2月11日(木)24時11分
建国記念の日の今日は、
朝から冷たい雨が降っている。
お昼に「ワイドスクランブル」に出たあと、
久しぶりに身体が空いたので、
かねてより時間が出来たら、
ゆっくり行きたいと思っていた、
浅草・二天門の、
アミューズミュージアムに出かけてみた。
ここは、既にこの欄にも何度か書いたが、
去年の三社祭の日、まだ改装工事の最中に、
アミューズの大里洋吉さん(このミュージアムのオーナー)に、
連れて来ていただき、
その後グランドオープンの直前に、
「club willbe 」のイベント企画「東京シティウォーキング」の、
拠点として貸していただいたという場所で、
それ以降も何回か寄せていただいてはいるのだが、
一度「UKIYOE Night」に伺って、
じっくり浮世絵の話を聞いてみたいと思っていたのである。
今月は毎週木曜日が「UKIYOE Night」となっており、
今日のテーマは初心者の私にピッタリの「浮世絵のいろは」
講師は国際浮世絵学会常任理事の稲垣進一氏だった。
スライドを使ってのお話は、
とても分かりやすく面白いものだったが、
私はお話を聴きながら、
氏の話の展開に独特の「視点」があるように感じていた。
版元と絵師と彫師と摺師の関係を語る時にも、
浮世絵の中に「越後屋」や「化粧品問屋」などの、
広告が入っている事の説明にしても、
浮世絵の構図の話(横長の構図から縦長の構図に移行していく話)
にしても、単なる解説ではなく、
何か「思い入れ」が違うなと思ったのである。
終演後、
大里さんがミュージアムの5階にあるバーに招いて下さり、
稲垣氏をご紹介下さったので、
氏の経歴を伺ったところ、
氏は印刷会社と広告代理店勤務の後、
グラフィックデザイナーをしている時に浮世絵に魅了され、
浮世絵研究をするようになったというのである。
なるほどそれで、
制作工程の話も分かりやすかったし、
広告掲載における権利関係の話を含めて、
版元の存在の何たるかも今日的センスで理解出来たし、
浮世絵独特の表現技法についても、
クリエイティブな視点から語ってくださったことで、
すんなり理解出来たのだと思った。
また、ここでしか体験出来ないと思うのだが、
稲垣氏がコレクションしている版下絵や版木や浮世絵を、
実際に触らせて下さるのである。
あまりにも、さりげなく触らせて下さったので、
内心驚きながらも、みんな自然に触っていたが、
これも氏が単なるコレクターではなく、
クリエーターだったことと関係があるような気がした。
それにしても、アミューズミュージアムは、
オープンしてまだ半年にもならないのに、
イベントの内容も充実しているし、
みちのくの民俗学者・田中忠三郎氏のコレクションを、
展示しているギャラリーも、
リピーターが増えているというから凄い。
今や活動はミュージアムの中だけに留まらず、
若い人たちによるストリートミュージックや、
大道芸などで地域にも溶け込んでいるというあたりは、
桑田佳祐や福山雅治を育てた、
大里さんならではの仕事だと思う。
大里さんは「わっはっは」と明るく笑いながら言う。
「みんないつかは死ぬんだぜ。
いろんな人があっちに逝ってしまって、
だんだんこっちがつまらなくなってきているから、
頑張らないとなぁ。新しいことやろうよ。
誰もやっていないようなことをやってみようよ。
人生一度なんだからさ。
いいじゃん、失敗したって。
真面目にやって失敗したんならいいんだよ。
ね、面白いことやろうよ」
元気が失せ始めたら二天門に来よう!
大里さんの「わっはっは」を聴きながら、
そう思っていた。

















































以前のご紹介でアミューズミュージアムを知り
上京した折、さっそく見学いたしました。
いろんな刺激に満ちた人、場所をここで知り
同世代ががんばっている姿もうれしく
励みになります。
夢を失わないってすばらしいですね。
わたしも新しい詩集ができてきて
ひとつ形になったな、と思っているところです。
どよう楽市で大里洋吉さんのお話を聞き
何度かUKIYOE NIGHTに参加させて頂きました。
今まで知らなかった浮世絵の世界に魅せられました。
年末は「はごいた市」とも重なり浅草で楽しい時間を
過ごしました。また参加したいと思っています。
寒い日が続きます、お身体大切にお過ごしください。