……とは言え、
せっかく長く咲いている桜を、
このままやり過ごすのは、
いかにも淋しいので、
今日は「club willbe」の、
イベント企画の視察を兼ねて、
「和食 折紙 浅草」に行き、
美味しい和食をいただきながら、
窓越しではありましたが、
隅田河畔の桜を楽しみました。
このレストランで、
willbeメンバーのみなさんと、
昼食会か夕食会を開こうと考えているのは、
このレストランが、
イスラム、シャリーアにかなった、
食材(ハラール)で調理した、
お料理を提供しているからです。
イスラム教徒は世界に約16億人、
その6割にあたる約10億人が、
アジア地域に住んでいて、
日本国内には留学生や企業研修生を含めて、
約20万人が暮らしています。
イスラム教徒の人口の延びは、
世界人口の延びの1.4倍を上回り、
2030年には22億人、
2050年には1.7倍の約28億人に増え、
世界人口の4分の1を超えると、
予想されています。
中でもインドネシアは、
人口の2億5千万人の約9割を、
イスラム教徒が占め、
かつ平均年齢が30歳前後で市場が若く、
今後ますます経済成長が、
期待出来ると言われています。
インドネシアは親日国であり、
中間層の所得水準の上昇に伴って、
日本への来訪者も増えているのですが、
イスラム教徒に対する食品の供給は、
まだまだ十分ではないのです。
外国人観光客で、
賑わいを見せている浅草にも、
ハラール認証レストランと、
ムスリム向けのメニューを提供する店は、
あまりなかったのですが、
藤田観光は昨年7月に、
「 Japanese Restaurant ORIGAMI Asakusa」を、
開業したのです。
正式なムスリムのレストランにするためには、
日本ムスリム・フレンドリーマーク、
日本イスラ―ム文化センターハラール認証を、
取得しなければなりません。
なので「ORIGAMI」では、
ハラール食材について講習を受けた調理師が、
認定された食材だけを使って料理を提供しています。
豚肉とアルコールは禁止されているということは、
知っている方も多いと思いますが、
豚肉由来の調味料(ラードや出汁など)も、
使ってはいけないのです。
アルコールも飲酒禁止はもちろんですが、
みりんや調理酒にも厳格ですし、
醤油など発酵の過程で生じる、
アルコールの含有量にも厳しく、
含有量を1%未満にするなど、
しなければなりません。
牛肉と鶏肉は人気のある食材ですが、
これも食肉解体の処理は指定工場に限られていて、
加工・流通・包装・保管は、
公衆衛生や食品衛生を重んじて、
多岐にわたって厳しい取り決めがあります。
このレストランは、
ムスリムの皆さん以外の方々にも、
おいでいただきたいので、
アルコールは出していますが、
(私たちもハイボールと赤ワインを飲みました。
お酒は比較的安価です)
グラスは専用グラスを使い、
ソフトドリンクで使うグラスとの、
併用は禁止されていますし、
アルコールを提供する際の備品も、
キッチンへは持ち込まず、
専用エリアで手洗いをした上で保管しています。
私たちは、
私が牛肉のしゃぶしゃぶ、
他の人たちは牛鍋と牛焼きカツを、
メインに選んだのですが、
一人ひとりに小鍋が設えられて、
4人で来て4人全員が、
バラバラのメニューを頼んでも、
気持ちよく応えてくれます。
「お独りさま鍋」と聞くと、
シャビーと言うか……、
侘びしさを感じることがしばしばですが、
ここの「独り鍋」は、
しゃぶしゃぶと牛鍋の鍋は、
それぞれシャブ鍋とすき焼き鍋ですし、
カツを炙る富士山溶岩製の焼き板も、
趣があります。
お料理は、
刺し身や煮物などが、
盛り合わせになっている前菜に、
野菜と魚介の天ぷら、お椀(煮物)が出て、
そのあとがメインと、
主食の釜飯が出てきましたが、
食材にも調理にも心がこもっていて、
美味しくいただきました。
ここまででも十分満腹なのですが、
このあとのデザートが、
海外からいらっしゃる方々に大好評という、
「参加型・鯛焼き作り」となっています。
目の前のコンロに鯛焼き器を乗せて、
自分の鯛焼きを作るのですが、
(粉も餡もセットしてくれています)
これが思ったより楽しいのです。
(私はこういう趣向は、
どちらかといえば「苦手」なのですが、
