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65th:新しい夢のかなえ方

2021.03.19

もう出会って、15年ほどになる、
10歳年上の友人がいます。
彼女は若くしてお母さんになっていたので、
私が出会った頃にはすでに娘さんがいたのですが、
最近その子が歌手として大活躍しています。

どれくらいの活躍ぶりかというと、
「ミュージックステーション」にも出演したくらいです。

コロナ禍で友人とも長らく会えていなかったのですが、
先日久しぶりに会うことができ、
現在に至るまでの経緯を聞いたのですが、
まさに令和時代の夢のかなえ方だと感じたので、
本コラムで皆さまにご紹介したいと思います。

元々、娘さんは音楽が好きで、
高校入学時にギターを買ってもらってから、
毎日ギターを弾いて遊んでいました。

そして、卒業してから、
短い動画でつながるSNS「TikTok(ティックトック)」に、
弾き語り動画を上げてみたところ、
「天使の歌声」と話題になり、
あっという間にTikTokのフォロワーが
120万人に到達したそうです。

彼女はSNSを駆使していて、
TikTokを始めてしばらくたった頃、
YouTubeチャンネルも開設。

TikTokは動画の最大秒数が60秒なので、
「もっと長く聞きたい」という声が多いのはうなずけます。
TikTokは収益化のシステムがありませんが、
YouTubeはご存じの通り、
再生回数に伴い収益が発生するので、
そこで初めて、音楽活動から収入を得るようになりました。

活動を続けていくうちに、
ファンから「オリジナルソングも聞いてみたい」と
声があがるようになり、オリジナルソングを制作。

昔は音楽を発表するとなると、
CDを作って、販売するしかありませんでした。
いくら少ない枚数だとしても、
スタジオを借りて録音をし、
ディスク化することは金銭的にも、技術的にも、
ハードルが高いことは、容易く想像ができます。

ですが、今はストリーミングサービスといって、
月額定額制でスマートフォンやPC、
タブレットで音楽が聞き放題になるサービスで、
だれでも自分の楽曲を配信、販売できるのです。

ストリーミングサービスはいろいろありますが、
(Apple music、LINE MUSIC、Sportifなど)
その全サービスに一括で楽曲登録するために
必要な費用はたったの5,000円ほどだと聞き驚きました。

彼女は制作した楽曲を、
ストリーミングサービスにて発表することにし、
リリースしたところ、
各ストリーミングサービスで週間1位を
何週にもわたって獲得することとなりました。

もちろんTikTokやYouTubeでの活動を続け、
一定の人気を獲得していたからころ、
成し遂げることができた記録ですが、
大手のレーベルや事務所に所属することなく、
完全に個人の活動でこれほどの記録を達成することができる、
そしてそのような活動ができるというのが、
まさに「新時代」だなぁと私は感じました。

楽曲を配信し、その記録を立てたあと、
ありとあらゆる音楽レーベルから
スカウトの連絡がなりやまなかったそうです。
友人いわく「日本中の全レーベルから連絡が来た」のだとか。

結局とある有名レーベルと、
契約することとなり、彼女は名実ともに「ミュージシャン」となりました。

彼女は音楽が大好きではあったものの、
それを仕事にしたいだとか、有名になって大儲けしたいだとか、
所謂「欲」がまったくなかったように見受けられます。

結局、人気が高まり「ミュージシャン」になりましたが、
元々はただ、趣味の一環として何気なく始めた、
TikTokでたまたま有名になり、
そこで自分を知ってくれたファンの人たちとの交流を
ただ楽しんでいるうちに、
気づいたらそこに収入が発生するようになり、
それがどんどん大きな話になったという感じです。

インタビューなどを見ていると、
「まだ自分の話じゃないみたい」と話しており、
できればこれからも趣味を楽しむように活動をしていきたいそうです。

国民的音楽番組「ミュージックステーション」に
出演するまでになってもなお、
その活動姿勢はゆるっとした印象で、
本人を少しは知っている私からすると、
とても彼女らしく、こうなるまでのストーリーも
活動姿勢も「新時代のシンデレラ」だと感じています。

ここで皆さんに、彼女の音楽を聴ける場所を
ご紹介したいのですが、
一切顔出しをせずに活動をしているため、
あまり人とのつながりを明確にしてはいけないような気がするので、
表立ってのご紹介は控えたいと思います。
ここで名前を書いてしまうと、
検索するとこのコラムが引っかかってしまいますからね。

気になる方は、お手数おかけしますが、
下記メールよりお問合せくだされば、
返信にてお知らせさせていただきますので、
お問合せくださいませ。

昨年、GoToトラベルがあったころ、
地方に住む友人のところに遊びに行ったのですが、
そのとき地元のスナックに行くと、
彼女の楽曲をカラオケで歌っている人がいて、
とても嬉しく思いました。

これからはそんなシーンがもっともっと
増えてくるのかもしれません。
令和のシンデレラの活躍を
これからも見守りたいと思います。

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