1/22(金)寒空の下の自立。

icon_zamma.jpg1月22日(金)24時24分

オフィスのバルコニーに、
長い間、放置されたままになっていた、
「金のなる木」に花が咲いた。

夕方、私が書類の紙片で手を切ったので、
「外の植木鉢の中にアロエはなかったかしら?」と、
バルコニーを覗いてみたら、
そこに忘れられた「金のなる木」が置いてあり、
よく見るとひっそり地味な花をつけていた。

私の家でも10年くらい前から、
沢山の「金のなる木」を育てているのだが、
(私が買ったのではなく、いただいたのであるが)
持ち主の懐具合を反映してか、
これまでただの一度も花が咲いたことはないのである。

先月だったか、
「どよう楽市」の「今ここにいます」というコーナーに、
「花が咲いた金のなる木」の写真投稿があり、
「どうしたら花が咲くのかしら?」と、
リスナーに問いかけたところ、
「11月くらいから水をやらないのがコツです」
との回答があった。

幼子は言うに及ばずだが、
植木や犬猫など口がきけない者たちを、
食べものや水がない状態にしておくことが、
最も可哀想だと思っているので、
長い間打ち捨てられていたというのに、
冬空の下で可憐な花をつけた「金のなる木」は、
可哀想で、可哀想で、
思わず駆け寄って頬ずりしたくなるほど、
愛おしかった。

植木や犬猫は厳しく育てた方がいいのだと、
水やりや餌やりをギリギリまで我慢させる、
スパルタ・ナカヤマは、
「あらっ、幸先がいいですね。
今年は会社にもお金が入ってくるんじゃないかしら。
さてと、もう一度バルコニーに出して、
ますます厳しく育てなくちゃ」と、
いともあっさり外に出したのだった。

私が、
「アフリカ原産なのだから、冬は室内のほうがいいんじゃないの。
それにいくら何でもたまには水をやらないと、
土が乾いて、苦しそうよ。
サボテンだって一ヶ月に一回は水をやるのに.........」と言っても、
「伊豆のシャボテン公園で買ってきたサボテンを、
全滅させたのを忘れたのですか?
あの1メートルを越える大きなサボテンの最期、
茶色になって.........かえって可哀想だったではないですか。
あれは明らかに水のやりすぎです。
とにかく植物も人間も、
手をかけすぎると根が腐るんです」と、
一切取りあわないのである。

あのサボテンの最期の姿を思い出すと、
何も言えない私なのだが.........、
たしかに自分の独り善がりの情だけで、
手をかけ過ぎると、
伸びるものも伸びないということはあると思う。

人生暦が刷新される今春、
(還暦という言葉、何となくイヤなの)
今年の最大課題は、
私自身の「改めての自立」なのだが、
回りの人たちの自立を阻むことにも、
気をつけなければならないと、
寒空の下の健気な「金のなる木」を見ながら、
意を強くした。

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コメント(2)

寒空の下、霜にはくれぐれもご注意ください!

オイラの家にも「金のなる木」はあった。
冬の暖かなある日、外に日向ぼっこさせたまま、
遊びほけていて、取りこむのを忘れてしまった。
翌朝気付くとそれは、霜にあたり、一夜にしてオイラの手首ほどある太さの枝がうな垂れていた。
そして、日を追うごとに「頭を垂れ」、やがて崩れていった。
「大株」に育ってはいたが、
一度も花を咲かせることなく、二度と回復することもなく、
春にはドロドロに融けていってしまった。
この季節、訪問先で金のなる木の花を見かけるたびに思い出す。
たった一晩、されど一晩・・・

育て方、概ね中山さんが正しいようですが、念のため
下記URLへアクセスして確認されると参考になります。
http://yasashi.info/ka_00019g.htm

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プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。