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16th:飽くなき美への探求心

2020.02.27

近頃、
友人たちをはじめSNSで拝見している女性たちの
美容へかける情熱が
どんどん増加しているように感じています。

30代前半なので、
年齢のこともあるのかもしれませんが、
SNSなどで見ていると
20代の若い女性たちも、
同様に見受けられます。

メイクの仕方などをレクチャーする
YouTuberもとても多く、
若い女性たちの憧れの的です。
「2020年トレンドメイクのやり方」
「オルチャンメイク(韓国風美女)のやり方」
「一重瞼でもデカ目に見えるやり方」
「学校でばれにくい、スッピン風メイクのやり方」等
ちょっとしたメイクのコツが
多数公開されています。

これまでだと、月1発行のファッション雑誌などで、
そのようなテクニックは公開されていたので、
理解の範疇だと思います。
変わったことと言えば、
プロのメイクアップアーティストではなく、
普通の女の子が教えるようになったことでしょう。

対して、これまではなかったなぁと感じるのが、
美容整形手術を受ける様子を、
伝えるコンテンツが多数あることです。
YouTube、Instagram、Twitter、ブログなど、
発信の場所は様々で、
それを極少数の特異な人がやっているわけではなく、
本当に数えきれないほどの発信者がいて、
さらにそれらは非常に注目を集めています。

私の友人でも、メスを入れるほどではないですが、
医療機関で美容施術を受けている友人は多いです。
今、流行っていることで言うと、
輪郭をシュッと見せるために、
耳の下から注射器で細い糸を挿入する施術や、
しわができるのを防ぐために
ボトックスといって筋肉の動きを抑える注射を打ったり、
医療レーザーを皮膚にあてて、
ツヤのある肌にしたりが人気です。

これまでは美容医療施術をうけるのに、
情報がなかなか手に入り辛かったので、
躊躇する人の方が多かったでしょうが、
今はその施術をうけたらどんな風になれるか、
少し時間が経ったあとにどんなことが起こるのか、
あらゆる情報が簡単に手に入るようになり、
身近になったのでしょう。
また、人には言いづらいような風潮もありましたが、
影響力のある方々が発信しているのを見ると、
「別に隠すことじゃないんだ」という風に感じ、
それぞれのハードルも低くなっているのだと思います。

「ちょっと美容施術受けに韓国旅行に行ってくるね!」とか、
「整形してダウンタイムだから顔が腫れてるけどごめんね!」とか、
そのような会話は当たり前に繰り広げられています。

加えて、そのような医療に頼る美容だけではく、
ジム通いする人は男女ともに多いです。
しかも月々5,000円ほどの、
トレーニング施設に行くというよりも、
月々2万円近くする、
個人レッスンを受けられるジムに通う友人が
とても多いのです。

自分を磨くために、
ありとあらゆる努力をし、
さらにそのためには出費も惜しまない人々が
本当に増えています。

その全ての背景はSNSなどの普及により
一般人であっても人に見られる機会が
増えたことの影響が大きいのだと思います。

スマホアプリで、
自動で肌をきれいに見せてくれたり、
小顔にしてくれたり、目をパッチリしてくれたり、
鼻を高く見せてくれたり、
さらには足まで長く加工してくれるものが人気で、
人物を撮影するときには
「アプリで撮ってね!」が
合言葉なのですが、
美容施術を受ける際に、
「アプリで撮ったみたいになりたい!」と
いう人が多いそうです。

しかし、それを目指して施術をうけても
どうせまたアプリで撮影するので、
なりたい自分と現実の自分とのいたちごっこが
終わらないなんて話も聞こえてきています。

若者たちの飽くなき美への探求心。
果たしてどこまで続くのか。
美容は資金力がどこまで続くのかが勝負、
なんて話も聞いたこともありますから、
人々の行く末が気になる今日この頃です。
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