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63rd:clubhouseその後

2021.03.05

やってしまいました・・・。

堂々と掲げた、
「毎週金曜更新」。

2021年2ヶ月目にして、早速頓挫させてしまいました。
大変お恥ずかしく、そしてご期待してくださった方々には、
心よりお詫び申し上げます・・・。

でも!
気を取り直して、今週はキチンと更新いたします。

さて、今日は1月29日の記事
取り上げた「Clubhouse」のその後について、
書きたいと思います。

端的に申し上げますと、
非常にわかりやすく衰退しています。

みなさまもお耳やお目にされていることと存じますが、
「Clubhouseのデータは中国企業に送られている」という
ネガティブな報道もありました。

もちろんこの報道を機に、
距離を置いたユーザーもいるとは思いますが、
正直、私の周辺ではそれとは関係なく、
利用時間が減っている人が多いです。

その理由はいくつかありますが、
主体的に自分が話をしたいという層が、
そこまで多くないということが大きいと感じます。

Clubhouseは声だけのSNS。
利用者はスピーカーとリスナーに分かれ、
スピーカーが自由に話をしている様子を、
リスナーがただただ聞いているだけ、という仕組みです。

一つのトークルームには、
5,000人まで参加することができ、
そのうち50人までがスピーカーとして参加できます。

話した内容は残ることがなく、
利用規約の中でも、それを録音したり、
二次利用することは禁止されています。
運営サイドにその行為がばれた場合は、
退会させられてしまうそうです。

スピーカー同士の話に、参加したくなったリスナーは、
「挙手」をすることで、スピーカーに認められれば、
自分も参加することができます。

いわば、参加型ラジオというところでしょうか。

上陸直後は、
「招待制」という希少性や、
物珍しさ、
TwitterやInstagramなどの主要SNSに次ぐ、
新しいSNSだともてはやされたことから、
大きな話題となりました。

芸能人も続々と参加し、
普段テレビでは交流することがあまりなさそうな、
芸能人同士が話している様子を見たり、
著名な経営者の方々が、
フラットな話をしている様子を覗くことは、
まるで「スナック」でたまたま誰かと同席したかのような
ワクワク感があり、ついついClubhouseを長々と聞いてしまい、
「Clubhouse疲れ」をしている人も少なくありませんでした。

上陸1〜2週間は一般人がスピーカーとして、
ただただおしゃべりをしている様子にも、
たくさんの人が集まることもありましたが、
著名人が増えるにつれ、
そこにしか人が集まらなくなりました。

そこからさらに、1〜2週間経ち、
著名人たちも継続的にその場で話し続けることに疲弊し、
徐々に稼働率が低くなり、
聞きたいコンテンツがあっという間になくなっている状態です。

例えば、TwitterやInstagramなどは、
自分自身がアクティブユーザー(積極的にそのアプリを利用する人)に
なることは容易でした。

多くの人に見られることを意識することもなく、
自分自身の言いたい言葉を(Twitter)、
好きな写真を(Instagram)掲載すれば、
数人の友人とのコミュニケーションが生まれ、
それだけで十分楽しかった。

ですが、Clubhouseは、
友人だけでコミュニケーションを楽しむだけなら、電話で十分なのです。
やはり、このアプリに関しては、
できるだけ多くの人に聞かれて、
思いがけない他人とのコミュニケーションが生まれ得ることが、
刺激的なポイントになってしまいます。

「多くの人に聞かれること」を前提に、
ユニークな会話を展開することは、
そうそう簡単なことではなく、
さらにそれを継続することはより難しいというのは、
当然のことです。

では、このままClubhouseは衰退し、
今年の終わりには「そんなものもあったねぇ」と
言われてしまうのか・・・。

私はまだ、このまま終わるとはなんとなく思いません。
というのも、やはりClubhouseなりの利点もあるように思えるからです。

例えば、オンラインセミナーだったり、
授業のようなことを行うのであれば、
非常に便利なツールであるように思えます。

Zoomであれば、
出演者も視聴者も顔を出す必要がありますが、
Clubhouseだと必要がありません。
(もちろんカメラオフも可能ですが、
全員がそうというわけにもいかないでしょう。)

あと、スマートフォンのアプリとして、
バックグラウンド再生ができる、というのはとても大きな要素です。

バックグラウンド再生とは、
他のアプリを起動していても、
音声を聞くことができるということです。

YouTubeであれば、
YouTubeアプリを閉じてしまうと、
映像はもちろん音声も聞くことができないため、
それ以外のことはできません。
(LINEを打ったり、別のSNSを見たり)

我々世代は、
一度に同時のことができる状況を好む人が多いです。
歩いている時には音楽やラジオを聞いている人が多いですが、
例えばClubhouseで有益な授業なようなものが、
聞けるようになれば、人気を博するでしょう。

最近はオーディオブックという、
アプリが書籍を読み上げてくれるアプリで、
移動中は「耳で」本を読んでいる友人も少なくなく、
そんな時ですら、なにかを吸収しようとする人もいるくらいです。

このように、1ヶ月前の大爆発的ブームは
もうこないでしょうし、InstagramやTwitterがそうであったように、
生活の中心になるようなことはないように思いますが、
さりげなく生活の片隅にあるような、
そんなサービスになると私は予想しています。


ちなみにこぼれ話ですが、
私の友人の一人は「日本発のClubhouserになるんだ!!!!」と、
意気込み、その言葉通り、衰退してきた今でも、
毎晩欠かさず「スナック●●」と銘打ち、
トークルームを開催している人がいます。

その人は芸能人でもインスタグラマーでもない友人なのですが、
それを続けているうちに、1ヶ月ほどで、フォロワーが2,500人ほどになり、
毎晩開催するトークルームには平均して100人ずつほどの
リスナーが聞きに来ているそうです。

時には誰もがしっている、芸能人が現れたりもしているようで、
なかなかの盛り上がりです。
さらに、「Clubhouser」としてインタビューの声がかかり、
今度メディアデビューもするんだとか。

なかなかのシンデレラストーリーだと思いませんか?

もしかしたら、
Instagramから有名人が生まれてきたように、
その友人もClubhouse発の有名人になるかもしれないと、
私の周辺では期待が高まっています。



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