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プロフィール


残間里江子
(ざんま・りえこ)
プロデューサー
1950年仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年 株式会社キャンディッド・コミュニケーションズを設立。
雑誌「Free」(平凡社刊)編集長、山口百恵著「蒼い時」の出版プロデュース、 2001年には、栗原はるみさんから小泉総理(当時)まで、各界で活躍する119人のパネリストによる10日間連続大型トークセッション 「大人から幸せになろう」をはじめとする自主企画事業など、映像、文化イベント等を多数企画・開催する。
2007年には「ユニバーサル技能五輪国際大会」総合プロデューサーを務め、29万人を超える来場者を記録した。
著書に『もう一度 花咲かせよう』(中公新書ラクレ)『閉じる幸せ』(岩波新書)など。



<近著>
『もう一度 花咲かせよう』(中公新書ラクレ)

【9/12】私たち、そろそろ他人の気持に「甘える勇気」も必要ですね。

2019/09/12 11:30

第4054回
29時03分

1週間前に、
乳癌手術を終えた友人が、
午前中退院すると言うので、
病院へ行きました。
自分で何でもやってのける人なので、
私がすることはあまりないのですが、
1人で入院中の荷物を持って、
退院する気持を思うと、
「そばにいるだけでも」と、
思ったのです。
この先、
私たちの世代は、
1人でやらなければならないことが、
増えるでしょうし、
事実彼女も、
「退院の日は1人で頑張ってみたいです」と、
メールをくれたのですが、
「みたいです」という言葉の中に、
もしかしたら私でも、
「一緒にいられる余地」が、
あるような気がして、
押し掛けることにしたのです。

手術を伴う入院なのですから、
病室で色々な思いが、
去来したことでしょうし、
(私は何回も入・退院を、
繰り返していますが、
それでも夜のしじまの中で、
病室の天井を見つめていると、
さまざまな思いに駆られましたから)
それらの思いに、
自分自身で区切りをつけて、
退院を迎えるのですから、
せめて誰かが、
「退院おめでとう、良かったね」と、
言ってあげられたらと思うのです。

これからは、
いくつものことを、
「独りきり」で、
乗り切らなければならないと、
私も覚悟は決めていますが、
それでも「誰かにいてもらえるだけ」でも、
心が安らぐ時はあるような気がします。

彼女は元々潔い性格の人なので、
最初は固辞していましたが、
「ただ家まで送って行くだけでもと、
思っています。送って行っても、
部屋には入らないし、
家の中は見ないから大丈夫よ」と、
冗談めかしてメールをしたら、
「心強いです」と、一行だけの、
短い返信が来たのです。

病院へ着くと(案の定)
既に彼女は、
退院の手続きを終えていて、
タクシー乗り場近くの、
ロビーで私を待っていました。

最近の病院は、
何でもレンタルしてくれるそうで、
思ったより荷物は少なかったのですが、
それでも手術直後の、
女性が持つには重すぎます。
彼女は私の手指痛を知っているので、
何度も「手、大丈夫?」と、
聞くのですが、
痛みが右手指から左手指に、
移りかけているので、
問題なく持つことが出来ました。

彼女の自宅に行くのは、
初めてのことですし、
入院前には、
仕事に支障をきたさないようにと、
一応の区切りをつけるために、
多忙だったのを知っていましたから、
(家の中の片付けも、
ままならなかったであろうと察して)
家の中には入らずに帰ろうと、
思っていたのです。
でも2人で、
荷物を運び込んでいるうちに、
自然に入室してしまい、
お見舞いにいただいたという、
クッキーを食べながら、
2時間近くの、
ティ―タイムになりました。
彼女も「大任」を果たしたあとの、
11日ぶりの我が家に、
軽い高揚感があるようで、
いつもよりお喋りが弾んでいました。

退院の日に、
こんな時間を持ったのは、
かつてナカヤマが、
くも膜下出血で40日間入院をし、
退院して家に帰ってくるのを、
彼女の好物のお鮨をとって、
待っていた時以来です。

ナカヤマは家族がいますから、
独りきりではありませんでしたが、
いくら入院(あるいは手術)したことによって、
病魔が退散したとはいえ、
病院から1人で部屋に帰ってくるのは、
私でも「ちょっと辛いかな」と、
思ったので、
余計な「おせっかいおばさん」を、
してしまった次第です。

「人の迷惑になりたくない!」
「自分独りで解決しなきゃ!」も、
解りますが、
「やってあげたい」と、思ってくれている、
相手の気持を、
受け入れる柔軟な気持も、
この先は大切な気がします。
(………こう書きながら、
自分にも言い聞かせています)


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残間里江子活動情報

YouTube「東海林のり子&岡野あつこ 新大人の時間」
10月のゲストとして出演! 毎週水曜日昼頃更新。
第一回はルーツである宮城県や静岡県、アナウンサー時代を語ります。

10/12(土) よる11時~12時00分
BS-TBS「Together~だれにも言えないこと~ 」

あなたの悩みにTogetherならではの相談員が答えます! 残間は社会学者の古市憲寿さんと司会を務めています。

10/22(火・祝) 12時~東京
日経ウェルエイジングフォーラム
「人生100年時代、健康で豊かなシニア時代を拓く」

プロジェクトのキックオフイベント。弘兼憲史さんと対談します。参加無料、要事前申込。

11/12(火) 13時~東京
指定都市市長会シンポジウム「文化芸術立国の実現に向けた指定都市の役割 ~文化芸術がもたらす都市の豊かさ~」

基調講演「文化芸術が持つ力」。参加無料、要事前申込。

月刊「清流」
残間里江子対談「人生、まだまだ進行形!」

10/1発売11月号 中尾ミエさん
11/1発売12月号 芳村真理さん

毎週土曜日 あさ7時40分~8時
ニッポン放送「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~」

私たちの暮らしをちょっと明るくする仕組みをゲストの方をお迎えしながら楽しくご紹介していきます。

毎週日曜日 あさ9時30分~9時55分
文化放送「大垣尚司・残間里江子のおとなファンクラブ」

楽しいセカンドライフを送るためのご提案などがたっぷり!金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、団塊世代プロデューサー残間里江子が 大人の目線でお届けします。

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