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プロフィール


残間里江子
(ざんま・りえこ)
プロデューサー
1950年、仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年に企画制作会社を設立。雑誌『Free』編集長、出版、映像、文化イベントなどを多数企画・開催。 2005年「愛・地球博」誘致総合プロデューサー、2007年には「ユニバーサル技能五輪国際大会」総合プロデューサーを務め、29万人を超える来場者を記録する。2009年には既存の「シニア」のイメージを払拭した新しい「日本の大人像」の創造を目指し、会員制ネットワーク「クラブ・ウィルビー」を設立。国土交通省「社会資本整備審議会」、財務省「財政制度等審議会」、文部科学省「生涯学習審議会委員」、内閣府「男女共同参画推進連携会議」など行政諸機関の委員を数多く歴任。 近著は『もう一度 花咲かせよう』 『閉じる幸せ』 『人と会うと明日が変わる』


【1/17】三枝成彰さんの「80歳コンサート」で「80歳」の大いなる可能性を感じました。

2022/01/17 11:15

第4911回
32時15分

首都圏に「まん延防止等重点措置」が、
出されるのではと言われている中、
我らが兄貴・三枝成彰さんの、
記念すべきコンサートが、
サントリーホールで、
開催されました。
その名も、
「三枝成彰 80歳コンサート」
三枝さんの誕生日は7月8日ですから、
まだ80歳にはなっていないのですが、
先ごろ会った時に、
「サントリーホールが、
この日しか空いていなかったんだよ」と、
言っていましたが、
いずれにしても、
傘寿を記念してのコンサートです。

「若さの保持」を、
大切にしている三枝さんが、
自ら「80歳」を、
声高らかに謳うコンサートを、
開催するとは思っていなかったので、
最初聞いた時には、
意外な気がしたのですが、
出かけてみると、
「これからまだまだ頑張ります!」の、
決意表明のコンサートでした。

「お世話になっている皆様へ」と題した、
ご招待の手紙には、
「今回、日本を代表するピアニストの、
一人としてご活躍中の辻井伸行様より、
委嘱をいただき、
新作のピアノ協奏曲を作曲いたしました。
このコンサートで世界初演いたします。
また、2010年に作曲した、
男声合唱団のための、
『最後の手紙〜The Last Message』を、
このたび混声合唱に改訂し、
ピアノ協奏曲とともに世界初演します。
『最後の手紙』は第二次世界大戦で、
亡くなられた、
世界12カ国13名の兵士たちが、
家族などに宛てて戦地から書いた、
最後の手紙の文章をもとに、
コピーライターの故・眞木準様が、
歌詞の構成を手がけてくださり、
私が作曲した作品です」と、
書かれてありました。

「最後の手紙」は、
六本木男声合唱団の歌で、
聴いたことはありましたが、
「女声」が入ることによって、
愛する人との別離の哀しみが、
より強く伝わってきたように思います。
曲の合間にナレーションが、
入るのですが、
これは六本木男声合唱団の、
メンバーでもある、
元フジテレビアナウンサーの、
露木茂さんが務められましたが、
間の取り方が絶妙で、
重厚な声音は、
作品にさらなる品位を付加していました。

三枝さんは、
「なぜ戦争の悲劇は繰り返されるのか」を、
訴えるため、
舞台上にスクリーンを設置し、
13通の手紙を歌い終えて、
終曲の第14曲で、
ラテン語、英語、ブルガリア語、
ヘブライ語、イタリア語、中国語、
韓国語、フランス語、ドイツ語、
ロシア語、アルメニア語で、
『私たちに平和をお与えください』と、
歌いながら、
各国の戦没者数を字幕で見せて、
第一幕を閉じました。

まさに、
「80歳のコンサート」に相応しい、
メッセージだと思いましたし、
前の席の男性がメガネを外して、
白いハンカチで涙を拭うのを見ながら、
私も白いマスクの中に涙を、
流していました。

辻井さんに書いたピアノ協奏曲は、
三枝さんが、
「私はいつも演奏家の都合を考えずに、
難しい曲を書いてしまいがちなのですが、
今回のピアノ協奏曲は、
いつも以上に難度の高い曲に、
なってしまいました」と言う通り、
冒頭、打楽器が怒涛のように、
連打される中で、
辻井さんの力強いピアノと、
オーケストラが交錯するという、
圧倒される迫力のピアノ協奏曲でした。

嵐のような音楽が去ったあと、
最後に一台のトイピアノ
(おもちゃのピアノ)による、
美しいメロディーが奏でられるのですが、
その楽譜に三枝さんは「母よ」と、
記したそうです。
幼い頃に辻井さんの母・いつ子さんが、
おもちゃのピアノを買い与えたことが、
辻井さんが音楽を目指すキッカケに、
なったということから、
息子からの母への感謝の気持ちを、
このメロディーに込めたということですが、
私には先ごろ亡くなられた、
三枝さんのお母さんへの気持ちも、
感じられました。

公演パンフレットには、
〜本年、80歳を迎えますが、
まだこれで終わりではございません〜と、
書かれてあって、
既に手がけている、
2つのオペラをはじめとする
次の仕事がビッシリ書かれてありました。

……今日は「80歳」という数字が、
新しい輝きを持つ言葉に思えて、
嬉しくなりました。


(今日のけむり)

【鎮痛剤が切れると痛い方の脚が、
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私も膝痛が始まりましたので、
支え合って生きていきます】




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