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枝廣淳子さん(環境ジャーナリスト/翻訳家)

2023.02.25

新著『答えを急がない勇気 ネガティブ・ケイパビリティのススメ』

枝廣淳子さん新著『答えを急がない勇気 ネガティブ・ケイパビリティのススメ』がイースト・プレスから発売されました。

本書発表にあたって枝廣さんは、下のコメントを寄せています。
ビジネスの世界には、「プロ」で始まる単語があふれています。このpro-という接頭辞は、「~を前へ」という意味。さまざまなものを、前へ前へと進めていく。そこには立ち止まったり、考え直したり、後戻りしたり、という余地はありません。どんどん進んでいく!しかないのです。
そういう時代だからこそ、コスパならぬ、タイパ(タイム・パフォーマンス)が重視される社会だからこそ、ネガティブ・ケイパビリティ、つまり、「事実や理由をせっかちに求めず、不確実さや不思議さ、懐疑のなかにいられる能力」、「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」が重要なのだと思うのです。(枝廣さん「環境メールニュース」より)





[内容紹介] 出版社ホームページより
判断を迫られる数々の場面
会社・学校・家庭・地域社会……
早さ・効率だけでは解決しない!

「わからない」不安を受け容れ、正解がない問題に向き合うための処方箋

VUCAの時代にあって、より質の高い解決策を見出すために、あえていったん立ち止まり、物事の本質を見極めることの大切さ。ネガティブ・ケイパビリティの基本的なエッセンスの解説から、その高め方、具体的事例までをトータルでお話しします。

はじめに 答えを急いではいけない時がある 
第1章 ネガティブ・ケイパビリティとはそもそも何なのか 
第2章 「わからない」という不安を受け容れる~2つのキーワードから 
第3章 判断を性急に下さない~ホールドとサスペンド~ 
第4章 ありたい自分に近づき、他人に寛容になり、物事の本質が見えるようになる  
第5章 ネガティブ・ケイパビリティを高める方法 
第6章 「何もしない」ことの大切さ~人を育てる 
第7章 「わからない」と正しく向き合う~リーダーシップとチームや組織の中で 
第8章 共有ビジョンと“結論を出さないルール”の「場」~地域ぐるみでネガティブ・ケイパビリティを発揮する 
第9章 東洋思想の叡智とネガティブ・ケイパビリティ 
おわりに 本当に大事なものを見落とさないために   



答えを急がない勇気
ネガティブ・ケイパビリティのススメ

枝廣淳子/イースト・プレス/1,980円(税込)


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