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『 今後の住まい 』

 willbeシニア総合研究所(所長:残間里江子、東京都)は、シニア世代の会員制コミュニティ「クラブ・ウィルビー」(http://www.club-willbe.jp)のメンバーを対象に、「これからの暮らし」についてのアンケート調査を実施しました。調査は2017年12月~2018年1月に行い、357名から回答を得ています。(女性/225名、男性/132名)




《目次》

1. 人生の最期はどこで暮らしたいですか?

 1-1 全体回答/男女別
 1-2 年代別
 1-3 収入別回答
 1-4 「シニア住宅・介護ホームなどに移り住みたい」の選択理由
 1-5 「できれば、子供や親戚の世話になりたい」の選択理由 (自由記述より抜粋)
 1-6 「一人になっても今の家で住み続けたい」の選択理由 (自由記述より抜粋)



2. シニア住宅・介護ホームなどに移り住むなら……  

 2-1 どこで情報を得ますか? 
 2-2 情報収集の際に参考にしているメディアは?(自由記述より)
 2-3 どのタイミングで検討しますか?
 2-4 どんな住まいに住み替えたいですか? (選択回答)
 2-5 どんな住まいに住み替えたいですか? (自由記述の分類)
 2-6 希望する立地と広さ 
 2-7 希望する月額費用 



3. 今の住宅はどうするつもりですか?


4. 現在の住まいに改良の必要性を感じていますか?






1. 人生の最期はどこで暮らしたいですか ?



1-1. 全体結果
〇 一人になっても今の家で住み続けたいが一番多く、全体の55%。
〇 シニア住宅・介護ホームなどに移り住みたいが次に続く。 


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1-2. 年代別回答
〇 50代では、シニア住宅・介護ホームなどに移り住みたいが多数派(60%)。
〇 60、70代では、一人になっても今の家で住み続けたいが多数派となる。


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1-3. 収入別回答
〇 世帯収入201-400万円世帯では、72%が「今の家で住み続けたい」を選択。
〇 世帯収入800〜1000万円を境に、移り住むと住み続けるとの多数派が逆転。


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1-4. 「シニア住宅・介護ホームなどに移り住みたい」の選択理由

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【自由記述欄より】
出来る事は自分でやり、仲間達の元で緊張感をもちながら自分らしく生活したい。」(女性、53歳)
仲間ができると思う。」(女性、66歳)
気の合う独り身の友人とシェアハウス暮らしがしたい。」 (女性、52歳)
ホームに入るにせよ、気の合う仲間と暮らしたい。」(女性、61歳)
一人で住むのは寂しくないですが、テレビドラマ「やすらぎの郷」のように、同じような感性の方と、交流し、助け合いながら住みたい。」(女性、66歳)
自分たちのリズムで暮らしたい。」(女性、66歳)
自分の親もホームに入居していたから。」 (女性、54歳)
自分の身は自分で始末をつけたい。」(男性、65歳)
10~20年後には、高齢者は集団生活せざるを得なくなると思う。」 (男性、55歳)


1-5. 「できれば、子供や親戚の世話になりたい」の選択理由

【自由記述欄より】
やはり子供のそばにいて、残りの人生を過ごせれば良いと思います。必ずしも同居ではなくても、近くに住みたいと思っています。」(女性、59歳)
10年前から海の見えるマンションで暮らしてますが、病院や子供や友達と近い都心方面に近いうちに移り住みたいと思っています。世話になるのは申し訳ないと思いますが、声をかけてすぐに集まれる距離にはいたいなと思います。」(女性、68歳)
できれば家族にも『迷惑をかけたくない』のが理想だが、やむを得ない場合は肉親の世話になることがよいと考えている。」(男性、78歳)
子が親の面倒を見ることは当たり前だと思っているので。」(女性、68歳)
介護ホームに働く友人が大勢います。どなたも『介護』の矛盾を抱えています。」(男性、72歳)


1-6. 「一人になっても今の家で住み続けたい」の選択理由

【自由記述欄より】
住み慣れた家でいかに快適にすごせるかを工夫し、出来る限り自分の生きている時間を積み重ねて終の棲家としたい。」(女性、58歳)
一人になったからといっても、健康や老いのために無理にならない限りは、自宅で今の生活を続けたい。」(女性、60歳)
人生のルーツ、生まれ育った土地、その土地の人こそが一番の財産です。」(男性、66歳)
子供を育て、親を見送り、最愛の妻と暮らし、庭の木も自分と共に育ち、可愛かった犬も眠る庭とこの家、移る理由がみつからない。」(男性、72歳)
いろいろ見学したが、親を入れても、自分は嫌だと思った。人間関係が煩わしい。」(女性、59歳)






2. シニア住宅・介護ホームなどに移り住むなら…



2-1. どこで情報収集や相談をしますか?

