7/13(火)外山滋比古さんは、大人の中の大人、実にカツコよかった。

icon_zamma.jpg7月13日(火)25時02分

裁判傍聴以来、
気が晴れず、
何とはなしの憂鬱が続いている。

こういう時、
人間が出来ていないせいで、
「苦虫噛みつぶし状態」になってしまうのである。


オフィスに顔を出しても、
「最近、みんな起きていることを、
他人事みたいに受け止めていない?
何事にももう少し当事者意識を持ったら?」などと、
ついついスタッフに厳しい態度をとってしまったり、
家では息子の話に身が入らず、
「大事な話をしてるんだよ。
人の話を上の空で聞かないでよ」と叱られれる始末。
.........情緒不安定気味なのである。

気分がどうあれ、
やらなければならないことは山積みなのだから、
グズグズ言っている場合ではないのだが、
どうにも瞬発力に欠けていて、
仕事がはかどらない。

弛緩している気力を回復させるためには、
現実直視をさするしかないので、
今日の「案件リスト」を作ってみたら、
直近課題だけでも8つもあった。

「よしっ! 気分を変えて、さぁ、いくか!」と、
無理矢理、気力を産み出してはみたのだが、
どう計算しても、
8つの課題に対応する時間はなく、
フラストレーションの連鎖はおさまらない。

11時に大阪から来客、
お昼には上海万博で日本企業館の館長をしている、
秋岡さんが一時帰国をしていて、
尋ねて見えたので、
一緒に近所のお蕎麦屋さんに行った。

「気を抜くといろんなことが起きますから、
朝一番に行って、
夜一番最後までパビリオンにいるんですが、
館長にずっといられると、
やり難いと思っている人もいるでしょうね。
質素なアパートでの一人暮らしですけど、
部屋を飾り立てる気も起きないし、
中国式エステやマッサージに行く気力もなくて、
半年の会期が終わったら、
どうなっていることやら.........。
でも、今のところは開館から閉館まで満員だし、
評判も悪くないので、
10月末まで走れそうです。
それはそれとして、
残間さんもwillbe の人と一緒に是非来て下さいよ。
特に夜のイルミネーションは凄いですよ。
これは中国以外では出来ないなというくらい、
きらびやかですよ」

平均気温38度の上海で、
堺屋太一さんと二人三脚の、
奮闘ぶりを聞いているうちに、
「私もこうしちゃいられない!」という気分になり、
上海での再会を期して、別れた。

16時半に、
クミコのマネージメント会社の平栗社長が見えて、
「INORIプロジェクト」の今後の展開予定を聞き、
お陰さまで1万羽にまでなった折り鶴を、
8月6日に広島に届けたあと、
どういう形でプロジェクトの「収束」をするかについて、
相談を受けた。

何らかの形で,
ご参加下さったみなさんに、
お礼と経過報告をしましょうということで、
近々具体策を持ち寄ろうということで、
今日は散会した。

夕方7時からは、
2回目の「隠居大学」が開催されるので、
浅草二天門のアミューズミュージアムに向かった。

今日のゲストは、
「思考の整理学」が再ブームとなっている外山滋比古さん。

人生は「二毛作」とおっしゃる外山さん。
二期作は同じ耕地で同じものを2回収穫するのだが、
二毛作は同じ耕地から別のものを収穫するというもの。
大人の第2章は、1毛作目で獲得・保有した知識を捨て(忘れ)
脳を空っぽにしたところから、始めよう。
意識的に忘れることは難しいことだが、
どんどん忘れて(「忘却」は神様からの「恵み」と捉え)
新しい自分を創ろう。

毎日朝4時半には起きて、
5時47分発の地下鉄に乗って九段下まで行き、
北の丸公園でラジオ体操をしたあと、
皇居の回りを散歩し、
8時過ぎに帰宅して、
お身体がお悪い奥様の分と2人前の朝ご飯を作り、
(大抵は手作りサンドイッチらしい)
11時半まで「また寝」をして、

寝起きは脳が活性化しているので、
2時まで近所の図書館で執筆、
2時に奥様と2人分の昼食を作り(大抵は麺類)
二人で食べて、
打ち合わせなどが入っている場合は打ち合わせをし、
何もないない時は夕方まで執筆を続け、
夕方帰宅して、家の中の雑用を片づけて、
7時から夕食を作り(先生の「ちらし寿司」は天下一品らしい)
8時には食べ終わって、
片づけをして9時には寝るという、
規則正しい一日を過ごしているのだという。

