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新春特別インタビュー 栗原はるみさんのお宅に、遊びに行ってきました。
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第5回
「美味しいものを作るぞ!」と思って料理する
残間 新しい料理を思いついたり、ひらめいたりするのって、
どんな時ですか。

栗原 うーん、材料が美味しくない時ですかね。

残間 美味しくない時ですか?

栗原 私、主婦の方によく言うんですけど、
みんなジャガイモって、
買ったらずっと新しいと思ってるんですよ。
味が変わらないと思ってる。

残間 確かに。包丁を入れなければ大丈夫だと思いがちですね。
玉ねぎなんかもそうかもしれない。

写真:栗原はるみ

栗原 でも味は変わるんですよ。古くなってるんだから。
そこに気づいてないから、古くても肉ジャガを作るし、
ポテトサラダも作っちゃう。
だけど肉ジャガやポテトサラダが美味しいのは、
採れたてだからなんですよ。材料が新鮮だから。


残間 よく考えればそうなんだけど、
パッと見、変わらないですからね。
芽でも出てなきゃ大丈夫と思っちゃう。

栗原 だから、その古くなった時にどうするかなんですね。

ある時、いつものように里芋のコロッケを作ろうと思って、
まず里芋を煮たんですね。舐めたらまずかったです。
それでしょうがないんでホワイトソースを作って、
これだとちょっと味が違うんで少しエビを加えました。
里芋は和風で薄く味をつけて、
ホワイトソースと合わせてみたら、
すごく美味しい里芋コロッケができました。

とまあ、そういうことですよね。
古くなって美味しくなくなったものは、
何か手をかけなきゃ美味しくならないです。

写真:栗原はるみ 残間里江子

残間 なかなかそうは思わないですよね。
菜っ葉だと萎れるのでわかるんですけど、特に根菜は。
そういうことに気づかせてくれるってありがたいですよ。
日常って続いているものですから。

栗原 私も忘れそうになるところです。

残間 その辺なんですよね。栗原さんの料理って。
栗原さんの料理って、人を驚かせようっていうものじゃ
ないですよね。

栗原 (笑)全然!
ただ、肉ジャガがいつもと何か違うなあと思ったら、
だいたいジャガイモが古いんじゃないですかね。
ホクホクだったら美味しいはずですもん。
いつもと同じに煮ているはずですから。

そういう時ですよね。
コロッケにして生クリームと合わせてみようかとか、
エビも加えてみようかとか、
お肉もいつもの2倍にしてみようかとか、
どこかで工夫をして、そういう気持ちを忘れないようにしないと。

ただ何となく料理するんじゃなくて、
「美味しく作るんだぞ」と
最初から決めるといいんですよ。
そう思うか思わないかで差が出ます。
だってそうじゃないと、
ホワイトソースやエビを入れるという発想は
生まれないですから。

だから「美味しいものを作るぞ」という気持ちを
忘れないでいて欲しいですね。

(つづく/次回は最終回「料理を教えるのは好き」は
1月15日更新です)


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