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プロフィール


残間里江子
(ざんま・りえこ)

プロデューサー
1950年仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年 株式会社キャンディッド・コミュニケーションズを設立。
雑誌「Free」(平凡社刊)編集長、山口百恵著「蒼い時」の出版プロデュース、 2001年には、栗原はるみさんから小泉総理(当時)まで、各界で活躍する119人のパネリストによる10日間連続大型トークセッション 「大人から幸せになろう」をはじめとする自主企画事業など、映像、文化イベント等を多数企画・開催する。
2007年には「ユニバーサル技能五輪国際大会」総合プロデューサーを務め、29万人を超える来場者を記録した。
著書に『もう一度 花咲かせよう 「定年後」を楽しく生きるために』(中公新書ラクレ)『閉じる幸せ』(岩波新書)など。



<4月9日発売 最新刊>
『もう一度 花咲かせよう 「定年後」を楽しく生きるために』(中公新書ラクレ)

【7/10】ジャニー喜多川さんの逝去に思うこと。

2019/07/10 18:00

第3990回
30時44分

ジャニー喜多川さんのことを、
考えていたら、
今朝生島さんのラジオに出演するため、
起床時間が午前3時だったというのに、
今夜も(もう明日ですが)午前2時半まで、
全く眠れません。
1962年に創立したジャニーズ事務所とは、
1970年代はじめに、
私が「女性自身」の記者時代、
芸能プロダクションと記者という関係での、
普通のつき合いはありましたが、
近しい間柄になったのは、
1980年代初頭です。

「近しい」と、言っても、
私の場合はジャニーさんではなく、
姉・メリー喜多川さんとでしたから、
ジャニーさんとは、
数回しかお会いしていないのです。

1978、9年当時、
ジャニーズ事務所はフォーリーブスが解散し、
郷ひろみさんが他の事務所に移籍して、
タレントは1977年にデビューした、
川崎麻世さんだけでした。
それまでは、
飯倉片町の3階建てくらいのビルを、
一棟借りしていたのに、
「今度赤坂に引っ越したのよ、
遊びに来て!」と、
メリーさんから電話があって、
伺った新事務所は、
近々取り壊しが決まっているという、
廃虚に近いビルでした。

芸能界は、
とても解りやすい世界で、
上昇気運の中に在る人の側には、
絶えず人垣が出来ていますが、
下降気味の人の周りは、
急に潮が引いたように誰も寄りつきません。

「仕事には浮き沈みがあるものよ。
うまくいっていない時には、
それなりにするしかないじゃない。
再びうまくいったら、
その時はまた引っ越しをすればいいのよ。
今は社員も少なくなったから、
転換も早くなったのよ。
戦艦大和だと旋回も大変だけど、
ボートだと小回りが利くから、
変化もしやすくもなるしね」と、
メリーさんは明るく笑っていましたが、
男の経営者なら、
こうはいかないのではないかと、
感じていました。

男性経営者の多くは、
エレベーター付きのビルから、
外階段のモルタルアパート風のビルに移転したら、
鬱々してヤル気を失い、
再起は困難だと思ったのです。
メリーさんの「旋回論」を伺って、
「有能な女性経営者」だと得心しましたし、
あの状況下で、
姉のマネージメントに異を唱えることもなく、
端(世間)から何と思われようが、
自分を信じて「次の構想」を錬っている、
ジャニーさんも凄い人だと思いました。

たしか当時の、
ジャニーズ事務所の社員は数人で、
メリーさんは川崎麻世さんを、
東京駅や羽田空港、撮影所やホールまで、
自らハンドルを握って送り迎えをし、
先頃香取慎吾さんらと独立した飯島さんが、
ファンからの葉書などを整理していました。

私は1980年春に、
キャンディッドを設立したのですが、
「蒼い時」はまだ先の話で、
友人の伝手でアリスの会社の、
パンフレットやニュースレターなどを作って、
糊口を凌いでいました。
そんなある日、
メリーさんから電話をいただいたのです。
「今度『たのきん』という、
新人をデビューさせることになったの。
手伝ってもらえないかしら?」と。

初めて「たのきん」という、
名を聞いた時には、
「う〜む、ジャニーズ事務所も、
お笑いに転向したか………」と思いました。
「たのきん」は1人で、
3人の男性ユニットだとは、
想像出来なかったのです。
かくして、
コンサートチケットから、
コンサートパンフレット、ポスター、
写真集やカレンダーなど、
「たのきん」のビジュアル制作を、
やらせていただくことになったのです。

1980年当時、
ジャニーズ事務所とキャンデッドは、
ほとんど同じような「状態」だったと、
思うのですが、
瞬く間に「たのきん」がブレークし、
次いでその勢いは「少年隊」へと受け継がれ、
あれよあれよという間に、
今日の姿に近づいて行き、
「雲泥の差」どころか、
規模も内容も大きく開いてしまいました。

………その後も、
メリーさんとのつき合いは続いていますし、
私が「club willbe」を立ち上げた時には、
「3年間サポートするわ」と、
言ってくださって、
きっちり3年間ご協賛くださったのです。
(初期のwillbeパンフレットを持っている方は、
「ご協賛」の欄をご覧ください。
今では「夢まぼろし」みたいな存在なので………)

先週末、
私と「連絡をとりたい」というような、
話があったので、
お待ちしていたのですが、
関係者に伺うと、
その頃からジャニーさんの病院に、
つめていらしたようです。

落ち着かれたら、
ご連絡を下さるだろうと思いつつ、
今は静かに「その時」を待っています。


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