「料理の「料」は考えるということで、
「理」は道理とか道筋という意味。
英語で言えば「ロジカル・シンキングなのだという。
「料理は本来は男の領域。女性には向いていません。
女性は、そこまで男に持っていかれたら大変というので、
不得手な料理や育児をしているんですよ.........ね」

ユーモアたっぷりのお洒落トーク。
とても87歳とは思えない。

(この模様は、8月5日深夜25時台、
正確には8月6日の午前1時台に、
45分間のダイジエストではありますが、
NHK の「ラジオ深夜便」でも聞くことができます)

「二毛作には、表作と裏作があるが、
二毛作目を裏作と考えるのはおかしい。
二毛作目は一毛作目を凌ぐほどの、
楽しさと充実感があるのですから、
むしろ表作と捉えるできでしょう」

随所で「発想の逆転」を聞かせていただき、
私の硬直化した脳も大分柔らかくなったような気がした。
お帰り際に、willbeのパンフレットをお渡ししたら、
「そうですか、クラブですか。
僕は日本にもクラブが必要だと思ってきました。
二毛作目は知識は要りませんが、
仲間との対話は必要です。
これはただ単に同好の士同志が趣味の話をするのではなく、
課題を作って、ディスカッションをすると、
新しい知恵に巡り合えます。
僕も少人数で2つのグループを作っていて、
先日のお題は『選挙に出る人について』でした。
その前は『振り込め詐欺』でしたが、面白いですよ。
ルールが二つあって、固有名詞は使わない。
固有名詞で言うと悪口になりますからね。
それから過去形は使わない。
過去形にすると、
自慢話になる可能性が大きいですからね」

目下、今週お会いすることになっている高樹のぶ子さんの、
「甘苦上海」を読んでいるので、
これを読了したら、
次は外山さんの「ユーモアのレッスン」を読むつもりだ。


.........毎度同じことばかり言って恐縮だが、
憂鬱も情緒不安定もフラストレーションも、
「いい人に会う」ことでしか解消出来ないと、
しみじみ感じさせられた一日だった。
(中には犬や猫や猿に会って解消する人もいないではないだろうが)

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コメント(5)

毎日残間様のブログから、必ず悩み事の解決方法をいただき!感謝してます。外山先生に、素敵な男性を感じました。さっそく私も本を注文します。二毛作、人生にも……………北海道富良野美瑛の丘の美しさ? まさしく、農家の方々が長い年月をかけて(開拓した)完成した傑作なのです、二毛作が訪れる観光客に毎年違った風景で感動を与えてくれます。数ある樹も風雪に消え僅かに耐え残っている木々が今は…名前を付けられてます。農業を大切にと思います。土は…暖かいでしょう!「蒔かぬ種は…生えぬ」残間様のベランダの鉢植え◎素晴らしい!忙しいでしょうが、気分転換にもと思いました。成人した息子から、大切な話し?子育てが正しかった証ですねお喜び申し上げます。

昨日の隠居大学は、楽しくてあっと言う間の時間でした。
外山さん、残間さんがおっしゃる様にとても魅力的な方でしたね。
天野さんには失礼ですが、お2人の年齢を知らない人はきっと、天野さんが年上と思うのではないかしら、、などと考えながら、お二人のお話を聴いていました。
(確か、天野さんが10歳お若いはず)

一生懸命にメモを取りましたが、残間さんが全てまとめてくださったので、プリントアウトで済ませました。(笑)

私も、買い求めた<ユーモアのレッスン>読み始めます。
ありがとうございました。

毎回のことですが、読み応えのあるブログで痛み入ります。 これまた、毎回感じることですが、こんな日本の南の端っこにいることの悲哀を感じます。
 せめて残間先生のこのブログで文化の香りを少しでも吸収したいものです。

就活で悩んでいる、学生達と会う機会があり、私は、「残間里江子さんのブログと本読んでごらん?」そう話しを、したことがありました。「読みましたよ。どんな先生か、私、会いたくなりました。」 ヒントになったようでした。今日のブログも、二毛作のお話しを、読みながら、なるほどと思いながら、また、新しいことが吸収出来ました。

