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プロフィール


残間里江子
(ざんま・りえこ)

プロデューサー
1950年仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年 株式会社キャンディッド・コミュニケーションズを設立。
雑誌「Free」(平凡社刊)編集長、山口百恵著「蒼い時」の出版プロデュース、 2001年には、栗原はるみさんから小泉総理(当時)まで、各界で活躍する119人のパネリストによる10日間連続大型トークセッション 「大人から幸せになろう」をはじめとする自主企画事業など、映像、文化イベント等を多数企画・開催する。
2007年には「ユニバーサル技能五輪国際大会」総合プロデューサーを務め、29万人を超える来場者を記録した。
著書に『もう一度 花咲かせよう 「定年後」を楽しく生きるために』(中公新書ラクレ)『閉じる幸せ』(岩波新書)など。



<4月9日発売 最新刊>
『もう一度 花咲かせよう 「定年後」を楽しく生きるために』(中公新書ラクレ)

【7/9】団塊世代と新人類が語り合いました。

2019/07/09 18:00

第3989回
27時24分

「なんか世の中、
どんどんおかしくなっている気がするんだ。
そう思わないか?」と、
私より2歳年上の男性が言う。
「たしかにおかしくなっているよね。
でも、僕たちの世代も含めて、
みんな何も言わないよね」
そう言ったのは、
彼よりもう1歳年上の男性だ。
最近、
このような話をしばしば聞く。
「要するに、世の中、
万事に緩くなっていると思うんだ。
何をしても許されるというか、
昔なら叱責されたことにも、
ネットなどで匿名で糾弾しても、
誰も面と向かっては叱責しないからね。
せめて俺たちだけでも、
そのへんをきちんとしなければ、
ならないんじゃないかと焦るんだけど、
何か出来ることないかな。
そう言う俺も、
今はまだ仕事があるけれど、
あと数年もしたら、
どうなっているか判らないからね。
団塊世代の俺たちこそ、
最後の力をふり絞ってでも、
まずは同世代に『立ち上がろう!』と、
呼びかけることから始めようよ」と、
1948年生まれが言ったところ、
「私が見たところ、
団塊世代はこの1〜2年で、
凄く変わりましたよ。
お2人は今も現役ですから、
活動・活躍の場を持っていますが、
団塊世代は70歳が、
視野に入りはじめたあたりから、
諦めが先に立っているようで、
最近は何もしていない人が増えていますよ。
60代前半までは、
楽器をやり始めたり、
シニア起業を計画していた男性も、
いつのまにか静かになって、
楽器を続けている人も、
少なくなっているみたいですから。
特に名の知れた会社で働いていた男性に、
多いような気がします。
結局、元いた会社の肩書きで、
「人生の幕引き」にしたいんじゃないですか」と、
キッパリ言い放ったのは、
マーケティングの仕事をしている、
1964年生まれの女性だ。

「じゃあ、俺たちが同世代の男たちに、
『一緒に頑張ろうよ!』と言っても、
ついてくる人はいないということ?
ところで、
残間さんが主宰している,
club willbeの人たちはどう?」と、
それまで2人の団塊男性の話を、
黙って聞いていた私に、
突然、ボールが飛んで来た。

「club willbeの人達は、
一人ひとりが自ら、
実名で登録してくれていますからね。
総じて積極的な人たちです。
クラブのテーマが、
『いつまでも社会と関わろう』と、
いうものなので、
世の中の動きにも敏感ですし、
新しい人との出会いにも前向きです。
でも、団塊世代全体を見ると、
おっしゃるように男性の多くは、
今更叱咤されたり喝を入れられたりは、
されたくないと思っているような気もします。
ただ内心は『これでいいのか、俺の人生』と、
思っている感もあるので、
2〜3年以内なら、
まだ動き出すかもしれません」と、
私は団塊男性に愛と期待を持って、
1948年生まれの男性の問いに答えました。

すると、
意を決したように、
55歳のワーキングウーマンが、
言ったのです。
「戦後間もなくの、
物のない貧しさを知っていて、
その後、高度経済成長、オイルショック、
バブル経済、リーマンショックと、
世の中のアップダウンを目の当たりにしてきた、
団塊世代のみなさんは、
私たち50代からみると憧れであり、
目標でもあったので、
ここまでの体験を踏まえて、
私たち世代に向けて、
『この先、こうしたらいい』とか、
『これだけはしてはいけない』といった、
生きる極意を伝授して欲しいですね」

「えっ?あなた達から見たら、
私たちの世代は鬱陶しいだけじゃないの?」と、
私が思わず聞き返すと、
「お説教とあからさまな自慢話は、
ご遠慮したいですが(笑)
苦境をどう乗り切ったかの話や、
失敗談は是非伺いたいです。
喝を入れるべきはみなさんの同世代ではなく、
40代後半から50代後半、
還暦前の人たちだと思うのですが………。
その方が世の中は変わると思います」

団塊男性2人と団塊世代の私と、
「新人類」と呼ばれた女性の会話は、
新人類女性の「総括」で幕を閉じた。

たしかに団塊世代の男性の中には、
諦めの境地が見え隠れもしているが、
それでも心密かに、
「人生最後の自分の花」を、
咲かせたいという、
情熱のカケラをまだ持っている気が、
するんだけどなぁ………。

追伸)
ジャニー喜多川さんの訃報に接し、
心が痛んでいます。
87歳・現役のまま亡くなられたのですから、
「アラ古稀」世代も頑張らなきゃと思います。


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