ホーム>残間里江子のブログ>【10/9】何年ぶりかでお会いした吉岡忍さんの「言葉」が胸に響きました。

プロフィール


残間里江子
(ざんま・りえこ)
プロデューサー
仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年に企画制作会社を設立。雑誌『Free』編集長、出版、映像、文化イベントなどを多数企画・開催。 2005年「愛・地球博」誘致総合プロデューサー、2007年には「ユニバーサル技能五輪国際大会」総合プロデューサーを務め、29万人を超える来場者を記録する。2009年には既存の「シニア」のイメージを払拭した新しい「日本の大人像」の創造を目指し、会員制ネットワーク「クラブ・ウィルビー」を設立。財務省「財政制度等審議会」、文部科学省「生涯学習審議会委員」など行政諸機関の委員を数多く歴任。1998年から10年間、国土交通省「社会資本整備審議会」委員として新河川法制定にも関わる。2007年から男女共同参画推進連携会議議員。男女共同参画に関わる講演も多く、 近著は『もう一度 花咲かせよう』 『閉じる幸せ』


【10/9】何年ぶりかでお会いした吉岡忍さんの「言葉」が胸に響きました。

2018/10/09 10:45

第3716回
23時51分

朝、8時前に家を出て、
整形外科に行き、
膝と足の付け根の靱帯に注射を打ち、
リハビリをして帰宅しました。
少し前から、
右の肩が痛くて上がらないのですが、
一回に3本の注射は、
あまりよくないとの先生の判断で、
肩は次回注射をしてもらうことにしました。
午後は、
ニッポン放送で、
「おしゃべりラボ」の収録があり、
ゲストにお迎えした、
ノンフィクション作家で、
「日本ペンクラブ」の会長をも務めている、
吉岡忍さんのお話が、
とても印象に残りました。

日本ペンクラブでは、
かつての文豪たちの作品を、
それぞれのゆかりの地を訪ねて、
改めて読み直してみようという企画、
「ふるさとと文学」を展開しています。
(「日本ペンクラブ」初代会長は、
島崎藤村ですが、
クラブ創設80周年を記念して開催された、
「島崎藤村の小諸」以来、
「石川達三の秋田」「川端康成の伊豆」と続き、
今年は11月10日に高松市で、
「菊池寛の高松」が開催されます)
吉岡さんのゲストトークは、
この企画についての話が、
メインだったのですが、
最後の方で、
目下吉岡さん自身が取り組んでいる、
作品について話された言葉が、
静かながら、
私の胸に深くしみ渡りました。

……夜になって思い起こすと、
吉岡さんの発した言葉は、
この数年間、
私が求めていた「言葉」だったという、
気がしてきました。

吉岡さんが取り組んでいる作品は、
東日本大震災に関する著書です。
東日本大震災で、
全校生徒108名の、
3分の2の児童74名が犠牲になった、
大川小学校が、
明治時代に開校した当時、
校長先生だったのが、
吉岡さんの曽祖父なのだそうです。

震災発生後ほどなく、
現地に入った吉岡さんは、
変わり果てた大川小学校を前に、
茫然とするだけだったと、
述懐していました。
「私はフリーのもの書きとして、
そこにいましたが、
大小の新聞社やテレビ局の、
記者やカメラマンが、
その光景の前では、
個人も組織人もなく、
我を忘れて、
ただ茫然とするしかなかったのです。
まさに言葉を失う世界でした」

ただ茫然とするしかない。
この言葉が私の胸に突き刺さりました。

多くの場合、
人が茫然とするのは、
良きことが起きた時ではありません。
悲しみや苦しみを、
伴っていることが少なくありません。
(あまりにも痛ましい東日本大震災を、
引き合いにしているようで、
気が引けますが)
今日、吉岡さんが発した、
「茫然」という言葉を、
敢えて一つの単語として、
抜き出して考えてみると、
人は生きていれば、
どこかで「茫然」に、
見舞われると思ったのです。

幸運にも、
「茫然(自失)」などとは関係なく、
(気づくこともなく)
一生を終える人もいるでしょうが、
(想像以上に多いかも知れませんね)
どこかで「茫然」を感じることも、
人として、
大切なのではないかと思ったのです。

つまり、
「まさか」という場面ですね。
「まさか、この私がこんな病に?」
「まさか、愛する者がこんな目に?」
「まさか、あの人が?」

自分という人間の、
弱さを知ることでもありますし、
逆に、
自分や人間の思い上がりを、
知る瞬間でもあるわけですから、
私のこの先にも、
必ずや「茫然の時」が、
やって来るような、
気がしました。

吉岡さんが、
言葉にならない茫然の時を経て、
紡いでいる作品は、
「あと2年はかかりそう」と、
おっしゃっていました。

「おしゃべりラボ」は、
放送時間が15分弱なのに、
吉岡さんは、
40分位お話をくださったので、
もしかしたらこの話は、
カットされてしまうかも、
知れないと思って、
(他のお話も素晴らしかったので)
書いてしまいました。
(ラジオでお聴きになったら、
もっと深く感じ入ることと思います。
放送は今週13日(土)と、
来週20日(土)の、
いずれも午前7時40分から、
ニッポン放送です。
是非お聴きください)


 クラブ・ウィルビーのホームページもぜひ見てください。様々な情報を更新しています。(ここをクリック)

残間里江子活動情報

12/7(土) よる11時~12時00分
BS-TBS「Together~だれにも言えないこと~ 」

あなたの悩みにTogetherならではの相談員が答えます! 残間は社会学者の古市憲寿さんと司会を務めています。

月刊「清流」
残間里江子対談「人生、まだまだ進行形!」

11/1発売12月号 芳村真理さん

毎週土曜日 あさ7時40分~8時
ニッポン放送「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~」

私たちの暮らしをちょっと明るくする仕組みをゲストの方をお迎えしながら楽しくご紹介していきます。

毎週日曜日 あさ9時30分~9時55分
文化放送「大垣尚司・残間里江子のおとなファンクラブ」

楽しいセカンドライフを送るためのご提案などがたっぷり!金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、団塊世代プロデューサー残間里江子が 大人の目線でお届けします。

willbe interview



ブログの感想お待ちしています!
電子メールアドレス blog@club-willbe.jpにお送りください。

過去のフォトアルバム

こちら


Projects



Programs & Events



最近のブログ記事