固有名詞を使わない。
使うと悪口になる。

過去形を使わない。
使うと自慢話になる。

…おお、いい言葉だなあ。

話を普遍化し、現在形で話をした場合にだけ、未来につながる思考ができる、ということなのでしょうか。

隠居大学の先生はみなさんビッグネームにもかかわらず、肩肘の張らないユーモアのある話をなさるので、とても豊かで愉快な時間を過ごすことができます。

毎回いただく小振りのおまんじゅうが、「智慧の実」に見えてきました。

残間サン。
いつも様々な楽しい「場」を作ってくださって、ありがとうございます。
ちっとも「苦虫さん」ではありませんでしたよー。
身内に「当たる」のは仕方ないですよねー。
それも「愛と信頼」のバリエーションですから♪
残間サン程忙しくないぼくでさえ、周りにはバンバン当り散らします。
いいことではないですけど笑。

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フォトアルバム

2月9日(木)

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「テーブルウェア・フェスティバル2012」、東京ドームのアリーナ会場を見渡す。

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黒柳徹子さんの作品「ガラスの不思議」

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田川啓二さんの作品「Heavenly Beach」

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加藤タキさんの作品「新旧共生の間」

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故郷・大阪をテーマにした萬田久子さんの作品。

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大阪庶民の味、たこ焼きとお好み焼き。(合羽橋で買った食品サンプル)



2月5日(日)

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3時間ほど煮込んだ蕗。

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白菜漬けと糠漬け。

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昭和の香りが漂う「乙女美容院」(鏡の中は母)



2月4日(土)

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「挨拶人形」を見るナカヤマ。

2月3日(金)

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「仙台の夕べ」にて。

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風評被害にも負けず。仙台の美味しい食材が並んでいた。

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サントリーホールの入口で出迎えてくれた、宮城県の観光PRキャラクター「むすび丸」

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深夜の「独り豆まき」



2月1日(水)

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青山の女性占い師。



1月30日(月)

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こんなに美しい富士山が、爆発の怖れ?



1月29日(日)

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銀座の歩行者天国で。ちょっと可哀そう・・・。



1月28日(土)

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椿山荘「オリオン2」で開催した、クラブ・ウィルビー創立三周年記念「ウィルビー新春の集い」

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初めにご挨拶をしてくださった、寺島実郎さん。

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夜の便でパリへ旅立つという、隈研吾さん。

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乾杯のご発声は、安藤優子さんと萬田久子さんのお二人に。

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浮き球△ベースボールの創設者でもある、椎名誠さん。

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メンバーと談笑する藤田宜永さん。



1月25日(水)

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今年で41回目の開催となった「フジサンケイグループ広告大賞」の審査会。

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審査委員の漫画家・弘兼憲史さんとクリエイティブディレクター・箭内道彦さん。



1月24日(火)

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本日発売されるファミリーマートの「おとなのおやつ」。“おとなコンビニ研究所”の商品割引券でお買い求め頂けます。

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初夏に新刊を出版される浅野史郎さん。この日は2時間立ったままで講演された。



1月19日(木)

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「第四回ウィルビーおとな塾」の講師、秋岡榮子さん。



1月16日(月)

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こんな葉書が届きます。表面。

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裏面。



1月15日(日)

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グラウンドに到着すると、丁度ナカヤマが打席に。

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真剣に練習に打ち込む「南青山ぼちぼち団」のメンバー。

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フジタさんが沖縄の伊江島で拾ってきた浮き球を手に持つアライさん。

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練習後、メンバー全員でグラウンド整備。

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自主練に参加したメンバーの皆さんと記念写真。



1月14日(土)

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東京・青山の片隅で、寒さに負けずに咲いていた水仙の花。

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毎年この季節お馴染の、石焼いものおじさん。



1月9日(月)

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「ご心配をおかけして申し訳ありません。左側を打ったのですが、大分よくなりました。今年は年女なので頑張ります!」(母より)



1月5日(木)

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石原プロモーションの「新春仕事始め寿ぎの儀」。

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新年の挨拶をするまき子夫人。



1月3日(火)

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赤坂見附の交差点には、白梅が咲いていた。



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書籍情報

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日本経済新聞出版社
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【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
1,470円

プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。