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【自由記述欄より】
友人からなど、自分で見聞きした情報から探すつもりです。」(女性、66歳)
情報収集は様々ですが、もし住むとなれば自分の目で実際に見て決定したい。」(女性、69歳)
メディアは情報は多いが、真偽がはっきりしないので、たぶんあてにはしないと思います。」(女性、52歳)


2-2. 情報収集の際に参考にしているメディア(自由記述より)

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2-3. どのタイミングで、シニア住宅・介護ホームなどに移り住むことを検討しますか?
〇 介護が必要になったと感じた時が最多(41%)。

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2-4. どんな住まいに住み替えたいですか?  (選択回答)
〇 「自立型のサービス付き高齢者向け住宅」(自立型サ高住)が一番人気。

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2-5. どんな住まいに住み替えたいですか?  (自由記述の分類)
〇 131人の自由記述を複数の類似記述が見られた20項目に分類。
〇 施設に期待するのは、「看取り対応」が最多。


 この質問では、自由記述欄を設けました。 131人から得た自由記述の内容を類似項目ごとに分類したところ、下図(項目分類表)20項目の内容でそれぞれ複数の記述が見られました。

※ 131人は、全て何かしらの自由記述をしている人です。 無記入は除外しています。
※ 関連のある項目は、なるべく同系色を用いています。 Ex. 介護・医療=青系色。 交流重視=オレンジ系色。
※ 一人の記述から、複数の項目を読み取る場合があります。
Ex. 「元気なうちに入れて、そして、看取りまで対応できる施設。」→ 分類項目=1、16。


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 最も多かったのは、「看取り対応」を住み替え先の施設等に期待する記述です。
配偶者が亡くなった時その先身内などにはやはり頼る気もちはないのでどんな状態になっても最後まで看取ってくれる施設に入りたい。」(67歳、女性)
介護ホームは、何か病気になると提携の病院に入院させる。意識がある間は、そんな入院はしたくない。看取ってくれる施設が望ましい。」(69歳、男性)

 次に多かったのが、「自由と自立を重視する施設」を希望する記述です。
元気なうちに夫婦で入れるシニア向けの集合住宅。箸の上げ下ろしまで世話を焼いてくれる施設は望ましくない。」(54歳、男性)
ホテルのような施設。介入されず、しかし必要な時にはサポートしてくれる。」(69歳、男性)

 「友人との共同生活」 を希望する声も目立ちました。
介護付で友達との共用生活」(58歳、女性)
 ただし、現実的ではないと考えている人も多いようです。
シニア人生を共有できる仲間と共同生活できる施設が望ましいが そんな施設をどのようにして見つけるか……。」(73歳、男性)

 4番目に多かった記述は、「介護対応」を希望する記述です。
介護が必要になっても転居しないで済むこと。」(71歳、女性)
 「医療行為対応」を希望する記述がこれに続きました。

 これら以外で目立ったのは、「入居者、住人同士の交流が重視される場所」(6位) 「シェアハウス
」(11位) 「多世代が同居できる集合(住宅)」(14位) 「入居者同士で助け合える施設や集合住宅」(18位) など、人との交流を期待する記述です。
高齢者になれば、仲間を作ることも生き甲斐として大切だと思いますので、仮に一人で施設にはいったとしても、いろいろなイベントをきっかけに、仲間が得られれば、いいなあと考えています。」(59歳、男性)
年寄りだけでなく若い方も共存できる集合住宅で、お互い助け合いながら生活できたらと思います。」(71歳、女性)

 また、「元気な内に夫婦で入れるシニア向け集合住宅」(8位) 「子どもの近く」(15位)など、家族との繋がりを希望する記述も少なくありませんでした。
嫁いだ2人の娘の家の近くで、夫婦が住めるシニア向けの集合住宅があればと考えています。」(66歳、男性)


2-6. 希望する立地と広さ
〇 立地は、都会。
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〇 部屋の広さは、「30〜49平米」を希望する人が多く、
  60平米以上の居住スペースを希望する人は、ほとんどいない。


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2-7. 希望する月額費用
〇 7割の人が、月額「20万円以下」を希望。
〇 年齢の若い人ほど、月額費用を抑えたい傾向にある。


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3. 今の住宅はどうするつもりですか?
  ~「できれば、子供や親戚の世話になりたい」の回答者から

〇 約半数は、「今の住宅にそのまま住み続けて、自分の家で同居したい」と願う。

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4. 現在の住まいに改良の必要性を感じていますか?
  〜「一人になっても今の家で住み続けたい」の回答者から

〇 バス・トイレ、バリアフリーのリフォームへの高い関心。

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【その他(自由記述欄より)】
・既に対処済み  ・必要に応じて、快適な場所に住み替え  ・断捨離してミニマムに暮らす
・健康のために、不便をあえて残しておく  ・AIやロボットに期待  ・給湯器  ・太陽光パネル
・介護送迎用の車が入りやすいような駐車スペース  ・ITを利用しての本人確認設備  ・テレビ電話



2018年3月27日
willbeシニア総合研究所 主任研究員 米倉達也/廣森真史



本件に関するお問い合わせ:willbeシニア総合研究所
biz@club-willbe.jp
03-3400-2233(米倉/廣森)