ホーム>ハンナとその「時代」>19th:学校はなくなる?!

19th:学校はなくなる?!

2020.03.03

どうしてもこのご時勢、
書こうと思う話題は新型コロナと
何かしら関係のある事柄になってしまいます…。

新型コロナウィルスの感染拡大対策として、
全国の幼稚園・小学校が閉鎖されることとなりました。
学校関係者の混乱は当然のこと、
親御さんたちも突然の決定に、
さぞお困りのことでしょう。
学生たちも、特に卒園・卒業を間近にした
子供たちは、思いがけず友人たちとの別れを
迎えることとなり、
悲しい思いをしていることでしょう。

通学ができなくなることで、
もちろん学習計画もストップしてしまいます。

しかし、学校へ通わなくては、
学ぶことができない、というのは、
非未来的なのかもしれないと感じています。
今、あらゆるテクノロジーは、
どこかへ行かなくてはできないことを、
どんどん減らしているからです。

お店に行かないと、
買い物ができない状況は、
ネット通販が取り除き、
友人と会わないと、
コミュニケーションがとれない状況は、
LINEが取り除き、
映画館やレンタルショップに行かないと、
映画が見れない状況は、
ストリーミングサービスが取り除きました。
そして、今各企業で「テレワーク」を
取り入れているように、
会社に行かないと
仕事ができない状況も、
テクノロジーにより取り除かれようとしています。

この流れで行くと、
「学校へ行かないと、学習ができない状況」は、
近い将来なくなると、
断言しても決して大げさではありません。

私の大学の先輩が「Qubena」という、
オンライン学習サービスを提供する会社を
経営しており、数年前から代表として
メディアに出演したりと、注目を集めています。

これは、小・中学校の学校カリキュラムの内容を、
AIが子供たち一人一人の理解度に合わせて、
解くべき問題へと誘導してくれる、
「自分だけの先生」のような役割を
果たしてくれるタブレット用のサービスです。

もちろん現在の学校制度の仕組み的に、
これで学ぶだけで、
小学校や中学校を卒業したという、
経歴を得ることはできませんが、
カリキュラムをカバーしているので、
理論上はこの仕組みを使えば、
学校を卒業するのと同等の知識を得ることができると言えます。

それぞれの習得度に合わせたスピードで
学習ができるので、中には1年かけるカリキュラムを
数か月で終わらせることができる子供もいるようです。
もし1年かけるべきものを、
短い時間で学び終えることができれば、
残りの時間でより発展的な教育を受けられるかもしれないし、
もしくは、いろいろな場所にでかけて、
見聞を広めたり、
時間をより有意義に使えるようになるかもしれません。

もちろん私自身、
学校へ通い、授業を受ける以外に、
人との付き合い方を学んだり、
大切な友人ができたり、
たくさんの思い出を作ってきたので、
「学校がなくなる」というのは、
あまりにも極端で諸手を挙げて、
推進すべきだとは思いませんが、
あらゆる子供たちにとって、
有意義な側面は多いと感じます。

前述した通り、
どこかへ行かないとできないなにか、
というのは今後どんどんなくなっていくでしょう。
だからこそ、
「場所」は目的を果たせるだけでは
今後は価値がなくなり、消えゆく運命なのだと思います。
しかし、そこにプラスアルファの何かがあれば、
それは揺るぎない価値となり、
唯一無二の存在として、
より発展していくことができるでしょう。

場所を使う人々は、
従来通りのことをただ遂行するのではなく、
自分がそこに新たな価値を生み出せるよう、
思考を止めないことが大切だと感じています。

無機質でもの寂しい世の中に
なっていくようにも思えますが、
捉え方によっては、
「人間の本質的な部分」をより追及することができる
環境が出来上がりつつあるとも言えます。
制限されていたことから解放されたときに、
どのような行動と判断ができるのか、
はたまた、したいのか、
今のうちから考えておく必要があるかもしれません。

新型コロナウィルスの影響で
あらゆることが窮屈な今日この頃ですが、
この出来事から学んだり、考えさせられることも
たくさんありますね。
wakudamailto