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竹内一郎さん(演出家/劇作家/漫画原作者)

2022.06.06

7/1~舞台「沖縄の火種 -1947年のナツ子-」(東京)

竹内一郎さん作・演出舞台「沖縄の火種 -1947年のナツ子-」。7月1日、東京紀伊國屋ホールで開幕します。
<公演にあたり 竹内さんのメッセージ>

民草の心意気を

記念すべき「第50回公演」なのかもしれない。紀伊国屋ホールでやるようになって「10回目」である。感無量の思いがないでもないが、私たちの演劇には、節目は似合わない。とはいえ、根を張っている実感もないが、いつしか川面を漂っているだけの集団でもなくなりつつあるようだ。

「戦果アギヤー」は、第二次世界大戦後、米軍基地から盗んだ物資を、アジア中に商う盗賊団である。2003年ごろ、戦果アギヤーの存在に気づき、取材を開始し、2005年に『神鷲は死なない』(東京芸術劇場)として上演した。「焼け跡ギャンブラーシリーズ」の掉尾を飾る作品として。

2009年には『OKINAWA 1947』と改訂し、「日米の狭間にある沖縄」というスケールを与えてみた。演劇に時代を映す鏡の働きがあるのでは、と思い始めていた。私たちが初めて、紀伊国屋ホールで上演するにふさわしい作品に成長した。

2015年に『沖縄の火種』と解題し、この時は、あえてホールを小さくして(シアターグリーン『BOX in BOX THEATER』)、演劇の密度を高めることに注力した。

ちなみに、2007年に奥野修司『ナツコ』(文芸春秋)という戦果アギヤーの女豪傑を追った、ノンフィクションが出た。丁寧に読んでみたが、遺族や仲間など、本当のことがわかれば、さし触りのある人も多く、踏み込みたくても、踏み込めなかったというのが著者の本音だろう。事実に迫りにくい世界だ。

私は、事実も交えつつ、全体としてはフィクションを貫きたい。フィクションで透かし彫りにした、ウチナーンチュウのダイナミズムに触れて欲しい。人が生きることの喜びと、悲しみがそこにある。私たちが今、生きてあることの奇跡も。



演劇集団ワンダーランド第50回公演
沖縄の火種(ウチナーヌウチケビー)
—1947年のナツ子—


<作・演出>
竹内一郎

<主催>
一般社団法人演劇集団ワンダーランド

日程2022年

7月1日(金)
14時 公開ゲネ
19時 本番

7月2日(土)
14時 本番★

7月3日(日)
14時 本番★

★印の公演=竹内さんとゲストのアフタートーク有
ゲスト
2日 松山堅一さん(新宿エイサーまつり大会委員会 代表)
3日 真藤順丈さん(作家)
会場紀伊國屋ホール
(東京都新宿区新宿3-17-7 紀伊國屋書店新宿本店4F)
JR線・小田急線・京王線・地下鉄丸ノ内線「新宿駅」東口より徒歩5分
チケット前売4,000円 当日4,300円
公開ゲネ(7月1日14時の回)2,800円
詳細、チケットお申込みこちらのページ<(演劇集団ワンダーランド)をご覧ください。






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