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坂村健さん(東京大学名誉教授/INIAD cHUB機構長)
2025.10.23
新刊(解説)『ターミネーション・ショック』
既刊の気候変動フィクション『未来省』(キム・スタンリー・ロビンスン著)に続き、坂村健さん解説の近未来SF小説『ターミネーション・ショック』(ニール・スティーヴンスン 著)が発売されました。〔坂村さんから寄せられたメッセージ〕
「かつては遠い国の出来事のように感じられた気候変動が、私たちの生活を脅かす現実として、実感されるようになってきたと感じています。
昨年、気候変動 SF『未来省』の日本語訳を強く思い監修し、出版までこぎ着けたのですが、多くの反響をいただき、日本でも気候変動やグリーントランスフォーメーションといった喫緊の課題について議論を深める一助となれたのではないかと感じております。
この度、『未来省』に続き、同じく気候変動をテーマにした高名なSF作家、ニール・スティーヴンスン氏の傑作『ターミネーション・ショック』を監修することになりました。
本書は、成層圏に二酸化硫黄を散布して太陽光を遮る「ソーラー・ジオエンジニアリング」という大胆なアイデアを軸に、気候変動がもたらす地政学的な緊張と、人類の未来を壮大なスケールで描いた物語です。」
〔本の紹介〕 出版社ホームページより
熱波、洪水、海面上昇…
気候危機を前に、テキサスの大富豪が放った一発の砲弾が、地球の気候を、そして世界の秩序を書き換える。
オランダの女王、インドの戦士、コマンチの末裔――
それぞれの「物語」が交錯する時、人類は新たな神話の幕開けを目撃する。
禁じられた“応急処置”は、本当の傷よりも深い痛みを残すのか?
2021年の刊行以来、気候変動問題に一石を投じている
Cli-Fiの傑作『Termination Shock』――待望の邦訳版
気候危機を前に、テキサスの大富豪が放った一発の砲弾が、地球の気候を、そして世界の秩序を書き換える。
オランダの女王、インドの戦士、コマンチの末裔――
それぞれの「物語」が交錯する時、人類は新たな神話の幕開けを目撃する。
禁じられた“応急処置”は、本当の傷よりも深い痛みを残すのか?
2021年の刊行以来、気候変動問題に一石を投じている
Cli-Fiの傑作『Termination Shock』――待望の邦訳版

ターミネーション・ショック
ニール・スティーヴンスン 著、坂村 健 解説、山田 純 翻訳/
パーソナルメディア/3,080円(税込)
