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67th:ジェンダーギャップ指数 G7最下位

2021.04.02

3/31に世界経済フォーラム(WEF)による
「ジェンダーギャップ指数2021」が発表され、
日本は調査対象となった世界156カ国のうち、120位となりました。
主要7カ国(G7)では前年に引き続き最下位。
この数値はあまりにも、恥ずかしいものだと、
感じざるを得ません。

これまでも何度か述べてきた通り、
私自身女性蔑視を肌で感じることが正直ありません。
ですが、この結果を見ると、それは単に私が無自覚で、
この現状に慣れてしまっているのでしょう。
そういう人は少なくなく、
「ジェンダーギャップ不感症」などと言われたりもするようです、

この結果は、特に衆院議員の女性割合が低いことなど、
政治参画における男女差が順位に影響しています。
現在、衆院議員の女性数は全体の9.9%。
今年、世界各国議会の女性議員割合が、
過去最多となり25.5%だと言いますから、
日本の数値が世界と比較しても、著しく低いことがわかります。

タイミング良くと言いますか、
ちょうど同じ頃、「報道STATION」の番組CMがジェンダー論の観点から
批判が殺到し、番組は謝罪コメントを出したうえで、
放映を取りやめることとなりました。

このCMを見た時、正直言うとどこに問題があるのかわかりませんでした。
ただCMとしてメッセージ不足というか、
対象とする年齢層に媚びすぎているというか、
妙な違和感は感じました。

結局、一番多い意見として、
「政治家がジェンダーギャップの解消を目標に掲げてるけど、
なにそれ時代遅れって感じ!」という言葉が
現実には問題解消していないのにも関わらず軽々しいという意見があり、
取り下げるに至ったようです。

確かに今回のCMには、突っ込みどころ満載と言いますか、
指摘されても仕方ないような、作りや思考の甘さがあったのでしょう。
ただでさえ、ジェンダー論に触れることは、指摘を受けやすくなるのですから、
そこには強い想いがないと戦えないということが、よくわかりました。

もちろん、先進国として恥ずべきほど、
ジェンダー平等性の後進国である事実があると思いますが、
一方でその点について指摘をすることが正義に見える、
逆ハラスメント現象も起きているのではないでしょうか。
もちろんそういった葛藤は、
状況を改善していくためには必要なプロセスなのでしょうが、
「正義」として意見を振りかざすことが、
得策だとは私は思いません。

CMの件に関しても、問題を指摘して、放映をやめさせることで、
「我こそが正義なり。悪を倒したり!」と、
それが目的になっているようにも感じてしまいます。

「ウーマノミクス」の提唱者のキャシー松井さんは、
ジェンダーギャップを埋めるために必要なことは3つあると言います。
1.政策(女性活躍推進法など)
2.民間企業の改革(メンタリング・キャリアサポート・福利厚生など)
3.社会全体の意識改革

そして、一番難しいことが3の「社会全体の意識改革」だと言います。
この難しさは現状を見れば強く感じられますよね。

私もまずは、「ジェンダーギャップ不感症」であることを意識して、
問題に気付ける目線を養わなくてはと思います。

日本が下位につけているとたびたび報じられている、
「世界幸福度ランキング」で、上位につけているのは、
フィンランドやアイスランドなどの北欧系諸国です。
そして北欧系の国々は、「ジェンダーギャップ指数」でも
上位を占めています。

その相関関係を見た時、この問題解決は国全体の幸福感にも
関係してくるのだと感じ、改めて、
皆が課題として向き合わなくてはならない事象だと実感しています。




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