このことについては、
ここ数年、政府はもとより、
企業内でもしばしば取り上げられる課題で、
私が社外取締役を務める会社では、
株主総会の席上、株主の皆さんから、
「何故、当社は女性役員が少ないのか」との、
質問を受けることも少なくありません。
今では普通の言葉として、
語られるようになった、
「男女共同参画社会」ですが、
かつては「婦人問題」という呼称で、
捉えられていた領域でした。
1975年に、
「婦人問題企画推進本部」が設置され、
1986年には、
「婦人問題企画推進有識者会議」が開催され、
私もメンバーの1人になりました。
(同年「男女雇用機会均等法」が、
施行されたのです)
1994年に、
「男女共同参画室」が設置され、
ようやくこうした課題は、
「婦人」の問題から「男女」の問題に、
拡充されたのです。
最初は努力目標のようなものでしたが、
1999年に、
「男女共同参画基本法」という法律が出来て、
女性の社会参画が加速されたのです。
(「法制度」にならないと、
実質的には動かないものなのですよね)
当初、
男性の多くは(特に政財界の重鎮男性は)
女性の社会参画をリアルに捉えてはおらず、
むしろ女性の社会参画には消極的でした。
それでも少子化が進み、
労働力人口が減少して来たことから、
女性労働者の存在を無視できなくなったことと、
国際社会では決定権を持つ場への、
女性の進出が当たり前になっていることや、
女性が活躍している企業ほど業績がいいとの、
報告がなされるに至って、
「日本も変わらなければならない」との認識が、
徐々に醸成されて行ったのです。
………そんな経緯を見て来た私は、
一部のエリート女性が、
その任を果たすのではなく、
(既得権を持つ男性を目覚めさせるには、
その存在も大きいのですが)
ごく普通の女性たちが、
社会で活躍出来る世の中になるのを、
応援したいと思っています。
(もちろん、そうしたいと思う女性たちを、
の話ですが)
20歳から結婚・出産という、
「通過儀礼」の間も、
(「離婚」や「親の介護」をも体験しつつ)
職業としての仕事を、
休まず(休めず……が正確ですが)
ここまでやってきた私ですが、
多分に「生活のため」でもありましたから、
偉そうなことは言えません。
私は「仕事」とは、
社会で「職業」を持つことだけではなく、
家内で「働く」ことも同等の価値だと、
考えていますから、
みんながみんな社会に「出番〜役割」を、
持つことはないと思っています。
ただ、
女性が社会で頑張りたいと思っても、
これまで男性主体で動いていた領域ですから、
まだまだ不備は多く、
壁にぶつかることも少なくありません。
そんな時、
目の前に立ちはだかる壁や崖を、
悩んだり苦しんだりしながら、
何とか乗り越えて来た私の拙き経験が、
少しでも役立つのなら、
協力したいと考えているのです。
………そして今、
せっかく「女性活躍」を望む声が、
世の中に広がって来ているのですから、
この波に乗らない手はないと思っています。
要は、
女性も男性も、
自分の人生を自分の「思い」(希望)に添って、
生きていくことが出来ればいいわけで、
社会に出て働きたい女性だけでなく、
家事を主軸に「主夫」として、
生きていきたい男性をも、
応援したいと思っています。
(今日のけむり)

【毛繕いに励むけむり。
毛繕いは手伝えないなぁ……】
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ここ数年、政府はもとより、
企業内でもしばしば取り上げられる課題で、
私が社外取締役を務める会社では、
株主総会の席上、株主の皆さんから、
「何故、当社は女性役員が少ないのか」との、
質問を受けることも少なくありません。
今では普通の言葉として、
語られるようになった、
「男女共同参画社会」ですが、
かつては「婦人問題」という呼称で、
捉えられていた領域でした。
1975年に、
「婦人問題企画推進本部」が設置され、
1986年には、
「婦人問題企画推進有識者会議」が開催され、
私もメンバーの1人になりました。
(同年「男女雇用機会均等法」が、
施行されたのです)
1994年に、
「男女共同参画室」が設置され、
ようやくこうした課題は、
「婦人」の問題から「男女」の問題に、
拡充されたのです。
最初は努力目標のようなものでしたが、
1999年に、
「男女共同参画基本法」という法律が出来て、
女性の社会参画が加速されたのです。
(「法制度」にならないと、
実質的には動かないものなのですよね)
当初、
男性の多くは(特に政財界の重鎮男性は)
女性の社会参画をリアルに捉えてはおらず、
むしろ女性の社会参画には消極的でした。
それでも少子化が進み、
労働力人口が減少して来たことから、
女性労働者の存在を無視できなくなったことと、
国際社会では決定権を持つ場への、
女性の進出が当たり前になっていることや、
女性が活躍している企業ほど業績がいいとの、
報告がなされるに至って、
「日本も変わらなければならない」との認識が、
徐々に醸成されて行ったのです。
………そんな経緯を見て来た私は、
一部のエリート女性が、
その任を果たすのではなく、
(既得権を持つ男性を目覚めさせるには、
その存在も大きいのですが)
ごく普通の女性たちが、
社会で活躍出来る世の中になるのを、
応援したいと思っています。
(もちろん、そうしたいと思う女性たちを、
の話ですが)
20歳から結婚・出産という、
「通過儀礼」の間も、
(「離婚」や「親の介護」をも体験しつつ)
職業としての仕事を、
休まず(休めず……が正確ですが)
ここまでやってきた私ですが、
多分に「生活のため」でもありましたから、
偉そうなことは言えません。
私は「仕事」とは、
社会で「職業」を持つことだけではなく、
家内で「働く」ことも同等の価値だと、
考えていますから、
みんながみんな社会に「出番〜役割」を、
持つことはないと思っています。
ただ、
女性が社会で頑張りたいと思っても、
これまで男性主体で動いていた領域ですから、
まだまだ不備は多く、
壁にぶつかることも少なくありません。
そんな時、
目の前に立ちはだかる壁や崖を、
悩んだり苦しんだりしながら、
何とか乗り越えて来た私の拙き経験が、
少しでも役立つのなら、
協力したいと考えているのです。
………そして今、
せっかく「女性活躍」を望む声が、
世の中に広がって来ているのですから、
この波に乗らない手はないと思っています。
要は、
女性も男性も、
自分の人生を自分の「思い」(希望)に添って、
生きていくことが出来ればいいわけで、
社会に出て働きたい女性だけでなく、
家事を主軸に「主夫」として、
生きていきたい男性をも、
応援したいと思っています。
(今日のけむり)

【毛繕いに励むけむり。
毛繕いは手伝えないなぁ……】
