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38th:インターネット時代の悪しき一面

2020.04.02

先日、35thの記事で
「若者世代はSNSで呼びかけあい、
 感染を広めないように行動を自粛している。
 テレビで報道されている様子には違和感がある」
と記述しました。

今でも、その見方に代わりはないのですが、
一方でやはり、今も尚
「私は大丈夫」
「これくらいならいいか」という
甘い認識で自由な行動をとっている人も
少なからずいます。

前述したことに、嘘偽りはなく、
日々「おうち時間」というステッカーをつけ、
「stay home」をしている様子を
発信している人が大多数ですし、
著名な方々が集めた危機感を煽る
情報共有も毎日行われています。

最近は、
実際に新型コロナウィルスに感染した人が
「インフルエンザの比ではない辛さ」と語る、
手記や、
こちらから読めます)
NY在住のシングルマザーが
危機意識の低い日本人に対して、
「このままだとNYのようにひどい状況になるよ!」と
警鐘を鳴らす動画が多くシェアされています。
(動画はこちらから見れます。)

しかし、一方で、
未だに友人との食事の予定をキャンセルせずに、
出かけている人や、飲み会を開く人、
お出かけする人がいるのも事実です。

今は、出かけた場所や何をしているかを、
SNSに掲載するのはもちろん、
LINEという閉ざされたSNSで、
友人たちと常に繋がっているのは
ごく普通のことです。

それは非常に便利なことでもあり、
楽しいことでもあり、
ポジティブな部分が多いのですが、
(中にはその恒常的な繋がりに疲弊する人もいますが…)
こう言った有事の時に、
どのような判断をし、
行動しているかと言うことも、
手に取るようにわかってしまうので、
思わぬ価値観の相違に気付かされます。

もちろん、誰しもにとって、
初めて遭遇する事態のため、
どのような行動が正しいのかは、
一概には言えません。

この状況はウィルスの強度による、
パンデミックだと考える人もいれば、
人々の情報認識力や誤情報もが広まりやすい
この時代ならではの、
インフォデミックだと考える人もいます。

後者の場合、ウィルスによってではなく
人によるパニックを
引き起こしていると言い、
過度の自粛は経済を衰弱させ、
それによる自殺者の増加の方が
よっぽど恐ろしいと語ります。

いずれも正しさを含んでいるため、
本当に如何様に行動すべきか、
非常に難しい局面です。
他国と違い強制力のある
行動制限が実施されていないため、
誰しもが最適解を持てていない状況で、
識者の意見も様々です。

私個人としては、
要請レベルとは言え、都知事より
行動自粛を促されているからには、
それを遵守すべきだと考えており、
友人との食事の約束も外出の予定も
全てキャンセルし、2週間、
友人とプライベートで顔を合わせていません。

先週より事務局もテレワークが導入され、
一人暮らしのため、人と顔を合わせることがなく、
正直寂しさがあります。

しかし、先日の志村けんさんの訃報を受け、
感染症にかかった場合、
親族もお見舞いに訪れることが叶わず、
一人で息を引き取り、
病院から搬出される際も
ウィルス飛散防止のためのビニールに入れられ、
最後のお別れもままならないまま、
火葬されたことを知ると、
深い悲しみを覚え、
どうしても感染を広げてはいけないと思います。

だからこそ、自分が感染者であると仮定し、
自宅で過ごすことが最適だと考えています。
一人一人が意識し、都市の血脈である、
人の動きを止めないことには、
この状況は改善しないと言う考え方です。

「私だけはいいや」「少しならいいや」が
命取りになると思うのです。

また、明らかな誤情報をSNS上で共有して居たり、
政治判断に対して、的外れに感じられる発言をして居たり、
平穏な状況下では見えることのなかった、
その人の思考の一部分が露呈し、
価値観の不一致を知ることもありました。

もちろん私の考え方、捉え方が、
絶対に正しいと思っているわけではないですし、
違う考え方、行動の仕方も当然あるでしょう。
なので、自分の行動や捉え方を他者に強要するつもりは
一切ないのですが、「相違」は感じてしまいます。
大好きだった友人のことも、
ちょっと嫌いになりました。笑

SNSで常に人と繋がっていることができ、
自宅に居ながらにして、
豊富な動画コンテンツを楽しむことができ、
ネットでなんでも買うことができ、
この状況下がインターネットの時代であることに
せめてもの救いと感じつつも、
情報がありすぎるが故の疲弊感も
間違いなく感じています。

やはりどんな物事にも
二律背反する側面があるものですね。
今日は、インターネット時代を愛している私が
悪しき一面をお伝えしてみました。
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