8月1日(日)23時57分
一昨日、
アミューズの大里会長から、
「8月1日の16時に浅草ROXのまねきねこ館に来てよ」
との電話があった。
先週サザンの桑田佳祐さんの癌告知があったので、
電話をしようかどうしようかと迷っているうちに,
大里さんの方から電話があったわけだが、
「桑田さん、大丈夫ですか?」と聞いたら、
「大丈夫、大丈夫。それより『まねきねこ館』を借りて、
エノケンと笠置シヅ子をやるからさ、観に来てよ!
この2週間、これを創るのに忙しくて、
桑田のことが書いてある、
メディアにも目を通していないんだよ。
何て書いてあった?」と、
いつにも増して、大きな声で言うのだった。
大里さんがこんなに元気なら、
桑田さんも大したことはないのだと確信して、
浅草行を約束した。
「浅草には六芸神と言う神さまが祀られているんだよ。
唄神(うたいがみ)奏神(かなでがみ)
話神(はながかみ)戯神(おどけがみ)
演神(えんじがみ)踊神(おどりがみ)の6神。
昔の浅草の写真を見るとひょうたん池の回りには、
凄い数の劇場が立ち並んでいて、
浅草は興行の聖地だったんだよ。
それが関東大震災で全部壊れて、
その後も何度か復興はしたんだけど、
昔のようにはいかなくて.........。
だから俺、それを復活させようと思って、
数年前から立教の後輩たちと一緒に、
浅草のビルのオーナーのところを回って歩いて、
『劇場を造りましょうよ』と、口説いて歩いているんだ。
アミューズミュージアムも、その一環なんだよ」
大里さんの熱い言葉に、
これまで断片的に聞いていたいくつかの話が、
すべて有機的に繋がった。
今日の演目の、
「エノケンVS笠置シヅ子〜昭和歌謡ショー」は、
二人の往年のヒット曲を、
小倉久寛の活弁士の案内で、
若いアーティストが唄い、踊るのだが、
なかなか楽しい出し物だった。
大里さんは、
Tシャツにブルゾンを羽織ったままの現場着姿で、
ステージに立ち、
客席に向かって話し始めた。
「今日はトライアルで、本番は10月です。
ニューヨークのブロードウエイでも、
ロンドンのウエストエンドでも最初はトライアルでやって、
お客さんからいろいろ言っていただいて、
それを直して、直して、次はオフオフ、
その次はオフの舞台に上げて、
いずれオンのステージに持っていく、
こういうことを浅草でやりたいんです。
今日は浅草寺のご住職をはじめとして、
浅草にお住まいの方々が沢山おいでです。
まだ中身は完全ではないのですが、
今申しました理由から、
みなさんには是非最初のステージを、
ご覧いただきたかったのです」
サザンを育て、
福山雅治、Perfume、ポルノグラフィティ、
深津絵里、上野樹里、吉高由里子ら総勢250人の、
タレント・アーティストをプロデュースし、
株式上場も果たした大里さんが、
還暦から手がけている「浅草復興プロジエクト」
配布された急ごしらえ(らしい...。コピーみたいな地味な)チラシに、
「企画・演出 大里洋吉」と書かれてあるのを見て、
熱いものが込み上げてきた。
「桑田も福山も頑張ってるからね。
俺も新しいことをやらないと、
あいつらに馬鹿にされるじゃない!」
いつかそう言って、
笑っていた大里さんを思い出した。
そのまま引き揚げて、
拙稿書きをしなければならなかったのだが、
会場に大野真澄さんがいたのを見て、
急に気が変わった。
一昨日私のオフィスに、
「近所まで来たから、これを渡そうと思って...」と、
「なごみーず」の新しいCD、
「ACOUSTIC NIGHT 2nd」を届けてくれたので、
お礼を言わなきゃと思っていたので、
大野さんの連れの放送作家の大倉さんも一緒に、
大野さんが一度行きたいと思っていたと言う、
「神谷バー」に行き、
その勢いのまま原宿の焼鳥屋さんに流れた。
(大野さんは朝から「焼き鳥胃」になっていたらしい)
「このところ、週末は辛気臭かったからなぁ。
たまには、こういう日があってもいいか.........」
と、思いながら、
拙稿を待ってくれている編集者に、
心の中でペコリと頭を下げた。

































桑田さんの病気のニュースは、今でも信じられません。しかし、今朝、残間さんのブログから、大里会長さんとのやり取りから、安心しました。人に感動を、与える仕事は殺伐した今だから特に大切だと、改めて思いました。
サザンが学生時代のBGMだった、そして今も「新曲」を待ち続けているぼくとしては、桑田サンのニュースはショックでしたが、ステージ1と聞いてホッとしています。
残間サンの人脈の広さ深さには、ブログを読ませていただく度にボー然とするばかりです。
長い時間をかけて、人間関係のタペストリーを丁寧に織り上げてこられたからこそなんでしょうね。
神谷バー、いいですよねー。
もうずい分行っていませんが、毎夏、カワイイ絵の描かれた団扇が律儀に送られて来ます。
今度、隠居大学に行く時に、電気ブラン呑みに立ち寄ってみようかな。
残間さんが撮った大里さんの写真を久しぶりに見て、頭が薄くなった分<失礼!>、頭が上に長く大きくなって、どこか求道者のような風貌を感じました。
もう、キャンディーズの頃から、折々、その勇士に触れて来ましたが、一筋にエンタテインメントの道に、火の玉のように燃える大里さんのほとばしる情熱は、風貌をもこのように変えてゆくのだと感慨がありました。
人間はその生き方によって明らかにその風貌も変えて行くのだと。浅草は必ず生まれ変わると確信しました。良質なエンタテインメントによって、老いも若きも心おきなく集える新しい街の姿がもうすぐそこに見えて来そうですね。隅田川の花火のように、いつまでも朽ちることが無い新しい文化を育てて行きたいですね。
サザンは青春そのもの。思い出いっぱいです。
今日はKAMAKURA聴いてました。
今は大好きな希望の轍、かかってます。
早く元気になられることを祈ってます。
神谷バー、一度行ったきりですが、私も隠居大学の帰りに寄ってみようかな。