そんな私でも楽しめましたし、
ナカヤマは「家にお客さんを呼んだ時に、
やってみようっと!」と、言って、
「器具」を買いに合羽橋に行くようです。
(因みに夏は自分で絞り出すトコロテンになります)
また、
これはハラールレストランでも、
あまりない設えらしいのですが、
2階の礼拝室には、
「ウドゥ」と呼ばれる手足の洗い場も、
設置してありますので、
これまではトイレの洗面台で、
洗っていた方たちも、
安心して手足を浄めているようです。
開業してしばらくは、
まだ宣伝が行き届いておらず、
日本人が7割で、
外国の方が3割だったのが、
最近は逆転して外国の方が7割で、
日本人は3割になっているそうです。
今日も私たち以外はみな外国の方でした。
スタッフはムスリムの人2名をはじめ、
外国人スタッフが大半で、
私たちのテーブルは、
ベトナムの女性が担当してくれました。
(全員、日本語対応ができますし、
日本人スタッフもおります)
個人的には、
これだけ丁寧に、
オペレーションをしているのですから、
「ハラールレストラン」を前面に掲げて、
店頭をもっと派手に飾ればいいのにと、
思うのですが、
藤田観光らしく(?)さりげなさすぎて、
大通りに面しているのに、
あまり目立たず、
普通の和食屋さんに、
見えるのが惜しい気がします。
浅草にいらしたら、
立ち寄っていただきたいですが、
自分だけでは「何となく入りにくい」と、
思われる方のために、
「club willbe」の企画として、
実現させたいと考えていますので、
その節はどうぞよろしくお願い致しますね。
さて、
長々とすみません。
この「長々ブログ」も、
そろそろリノベーションを、
図ろうかと考えています。
既に新タイトルは決まっているのですが、
中身をどうするか、
目下ヒロモリ・ナカヤマと、
協議中です。
おそらく来週あたりから、
もっと簡潔な(短い)
ブログになると思うのですが、
書き始めると、ついつい………。
気がつけば、
こんな長(駄)文になってしまうクセは、
簡単に直るでしょうか。
クラブ・ウィルビーのホームページもぜひ見てください。様々な情報を更新しています。(ここをクリック)
せっかく長く咲いている桜を、
このままやり過ごすのは、
いかにも淋しいので、
今日は「club willbe」の、
イベント企画の視察を兼ねて、
「和食 折紙 浅草」に行き、
美味しい和食をいただきながら、
窓越しではありましたが、
隅田河畔の桜を楽しみました。
このレストランで、
willbeメンバーのみなさんと、
昼食会か夕食会を開こうと考えているのは、
このレストランが、
イスラム、シャリーアにかなった、
食材(ハラール)で調理した、
お料理を提供しているからです。
イスラム教徒は世界に約16億人、
その6割にあたる約10億人が、
アジア地域に住んでいて、
日本国内には留学生や企業研修生を含めて、
約20万人が暮らしています。
イスラム教徒の人口の延びは、
世界人口の延びの1.4倍を上回り、
2030年には22億人、
2050年には1.7倍の約28億人に増え、
世界人口の4分の1を超えると、
予想されています。
中でもインドネシアは、
人口の2億5千万人の約9割を、
イスラム教徒が占め、
かつ平均年齢が30歳前後で市場が若く、
今後ますます経済成長が、
期待出来ると言われています。
インドネシアは親日国であり、
中間層の所得水準の上昇に伴って、
日本への来訪者も増えているのですが、
イスラム教徒に対する食品の供給は、
まだまだ十分ではないのです。
外国人観光客で、
賑わいを見せている浅草にも、
ハラール認証レストランと、
ムスリム向けのメニューを提供する店は、
あまりなかったのですが、
藤田観光は昨年7月に、
「 Japanese Restaurant ORIGAMI Asakusa」を、
開業したのです。
正式なムスリムのレストランにするためには、
日本ムスリム・フレンドリーマーク、
日本イスラ―ム文化センターハラール認証を、
取得しなければなりません。
なので「ORIGAMI」では、
ハラール食材について講習を受けた調理師が、
認定された食材だけを使って料理を提供しています。
豚肉とアルコールは禁止されているということは、
