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52nd:映画「糸」を見てきました

2020.08.31

またしても、久しぶりの更新となってしまいました。
申し訳ありません…。
コロナ禍ということもあってか、
なかなか「これについて書きたい!」という
気持ちが沸き上がってきません。

ですが、少し肩の力を抜いて、
「新しいこと」にこだわりすぎず、
私が日々、目にしたこと、感じたことを
ご紹介していこうと思います。
つたない記事ではありますが、
読んでくださるみなさまにとって、
小さな発見につながれば幸いです。

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この週末、8月21日に公開された、
映画「糸」を見に、渋谷の劇場に行ってきました。
サポーティングメンバーの
俳優・永島敏行さんが出演されているので、
club willbeのHPでも「サポメン情報」として、
紹介させていただきましたし、
今をときめく俳優の菅田将暉さんと
小松菜奈さんがW主演ということで、
大変注目度も高く、
メディアでも大きく取り上げられているので、
ご存じの方も多いのではないでしょうか。

本作品は中島みゆきさんの名曲「糸」を題材とした、
ラブストーリー。
平成元年生まれの男女2人が、
北海道で出会い、別れ、
平成と共にそれぞれの人生を歩みます。
2本の糸は果たしてまた絡まり合い、
結ばれるのか。それとも…。

正直、想像していた通りのストーリーで
意外性や驚きは少ない作品だったのですが、
要所要所でかかる、中島みゆきさんの名曲が
ストーリーと合わさることで、
スッと心に染み込み、
じんわりとした感動が何度も押し寄せてきました。

また、平成の30年間が舞台となっているため、
平成史を描いているような一面もあり、
「こんなこともあったね!」や、
「私もこれ使ってたな~」というような懐かしさ、
そして、東日本大震災のような、
決して忘れてはいけない出来事にも
触れられていました。
令和という新しい時代が走りだしたばかりの今だからこそ、
見る意味があると感じました。

2人の人生、
平成という時代、
そしてそれらを中島みゆきさんの名曲の世界観から
外れることなく描くということは、
容易いことではありません。
口コミなどを見ていると、
「あらゆる要素が盛り込まれすぎ」というものが
少なからず見られましたが、
私はあらゆる要素が盛り込まれすぎているからこそ、
リアルだし、平成を生きてきた人なら誰しもが、
感情移入できる箇所がそれぞれに必ずある作品だと、
思います。

映画館は今、一席ずつ空けた状態で販売されており、
密を避けるような対策がとられています。
劇場に入る手前に検温器が設置されていて、
そこで体温を測定し、37.5度以下の人のみが
入場できるシステムです。

来場されている皆さんも、
それぞれに緊張感があり、映画開始前や退場時にも、
beforeコロナ時代より
おしゃべりが少ないような気がします。

劇場は作品が終わるごとに
消毒もされているようですし、
私はある程度安心して出かけてよい場所の一つだと
思っています。

ただ、現在上映されている作品は、
ピクサーのアニメ―ションただ一つを除いて、
邦画のみであることには、
とても驚きました。
やはり、新型コロナウィルスの影響で、
もちろん制作も止まっているでしょうし、
海外作品の方が公開を見送られているようです。

今年の4月に公開予定だった、
ディズニー作品「ムーラン」の実写版は、
全世界で公開延期となっておりましたが、
各国で徐々に劇場公開は中止し、
配信のみでの公開の決定が報じられてきましたが、
先週、日本でもその方針に倣うことが発表されました。

邦画作品でも、
又吉直樹さんの小説「劇場」を映画化した作品が、
映画館での公開と同時に、
amazon primeでの配信も開始するという
新しい形式がとられたりと、
映画界にも新型コロナウィルスは
大きな影響をもたらしていると、
実感させられます。

stay homeの最中、amazon primeやNetflixで見られる
映像作品は単調な毎日に
彩りを与えてくれました。
これから先も
時代的に暗い雰囲気が流れざるを得ない時も、
画面の向こうの世界は、
希望や勇気を与えてくれるはずです。

今は制作もままならない状況ではありますが、
それでもなんとかして、良い作品を送り出そうと、
映画界の人々は試行錯誤なさっていることでしょう。
関わる全ての方々に、
深い敬意を表したいと思います。

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