11月29日(日)25時07分
土日のいずれかは「母と一緒に夕食を」と、
思っているのだが、
このところそれも叶わず、
今日もまた出かけなければならない。
母には悪いが、
今日の外出は楽しみにしていたことでもあるのだ。
午後、三軒茶屋のパブリックシアターに、
「バンドラスと憂鬱な珈琲」を観に行った。
全編「笑い」で繋がるオムニバス風なコメディ。
アメリカ軍随一のネゴシエーター(交渉人)バンドラスに、
「コメディは初めて」と言う堤真一が扮している。
「二枚目」がこれまでのイメージを無理に壊そうとすると、
観ているほうが辛くなるというケースは少なくないが、
堤真一は巧みに「意外性」を織り込ませたことで、
新しい境地を獲得していた。
出演者は全部で7人。
オムニバス風に場面構成されているので、
一人が何役も演じているのだが、
それぞれに個性的な女9役を、
力強く演じた小池栄子が素晴らしかった。
とにかく、彼女はこの芝居に出ていることが、
「嬉しくて、嬉しくて仕方がない!」という感じが全面に出ていて、
その姿を見ているだけで、私までが幸福になるのである。
作・福田雄一、作・演出がマギーという異色の陣容も、
北村プロデューサーのなせる技で、
「頼みづらい仕事を依頼する時は、
豚しゃぶを食べさせることで有名な北村さんに、
豚シャブをご馳走になったところから、
全てが始まりました」と言う福田雄一も、
「稽古の1ヶ月、本番の1ヶ月、
この2ヶ月は幸せすぎます。幸せすぎすぎます」と言うマギーも、
北村さんに登用されたことを誇らしく思っているようだ。
斬新な着想、配役の妙もだが、
参加した役者に必ずや「新境地」を拓かせる創造力、
そして何よりもあらゆる公演を黒字にする指導力、
.........いつもながら、北村プロデューサーの手腕に驚かされる。
7人の役者の一人である段田安則は、
「この作品を観て、エラく感動する人はいないと思うんです(笑)」
と言うが、そんなことはない。
私はあまり笑わなかったが、1時間40分、ずっと感動していた。
このあと三軒茶屋から品川に移動し、
品川ステラホールで、
「日経大人のバンド大賞」の全国大会を観た。
このいベントは昨年までは、
加藤和彦さんが総合プロデューサーを務めていたのだが、
今年は作・編曲家の井上鑑さんが中心になって開催された。
出場者の中からピックアップされたメンバーによる、
今日だけのスペシャルバンドが、
加藤さんが作曲した「タイムマシンにおねがい」を、
黙祷ならぬ「音祷」した時、
音楽の可能性と素晴らしさを実感した。
朝からちょっと体調不良だったのが、
いい芝居といい音楽で、大分回復した。
「億劫風」を一掃して、
一歩外に出ると、励まされることばかりだ。

















































昔から堤さんが好きで,必ず芝居は観てます。『バンデラス....」は,笑えました。段田さんがいい味だしてましたね。