3月11日(木)25時13分
今日は久しぶりに、
月尾嘉男東大名誉教授にお会いした。
主たるテーマは、
8月に開催予定の「willbeアカデミー」の、
担当教授の人選と講義内容について。
(人選や講義内容など、
細かいことがまだ決まっていないので、
正式には未公表であるが、
8月21(土)22(㈰)28(土)29(日)の4日間、
12講座を予定している、
場所は安藤忠雄氏設計の東京・本郷の東京大学構内にある、
「東京大学情報学環福武ホール」)
月尾先生からは、
「残間さんは旬の人を見極める能力はあるけれど、
その人がホンモノかどうかを見極める目はイマイチだから、
そこは気をつけなさいよ。
いい人だからとか、感じがいいとか、知名度があるとか、
そういうことに主眼を置いて選ばないようにね」
との「ご注意」をいただいた。
今後は事務局で人選案を作成し、
月尾先生の承認を得てから正式公表の予定だが、
昨年聴講をして、今年もまた聴きたいというリクエストも含めて、
「こんな先生のこんな話を聴きたい」という、
ご要望があったら、なるべく早めにwillbe事務局までお寄せ下さい
willbeアカデミーの話はすぐに終わり、
ほどなく待望の「雑談コーナー」に移行したのだが、
(博識の月尾先生との「雑談」ほど楽しい時間はないのである)
今日も今の世の中を鋭く抉りとった洞察力あふれる話は、
いちいち面白く、最近とみに弛緩しているように感じる、
私の脳を刺激してくれた。
脳と言えば、
私が「このところの母を見ていると、
今までには感じなかったような『新しい個性』が感じられ、
それは時に『えっ、こんな人ではなかったのに』と、
失望の淵に落とされるようなことだったりもして、
滅入ことがあるんですよね。
軽い脳梗塞だとも言われているので、そのせいでしょうか」
というような話をしたら、
「それは病気のせいではなくて、
脳が老化しているだけのことです。
脳には古皮質・旧皮質と新皮質というものがあって、
古皮質は食欲や性欲などの本脳的な欲望を、
旧皮質は快感や怒りや恐怖、不安などの情動を作りだし、
新皮質は意欲や判断、論理的思考、創造力や計画性などの、
高次機能をコントロールするんだけど、
古皮質・旧皮質を被っている新皮質が、
年をとると薄くなってくるんですよ。
薄くなると、それまで新皮質が押さえ込んでいた欲望や情動が、
コントロール出来なくなって、表に出てきてしまうわけです。
だから、年をとって出て来る『新しい個性』こそ、
その人の本質、元々の個性なんですよ。
よく謹厳実直な公務員が突然凶暴になったり、
優秀な大学教授が痴漢をしたり、
『まさか、この人が.........』というようなことをやるでしょ。
あれは、そういう本能や欲望が、
解放されて出て来ているというだけのことなんですよ。
年をとるだけでなく、酒を飲んだ時にも新皮膜は緩くなって、
地や素が出るということになるわけです。
お母さんも、長い間「ああしてはいけない」
「こう考えてはいけない」と、
自分を抑えていたものから解放されているんだと思えば、
許してあげていいかもしれませんよ」
言われてみれば、理解出来ないことではないが、
それでも今まで誰の悪口も言ったことがなかったのに、
時折り陰口めいた話をしたり、
今まで極貧生活にあってもお金には恬淡としていたのに、
何だか急に金銭感覚が細かくなってきたり......という、
場面に出喰わすと、
「あゝ、今までさまざまな苦労をしてきたのを、
表に出さずに堪えていたんだわ」と、同情もするのだが、
その血を直接受け継いでいる身からすれば、
結構複雑な思いにもなるのである。
最後に月尾先生に尋ねた。
「新皮質を鍛える方法はないのですか?」
「もちろん、あります!
毎日、考えることです。本を読み、人の話を聞き、
何故こうなっているのか。これは正しいのか、間違っているのか。
論理的な考え方をし続ける努力をすることです。
自分を甘やかさず、厳しいくらいの環境に身を置くことも大事です。
つまりは学ぶ、鍛えるということをやめないことです」
月尾先生はキッパリと言い切るのであった。
帰って、調べてみたら、
古皮質は「爬虫類脳」旧皮質は「旧ほ乳類脳」
新皮質は「新ホ乳類脳」とも呼ばれているらしい。
爬虫類脳にならないために(戻らないために)
是非、この夏はwillbeアカデミーにおいでください。

















































そうですか。
月尾先生は意外に厳しい評価軸をお持ちなのですね。
昨年、最終日の懇親会で月尾先生とお話させて頂いた時は
「いつもニコニコしている気のいいお父さん」という印象を
受けたのですが・・。(失礼しました・・私もホンモノを
見極める目がイマイチということですよね)
さて、私が今年の「ウィルビー・アカデミー」で、是非
お話をお聞きしたいという方が何人かいらっしゃいます。
まず、「立花 隆」氏です。
今年の初めに放映された「がんの謎に迫る」という番組には、
再放送も入れて2度もグイグイと引き込まれました。
立花氏は昔、「臨死体験」で世界各国を取材しまくり、
「幽体離脱」について真剣に述べているのを読ませて頂き
、「ユニークな人だ」と感じた時からファンになりました。
一体あの探究心とその意欲は、どこから出てくるのだろう、
といつも思います。
そんな立花氏から直接お話を伺える機会を設けて頂ければ
すごく嬉しいです!
次に「千住 博」氏です。
昨年は、右前方45度の方角で千住氏がお話をしている姿を、拝見しつつそのお話に大変感化されてしまいました。
千住氏は、他の分野の専門家の方々とはちょっと異なった
感覚をお持ちのような気がしました。
やはり「芸術」という精神性にも深く関与してくる分野で
あるからでしょうか。
もう一度お話をお聞きしたいと切望いたします。
そして、現在「JT生命誌研究館」の館長をされている
「中村 桂子」さんです。
中村さんは、以前から「生物学」をご専門とされている女性科学者ということで
関心を持って以来、中村さんの発言やコラムはいつも楽しみに
させて頂いて参りました。
人間も生物という自然である、という基点に立ったお話には、
私などいつも「なるほどなあ」と思い、しばし考える時間を
頂いてしまいます。
是非、直接お話をお聞きできればと思います。
最後に、あの「月尾」先生です。
昨年の講義では人類誕生から現在までの環境変化を、
私のような素人にもわかりやすく解説して頂きました。
今でもはっきりと思い出すことができます。
そして世界を巡っての体験談を、またお聞かせ願いたいと思います。楽しみにしています。
ただ、どなたもあちこちから引っ張りダコだと思いますので、
なかなか機会を作っていただくのは難しいかなと・・。
と、ここまできて・・ふと思いました。
仮に、万難を排して「講師」になって頂けたとしても、
自分が落選したのでは・・洒落にならないなと・・。
でも、そうであったとしても、他の方が参加されて
「すごく良かった!」と感じて頂ければ・・、
大きな心をもって運命に従いたい・・と思います・・。
先程、椎名サンのトークショーから帰って来ました。
ホントにさりげなく、カッコいい方ですねー。
少しだけ、勝山左義長まつりのお話ができて、うれしかったです。
月尾先生って、日曜の朝、TBSラジオに出ていらっしゃる方でしょうか?
ぼくがお話を伺いたい方は、松岡正剛サンですねー。以前、講義を受けた時、素晴らしかったので☆