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22nd:オンライン会議の限界

2020.03.06

昨日、人工知能の研究を仕事にする友人と
食事をしました。

今回の新型コロナの影響で、
遠方での学会なども相次いで
中止になっているそうです。

しかし、そこはさすがのAI界隈。
急遽オンライン学会が開催される運びとなり、
友人も研究結果を
自宅から発表したとのこと。

やってみた感想として、
聞く側としては、
すごく利便性が高く、快適だったようなのですが、
発表する側としては、
非常にやり辛かったというのです。

やはり学会発表と言えど、
内容を淡々と話すのではなく、
抑揚をつけたり、ある程度のパフォーマンスで
聴衆を惹きつけなければなりませんが、
一人で話していると、そうはいきません。
百人以上の聴衆を
想像してはみたそうなのですが、
現実はその場には自分一人とパソコンのみですから、
どうしても味気のない発表となってしまったようです。

今回の新型コロナウィルスの影響で、
多くの企業がテレワークを推進しています。
実際にその状況になってみて、
意見は様々です。

「自宅で仕事をしていると、
 張り合いがないし、どうしてもダラダラしちゃう」
と言う人もいれば、
「会社に行かなくても、仕事はまわるね。
 逆に時間を効率的に使えて、
 今まで決められた通りに動いていたのは
 一体なんだったのかと思うよ」
と言う人もいます。

こればかりは個人の集中力や
取り組んでいる仕事の類に大きく左右されるとは思いますが、
多くの人が「働き方改革」を
半強制的に体感し、考えるきっかけとなったのは
良かったのではないかと思います。

その研究者の友人も、
大きな学会はさすがに難があったそうですが、
少人数の会議に関しては、
一切問題がないとのこと。
自宅で仕事ができるようになり、
ゆっくりコーヒーを淹れながら考え事をしたり、
リフレッシュ時間をうまく設けることができるお陰で、
全体の効率は上がっているといいます。

感情を表現しなくてはならないような場面では、
オンラインのみに頼り仕事することは
困難を擁しますし、
目を見て話し、最後に握手をして終えられるような
環境が必要な場面は今後ももちろんあるでしょう。

「限界」がどこかを知り、
オンラインとオフラインの切り替えを
上手くみんなができるようになると、
仕事効率もそれぞれの生活の質自体も、
良くなっていくような気がします。

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