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プロフィール


残間里江子
(ざんま・りえこ)
プロデューサー
1950年、仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年に企画制作会社を設立。雑誌『Free』編集長、出版、映像、文化イベントなどを多数企画・開催。 2005年「愛・地球博」誘致総合プロデューサー、2007年には「ユニバーサル技能五輪国際大会」総合プロデューサーを務め、29万人を超える来場者を記録する。2009年には既存の「シニア」のイメージを払拭した新しい「日本の大人像」の創造を目指し、会員制ネットワーク「クラブ・ウィルビー」を設立。国土交通省「社会資本整備審議会」、財務省「財政制度等審議会」、文部科学省「生涯学習審議会委員」、内閣府「男女共同参画推進連携会議」など行政諸機関の委員を数多く歴任。 近著は『もう一度 花咲かせよう』 『閉じる幸せ』 『人と会うと明日が変わる』


【5/21】最近、キッパリ言い切ることが出来なくなっている気がします。

2023/05/21 23:15

第5741回
29時03分

ずっと原稿を書いています。
このブログは「ですます体」で書いていますが、
もう少し緊張した文章にしたいと思い、
「である体」で書いていたのですが、
語尾の強さが気になって、
再び「ですます体」に、
直したりしているうちに、
今夜もまた深夜になってしまいました。
先日大垣尚司さんが、
「残価設定型住宅ローン」
(日本経済新聞出版)
という新刊を出して、
順調な滑り出しを見せていますが、
一見難しそうな本ということで、
編集者からは、
「多くの人に読んで欲しいので、
是非『ですます体』で書いてください」と、
注文を受けたと語っていましたが、
小説などの文芸領域の本は別として、
ノンフィクションやハウツー本などは、
やさしい語調の「ですます体」のほうが、
読まれやすいのだそうです。

個人的には(性格的にも)
キッパリ言い切ってしまう、
「である体」の方が、
潔い気がして好きなのですが、
いったん「〜です(よ)」という、
やわらか表現に慣れてしまうと、
「〜だ」「〜なのである」と書くと、
ぶっきらぼうに思えてくるのです。

本棚にある本を見ると、
阿川佐和子さんの「聞く力」や、
林真理子さんの「野心のすすめ」
村上春樹さんの「職業としての小説家」
隈研吾さんの「建築家、走る」は、
「ですます体」で、
椎名誠さんの「失踪願望」や、
古市憲寿さんの「正義の味方が苦手です」
中野信子さんの「脳の闇」は、
「である体」でした。
(山口百恵さんの「蒼い時」も、
「である体」です)

「本を出す」ということが、
どんどん難しくなっている昨今ですが、
そろそろ長い文章に挑戦して、
自分の内面と向き合ってみたいと、
思い始めています。
「である体」で言い切るか、
「ですます体」で共感を重んじるか…。
考えどころです。


(今日のけむり)

【「わたしはけむりだ」と、
「わたしはけむりです」だと、
この顔にはどっちが似合いますか?】


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残間里江子活動情報

月刊「清流」
残間里江子対談「人生、まだまだ進行形!」

202211_zanma_2x
秋元 康さん
5/1発売6月号

これまでの対談ゲストの方々は
こちらから

5/10(水)発売号
『週刊新潮』
エッセイ「私の週間食卓日記」


5/7(日)
毎日新聞 朝刊
連載「迫る」

人物の内面を探ったり、出来事の背景を掘り下げたりする大型読み物。 毎日新聞ホームページでも配信中。こちらから

毎週土曜日 あさ6時25分~6時50分
文化放送「大垣尚司・残間里江子のおとなファンクラブ」

楽しいセカンドライフを送るためのご提案などがたっぷり!金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、団塊世代プロデューサー残間里江子が 大人の目線でお届けします。

毎週土曜日 あさ7時40分~8時
ニッポン放送「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~」

私たちの暮らしをちょっと明るくする仕組みをゲストの方をお迎えしながら楽しくご紹介していきます。

6/3(土) よる11時~12時00分
BS-TBS「Together~だれにも言えないこと~」

あなたの悩みにTogetherならではの相談員が答えます! 残間は社会学者の古市憲寿さんと司会を務めています。


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