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未来へ、一歩前に出る勇気を 2/3

(聞き手/残間里江子 撮影/岡戸雅樹 構成/髙橋和昭)

Part2 一流の経営者が日本を強くする


残間
一柳さんはコンサルティング業務とは別に、2008年から経営者育成を目的とした『一流塾』を運営されています。私も何度かお邪魔しましたが、ユニークな集まりですよね。毎回一流の講師を呼んで、非常に緊張感のある講義です。
ある経営者の著書で、松下政経塾、稲盛和夫さんの盛和塾と並ぶ、日本を代表する三大私塾のひとつと評されてましたね。

一柳
(笑)トランプもびっくりのフェイクニュースです。あれは驚きましたけど、ちょっと嬉しかった。

残間
やはり塾生はベンチャー経営者が多いのですか?

一柳
日本国を強くするには、まず経営者が力をつけて経済力を大きくしていかないといけません。ですから基本的に入塾条件は、大会社の役員、あるいはオーナー会社の二世・三世、それから自分でベンチャーを起こした人としています。30代後半から50代前半ぐらいの人たち、平均すると45歳ぐらいですね。

それで一期毎の塾生は40人に絞ってあります。これ以上多いと友達の関係が作れませんから。入塾者の選考の際には、一人一人しっかり時間をかけて面接しています。だから塾生は、一流塾の人たちとは安心してつきあえると言いますね。本音で話ができるというか、今度こんなプロジェクトを一緒にやろうみたいな雰囲気が、自然と生まれるんですよ。
残間
見ていると、確かに同窓生やOBのつながりが強いですね。

一柳
一期一年で今、12期目になりました。もう450人ほどの卒塾生がいますが、OBの一割以上が上場会社の社長、会長です。女性からも優れた経営者が出てきて嬉しい限りです。そして一部のOBたちが、今度は一流塾で後進の育成に力を貸してくれています。

この塾のいいところは、塾生の同期やOBがクローズドなコミュニティを作ることです。特に今は縦割りでは仕事が済まないですよね。IT系などの横串を入れたものが必要とされる。さらにクオリティ・オブ・ライフを高めるようなものをとか、メーカーまでそんな事を言う時代になってますから。

それからこの塾で私が一番大事にしているのは、本物に触れること。本物を一度経験しようと。例えば料理評論家になろうとする人が、コンビニの食べものやファーストフードばかりを食べて、「これが美味しいんです」と言っても説得力がない。やはり本物と偽物の間には差があります。それは本物に触れないとわからない。人もそうでしょ?
そうやって自分を磨いて一流になって、一流のネットワークやコミュニティを作りなさいと言っています。一人じゃ仕事はできませんから。一流の世界に近づくよう、塾生は自分から足を一歩前に出すように指導しています。


(Part3に続く)






Part1 肩書きで仕事はしない

Part2 一流の経営者が日本を強くする

Part3 過去ではなく未来を語ろう


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