ホーム>残間里江子のブログ>【9/30】9月最後の日の感慨。

プロフィール


残間里江子
(ざんま・りえこ)

プロデューサー
1950年仙台市生まれ。アナウンサー、雑誌記者、編集者を経て、1980年 株式会社キャンディッド・コミュニケーションズを設立。
雑誌「Free」(平凡社刊)編集長、山口百恵著「蒼い時」の出版プロデュース、 2001年には、栗原はるみさんから小泉総理(当時)まで、各界で活躍する119人のパネリストによる10日間連続大型トークセッション 「大人から幸せになろう」をはじめとする自主企画事業など、映像、文化イベント等を多数企画・開催する。
2007年には「ユニバーサル技能五輪国際大会」総合プロデューサーを務め、29万人を超える来場者を記録した。
著書に『もう一度 花咲かせよう 「定年後」を楽しく生きるために』(中公新書ラクレ)『閉じる幸せ』(岩波新書)など。



<4月9日発売 最新刊>
『もう一度 花咲かせよう 「定年後」を楽しく生きるために』(中公新書ラクレ)

【9/30】9月最後の日の感慨。

2018/09/30 10:45

第3707回
23時38分

台風24号は、
20時頃に和歌山県田辺市に、
上陸したとか。
縁浅からぬ和歌山だけに、
案じています。
今日の東京は、
激しい雨が降ったかと思えば、
時折晴れ間も見え、
とは言え、
ほとんどの時間は、
小雨模様でしたから、
傘が手放せない、
不安定な一日でした。

そんな中、
14時に開演した、
黒柳徹子さん主演の、
「ライオンのあとで」は、
実に素晴らしく、
私にとっては生涯忘れえぬ、
記念碑的な舞台になりました。

(先日も書きましたが)
黒柳さんの海外コメディ・シリーズは、
1989年(平成元年)に、
今はなき銀座セゾン劇場で、
始まったもので、
足掛け30年(丸29年)32公演目の今回が、
ファイナル公演です。

「ライオンのあとで」は、
フランスのベル・エポック時代を象徴する、
舞台女優サラ・ベルナールをモデルに、
「ドレッサー」や「戦場のピアニスト」などの、
脚本でも有名なロナルド・ハ−ウッドが、
書いた作品です。
サラは舞台で怪我をしたことから、
足を痛め(骨結核)で、
長年痛みに悩まされていて、
(最終的には壊疽になり)
70歳の時に右足を切断するのですが、
義足を嫌って、
座ったままの演技を続けました。

黒柳さんは、
女優になりたての頃から、
強気で前向き、
何事にも自分の意志を押し通す、
強烈な生き方に惹かれ、
サラ・ベルナールが好きだったそうで、
サラの本や資料を探し回ったそうです。

1997年に黒柳さんは、
この海外コメディ・シリーズで、
この作品を取り上げ、
サラを演じていますが、
21年前より年齢や仕事への思いが、
サラに近くなったことがあるからか、
台詞の一言一言がリアルで、
まるで黒柳さん自身の言葉のように、
感じられました。

サラは足を切断したのですから、
車椅子の場面が多いのですが、
昨年黒柳さんが骨折して、
車椅子生活を送っていらした、
こととも重なり、
「すべてを乗り越えての、
黒柳さんの凄い演技」に、
感動の涙が止まりませんでした。
(カーテンコールでは、
スタンディングオベーションの中、
いつまでも拍手が鳴り止みませんでした)

「お芝居で大事なのは外見ではないの。
私は若いとか容姿が奇麗ということで、
女優をしているのではないのよ。
お客さまの想像力に火を点けているの!」と、
言い放つサラは、
片足になっても舞台に立ちたいと切望し、
車椅子で前線の戦士の慰問をするなどして、
「まだまだ演(や)れる」ことを、
アピールするのですが、
メディアからは注目されても、
舞台への出演依頼は途絶えたまま。
そして、
大女優時代なら来るはずもない、
みじめな仕事の話が、
舞い込んで来るまでなるのですが………。
このあとに「ライオンのあとで」という、
タイトルの謎解きがあるのですが、
この先を書くと、
まだご覧になっていない方に、
申し訳ないので、
この辺でやめておきます。

私自身も、
この先何が出来るのか、
判然としてはいない今現在、
この作品には、
励まされもしましたが、
同時に老いた自分の姿が、
透けて見えたような気もして、
考えさせられました。

終演後、
楽屋に伺って、
黒柳さんとお会いしたら、
ほヾ出ずっぱりの、
2時間半の舞台を終えたばかりとは、
思えない意気軒昂たるお姿で、
このシリーズは終わっても、
また新しい舞台が観られることを、
確信しました。

東京は、
山手線を始めとして、
JR各線や私鉄各線が、
20時には完全停止となりました。
みんな家にいるからなのか、
「ご無沙汰していたけど、元気?」
「いやぁ、久しぶり!」と、
珍しい人たちから電話がありました。
(うち2人はマスコミ界の人で、
昨日で「毎日新聞夕刊コラム」が、
終わったことに触れて、
「毎週読んでいたから、
これから淋しくなるね」というような、
嬉しい電話でした。
そう言えば、
黒柳さんの楽屋でお会いした、
音楽評論家の安倍寧さんと、
ピーコさんにも、
「毎日新聞、読んでいたよ」と、
言っていただいたのですが、
毎日新聞は「業界人」(?)が、
愛読しているという噂は、
本当みたいです)

終日、
台風を意識しながらでは、
ありましたが、
9月最後の日を、
しみじみとした思いの中で、
過ごしました。
明日の朝は、
どうなっていることでしょう。
何事もなければいいのですが………。


 クラブ・ウィルビーのホームページもぜひ見てください。様々な情報を更新しています。(ここをクリック)

willbe interview

narisawa.sub okudasub sejima2

ブログの感想お待ちしています!
電子メールアドレス blog@club-willbe.jpにお送りください。

残間里江子出演情報

5/4(土) よる11時~12時00分
BS-TBS「Together~だれにも言えないこと~ 」

あなたの悩みにTogetherならではの相談員が答えます! 残間は社会学者の古市憲寿氏と司会を務めます。

毎週土曜日 あさ7時40分~8時
ニッポン放送「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~」

私たちの暮らしをちょっと明るくする仕組みをゲストの方をお迎えしながら楽しくご紹介していきます。

毎週日曜日 あさ9時30分~9時55分
文化放送「大垣尚司・残間里江子のおとなファンクラブ」

楽しいセカンドライフを送るためのご提案などがたっぷり!金融・住宅のプロフェッショナル大垣尚司と、団塊世代プロデューサー残間里江子が 大人の目線でお届けします。

過去のフォトアルバム

こちら


Projects



Programs & Events



最近のブログ記事