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長谷川一英さん(東京都)
2023.02.11
新著『イノベーション創出を実現する「アート思考」の技術』


「日本と米国の製薬企業に通算28年間在籍し、創薬研究、経営企画などに携わりました。大学や研究機関との共同研究を積極的に行い、循環器疾患の診断薬を上市しました。新薬の成功確率は3万1000分の1と言われるなか、イノベーション創出について研究してきました。
一方、現代アートのコレクション、イベントを主催し、多くのアーティストと交流することで、アーティストの視点や思考が革新的であることに気づきました。
アーティストと産業界がコラボレーションすることで、産業界でのイノベーション創出を促すきっかけになることを構想し、2018年10月より現在の事業を始めました。
アート思考によるイノベーション人材育成プログラムを開発し、青山学院大学大学院、NPO法人などで実施しています。文化庁令和2年度文化経済戦略推進事業として、アーティストが企業のプロジェクトに入って企業変革を伴走するアーティスティック・インターベンションを実施しました。
多くのビジネスパーソンがアート思考の意義に気づき、アーティストと産業界とのコラボレーションが進むことで、イノベーティブな社会ができることを期待しています。」(長谷川さん)
<本書の紹介>
「アート思考」は、現代アーティストの技法やアプローチに由来する、「自らの関心・興味に基づき、常識を覆す革新的なコンセプトを創出する思考」のことをいいます。本書は、産業界に身を置いてきた著者が、ビジネスの視座から「アート思考」を捉え直し、イノベーションを生み出すための新しい思考法を提示しています。
本書では、現代アーティストの3つの力、「アート思考」を身につけるワーク、アーティストとの協業によるイノベーションについて解説するとともに、アートから得られるSDGsの新たな視点も提供します。新しいアイデアやアプローチを仕事に取り入れたいビジネスパーソンに、可能性を感じていただけると思います。本書を是非手に取っていただき、イノベーション創出への一歩を踏み出してください。
[目次]
Prologue
第1章 これまでにないイノベーションを起こす「アート思考」
第2章 革新的なコンセプトを考え、実現させるアーティストの3つの力
第3章 「アート思考」の実践① 「アート思考」を身につけるワーク 5つのステップ
第4章 「アート思考」の実践② アーティストと協業する「アーティスティック・インターベンション」
第5章 「アート思考」の実践③ アートから得るSDGsの新たな視点
Epilogue 「アート思考」で「2回目のコペルニクス的転回」を目指す
イノベーション創出を実現する
「アート思考」の技術
長谷川一英/同文舘出版/1,980円(税込)