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プロフィール


残間里江子
(ざんま・りえこ)
プロデューサー
1950年、仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年に企画制作会社を設立。雑誌『Free』編集長、出版、映像、文化イベントなどを多数企画・開催。 2005年「愛・地球博」誘致総合プロデューサー、2007年には「ユニバーサル技能五輪国際大会」総合プロデューサーを務め、29万人を超える来場者を記録する。2009年には既存の「シニア」のイメージを払拭した新しい「日本の大人像」の創造を目指し、会員制ネットワーク「クラブ・ウィルビー」を設立。国土交通省「社会資本整備審議会」、財務省「財政制度等審議会」、文部科学省「生涯学習審議会委員」、内閣府「男女共同参画推進連携会議」など行政諸機関の委員を数多く歴任。 近著は『もう一度 花咲かせよう』 『閉じる幸せ』 『人と会うと明日が変わる』


【3/6】「なにわのコリオグラファーしげやん」との素敵な出会い。

2019/03/06 10:45

第3864回
29時23分

4時半に起きればいいのに、
またしても午前3時03分に起床。
4時50分過ぎに、
TBSラジオから新聞の早刷りコピーが、
我が家の「爆音ファクス」から流れてきて、
6時03分から生島ヒロシさんの、
「おはよう一直線」に電話生出演しました。
終わって、
お風呂に入り、
身を浄めたところで、
仏壇に手を合わせ、
桜の盆栽に水やりをし、
2回目の拙著校正を開始し、
お昼過ぎまで集中してやりました。

14時からは、
ニッポン放送で、
「おしゃべりラボ」の収録。
今日のゲストは、
ダンサーで振付師の北村成美さん。

プロフィールには、
通称「なにわのコリオグラファーしげやん」と、
(choreographerとは振付師という意味です)
書かれてあったのと、
何よりも、
ダンスの神様が憑依したかのような、
ユニークな北村さんの、
ダンスパフォーマンスの映像を、
観ていましたので、
目の前に、
穏やかな笑みをたたえた、
極めて「普通の女性」が、
(変な言い方ですみません)
現れた時には、
映像で観た北村さんだとは、
思いませんでした。

北村さんは、
劇場はもちろんのこと、
路上、公園、電車、温泉、居酒屋、
スーパーマーケット、
一般家庭のリビングなど、
(「ダンスアットホーム」と言います)
あらゆる場所をステージにして、
そこにいる人たちを、
またたく間に引き込むという、
パフォーマンスを繰り広げています。
(この他にも、
大分国民文化祭でのダンスや、
京都芸術センターの「Dance4ALL」
ダンス王国 Shizuoka、
パフォーマンスキッズトーキョーなどに
ゲスト出演したり、
全国各地の小学校から大学までの、
授業にも呼ばれています)

私たちの若い頃にも、
(1950年代〜60年代)
「ハプニング」という、
ムーブメントがありましたが、
北村さんは、
居酒屋で飲んでいる人たちや、
町中で「飲み会」を、
開いている人たちの中に、
時には水着姿で、
時には赤いTシャツ姿で、
突然入って行って踊り出すのですから、
最初はみんな虚を衝かれるのですが、
時間の経過とともに、
居合わせた人たちは立ち上がったり、
身体を揺さぶったりし始めるのです。
ここが単に人が観ているだけの、
「ハプニング」と違うのです。

「私は大阪生まれなのですが、
今は滋賀県草津市を拠点に、
障害を持った人たちと、
ダンスカンパニーを作って活動しています。
先日も彼らを連れて、
パリ公演に行ったのですが、
2日間の公演はチケットも完売して
想像を超えた反響に感激しました。

私のダンスは、
生きる喜びを謳歌することは、
もちろんですが、
生きていると、
辛いことや哀しいことなど、
『痛み』がありますよね。
その痛みをも肯定して、
謳歌したいと思っているのです。

だから障害を持った人が、
床に横たわるだけでも、
それはダンスだと考えています。
ただ横たわっていてもいいのですが、
私がその隣で踊ったり、
時には並んで横になることで、
『アート』になれば、
みなさんも関心を持って、
観てくださるのではないかと思うのです。
足踏みをするだけの人、
手足をバタつかせて音を立てている人も、
広義のダンサーなのです。
だから私のモットーは、
『生きる喜びと痛みを謳歌するたくましいダンス』
なのです」

北村さんのダンスは、
一見すると「前衛」という、
感じがするダンスなのですが、
基礎はクラシックバレエにあり、
6歳から習い始めたクラシックバレエを
今も毎日レッスンしているのだそうです。
「きちんとした型を持っていて、
その型が壊れたり崩れたりする瞬間に、
美しさを感じるので、
自分も型を理解していないと、
ただの崩れた芸になりますから、
クラシックバレエの、
基本レッスンは欠かせません」

北村さんは1971年生まれ。
左手の薬指に、
多くの既婚者がしているような、
飾り気のない結婚指輪をしていたので、
ちょっと立ち入って伺ったところ、
結婚もしていて、
息子さんもいるとのこと。
お会いした瞬間に感じた、
「普通の人」という印象は、
こうした「日常性」から、
来ているのかもしれないと思いました。
時々、
ソロダンス公演もするそうですから、
是非「非日常のしげやん」を、
拝見したいものです。

収録が終わって、
夕方からは藤田観光の、
「報酬委員会」に出席しました。
近々「指名委員会」の会議も、
開かれますので、
この時代、
社外取締役の責任はますます重くなります。

帰宅して、
頭を切り換えて、
校正作業の続きをやったのですが、
さすがに午前3時から起きているので、
集中力がなくなりかけてきました。

………このブログは2時間ほど仮眠して、
27時半から書きはじめました。
花粉症にやられているナカヤマは、
就寝中だと思いますので、
公開は明朝になると思います。


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残間里江子活動情報

月刊「清流」
残間里江子対談「人生、まだまだ進行形!」

202211_zanma_2x
秋元 康さん
5/1発売6月号

これまでの対談ゲストの方々は
こちらから

5/10(水)発売号
『週刊新潮』
エッセイ「私の週間食卓日記」


5/7(日)
毎日新聞 朝刊
連載「迫る」

人物の内面を探ったり、出来事の背景を掘り下げたりする大型読み物。 毎日新聞ホームページでも配信中。こちらから

毎週土曜日 あさ6時25分~6時50分
文化放送「大垣尚司・残間里江子のおとなファンクラブ」

楽しいセカンドライフを送るためのご提案などがたっぷり!金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、団塊世代プロデューサー残間里江子が 大人の目線でお届けします。

毎週土曜日 あさ7時40分~8時
ニッポン放送「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~」

私たちの暮らしをちょっと明るくする仕組みをゲストの方をお迎えしながら楽しくご紹介していきます。

6/3(土) よる11時~12時00分
BS-TBS「Together~だれにも言えないこと~」

あなたの悩みにTogetherならではの相談員が答えます! 残間は社会学者の古市憲寿さんと司会を務めています。


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