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山崎洋子さん(作家)

2023.02.20

新刊『横浜寿町~地域活動の社会史』

山崎洋子さんも執筆した『横浜寿町 地域活動の社会史』。1月発売の上巻に続き、下巻も出版されました。
「私は執筆者の一人ですが、一読者としてもこれほど充実した地域史、社会史はめったにないと思っています。多くの方に読んでいただけたらと願っております。」(山崎さん「冬桃ブログ」より)







[内容紹介] 横浜市ことぶき協働スペース ホームページより
1945年から現代までの77年の寿町を、俯瞰的・通史的に、寿地区で活動した当事者が綴る序章から終章まで全9章の記録です。
寿町が形成された背景には、大きく戦争の爪痕があり、その後の高度経済成長、バブル経済とその崩壊、格差社会の進行へと時代ごとに、命と暮らしを守る市民の連帯を描きます。
住民主体の活動に、労働や福祉の政策に携わる行政の向き合い方が深く関わってきたのも、寿地区の歴史を読み解くポイントです。
また、下巻に配した巻末の資料では、「寿の歩み」と「社会の時事」の対比年表により、戦後77年の地域活動を総覧できます。
各章の構成は「新刊案内(PDF)」をご覧ください。


[山崎さんコメント] 「冬桃ブログ」より
 昔は「西部の町」と呼ばれたほど荒々しい町でした。
 怖いところ、汚いところと言われましたが、
いまは高齢者が圧倒的に多くなりました。
 ことわりもなくカメラを向けるような、不躾な
行為さえしなければ、静かで穏やかな一帯です。

 さて、上巻で私が書かせていただいたのは二か所。
 序章の第3節「ハマのメリーさんとGIベイビー」
 第4章第1節「横浜「浮浪者」殺傷事件の衝撃」

 下巻も二か所。
 第6章の第4節「NPO「さなぎ達」の設立」。
 終章の第一節「寿の現在(いま)を生きる女たち」

 下巻の巻末には執筆者の一覧及び昭和20年からの
横浜と寿町、さらに社会の出来事がわかる、
じつに詳しい年表があります。



『横浜寿町~地域活動の社会史』
上・下巻

寿歴史研究会/社会評論社/上・下巻とも2,860円(税込)


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