げに排斥しないで欲しいよね。
そうだ、残間さん、
今こそ激動の時代を生きて来た、
高齢知恵者たちを集めた、
イベントを立ち上げて欲しいなぁ」と、
企画提案までしてくれて、
どこまでも意気軒昂な団塊男性でした。

年齢、性別、人種、宗教、趣味嗜好など、
さまざまな属性の人を、
それぞれ対等な個人としてしっかり認めて、
区差別をしないという、
ダイバーシティ(多様性)重視の時代なのに、
「年齢」だけは数字で表現されるからなのか、
常に「何歳か」が問題視され、
一律に評価される傾向にあることには、
私も違和感をもっています。
でも、
高齢者領域にいる私が声を上げるより、
若い人に言ってもらった方が、
「説得力がある」と考え、
(当時者が言うと「利益誘導」と思われて、
素直に聞いてもらえないことが多いのです)
折に触れて若い人たちに、
「素敵な高齢者の存在」をアピールしています。

……と言うか、
ことさらアピールをしなくとも、
若い人から自然にそう思ってもらえる、
高齢者になるのが、
「本来あるべき姿」のような気もします。


(今日のけむり)

【わたしは4才4ヶ月。
人間だと33才、女の人の厄年ですね】


 クラブ・ウィルビーのホームページもぜひご覧ください。様々な情報を掲載しています。(ここをクリック)

残間里江子活動情報

月刊「清流」
残間里江子対談「人生、まだまだ進行形!」

202211_zanma_2x
秋元 康さん
5/1発売6月号

これまでの対談ゲストの方々は
こちらから

5/10(水)発売号
『週刊新潮』
エッセイ「私の週間食卓日記」


5/7(日)
毎日新聞 朝刊
連載「迫る」

人物の内面を探ったり、出来事の背景を掘り下げたりする大型読み物。 毎日新聞ホームページでも配信中。こちらから

毎週土曜日 あさ6時25分~6時50分
文化放送「大垣尚司・残間里江子のおとなファンクラブ」

楽しいセカンドライフを送るためのご提案などがたっぷり!金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、団塊世代プロデューサー残間里江子が 大人の目線でお届けします。

毎週土曜日 あさ7時40分~8時
ニッポン放送「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~」

私たちの暮らしをちょっと明るくする仕組みをゲストの方をお迎えしながら楽しくご紹介していきます。

6/3(土) よる11時~12時00分
BS-TBS「Together~だれにも言えないこと~」

あなたの悩みにTogetherならではの相談員が答えます! 残間は社会学者の古市憲寿さんと司会を務めています。


ブログの感想など、お便りはこちらから

こちらのフォームからお送りください。


willbe interview



過去のフォトアルバム

こちら




Programs & Events



最近のブログ記事