知っている方も多いと思いますが、
豚肉由来の調味料(ラードや出汁など)も、
使ってはいけないのです。
アルコールも飲酒禁止はもちろんですが、
みりんや調理酒にも厳格ですし、
醤油など発酵の過程で生じる、
アルコールの含有量にも厳しく、
含有量を1%未満にするなど、
しなければなりません。
牛肉と鶏肉は人気のある食材ですが、
これも食肉解体の処理は指定工場に限られていて、
加工・流通・包装・保管は、
公衆衛生や食品衛生を重んじて、
多岐にわたって厳しい取り決めがあります。
このレストランは、
ムスリムの皆さん以外の方々にも、
おいでいただきたいので、
アルコールは出していますが、
(私たちもハイボールと赤ワインを飲みました。
お酒は比較的安価です)
グラスは専用グラスを使い、
ソフトドリンクで使うグラスとの、
併用は禁止されていますし、
アルコールを提供する際の備品も、
キッチンへは持ち込まず、
専用エリアで手洗いをした上で保管しています。
私たちは、
私が牛肉のしゃぶしゃぶ、
他の人たちは牛鍋と牛焼きカツを、
メインに選んだのですが、
一人ひとりに小鍋が設えられて、
4人で来て4人全員が、
バラバラのメニューを頼んでも、
気持ちよく応えてくれます。
「お独りさま鍋」と聞くと、
シャビーと言うか……、
侘びしさを感じることがしばしばですが、
ここの「独り鍋」は、
しゃぶしゃぶと牛鍋の鍋は、
それぞれシャブ鍋とすき焼き鍋ですし、
カツを炙る富士山溶岩製の焼き板も、
趣があります。
お料理は、
刺し身や煮物などが、
盛り合わせになっている前菜に、
野菜と魚介の天ぷら、お椀(煮物)が出て、
そのあとがメインと、
主食の釜飯が出てきましたが、
食材にも調理にも心がこもっていて、
美味しくいただきました。
ここまででも十分満腹なのですが、
このあとのデザートが、
海外からいらっしゃる方々に大好評という、
「参加型・鯛焼き作り」となっています。
目の前のコンロに鯛焼き器を乗せて、
自分の鯛焼きを作るのですが、
(粉も餡もセットしてくれています)
これが思ったより楽しいのです。
(私はこういう趣向は、
どちらかといえば「苦手」なのですが、
そんな私でも楽しめましたし、
ナカヤマは「家にお客さんを呼んだ時に、
やってみようっと!」と、言って、
「器具」を買いに合羽橋に行くようです。
(因みに夏は自分で絞り出すトコロテンになります)
また、
これはハラールレストランでも、
あまりない設えらしいのですが、
2階の礼拝室には、
「ウドゥ」と呼ばれる手足の洗い場も、
設置してありますので、
これまではトイレの洗面台で、
洗っていた方たちも、
安心して手足を浄めているようです。
開業してしばらくは、
まだ宣伝が行き届いておらず、
日本人が7割で、
外国の方が3割だったのが、
最近は逆転して外国の方が7割で、
日本人は3割になっているそうです。
今日も私たち以外はみな外国の方でした。
スタッフはムスリムの人2名をはじめ、
外国人スタッフが大半で、
私たちのテーブルは、
ベトナムの女性が担当してくれました。
(全員、日本語対応ができますし、
日本人スタッフもおります)
個人的には、
これだけ丁寧に、
オペレーションをしているのですから、
「ハラールレストラン」を前面に掲げて、
店頭をもっと派手に飾ればいいのにと、
思うのですが、
藤田観光らしく(?)さりげなさすぎて、
大通りに面しているのに、
あまり目立たず、
普通の和食屋さんに、
見えるのが惜しい気がします。
浅草にいらしたら、
立ち寄っていただきたいですが、
自分だけでは「何となく入りにくい」と、
思われる方のために、
「club willbe」の企画として、
実現させたいと考えていますので、
その節はどうぞよろしくお願い致しますね。
さて、
長々とすみません。
この「長々ブログ」も、
そろそろリノベーションを、
図ろうかと考えています。
既に新タイトルは決まっているのですが、
中身をどうするか、
目下ヒロモリ・ナカヤマと、
協議中です。
おそらく来週あたりから、
もっと簡潔な(短い)
ブログになると思うのですが、
書き始めると、ついつい………。
気がつけば、
こんな長(駄)文になってしまうクセは、
簡単に直るでしょうか。
