11/24(火)ここまで来たら、「一生もの」を.........。

icon_zamma.jpg11月24日(火)24時51分

今年もほどなく歳末バーゲンが始まるのだろうが、
最近、私の周辺の人たちを見ていると、
「モノを買う」ことに対する考え方が変化しているように感じる。
総じて、みんなモノを買わなくなっているようで、
「買い物が唯一のストレス解消法」と言っていたような人も、
最近はあまり「買う気がしない」と言うのである。

そう言われてみると、
私も以前ほどには買わなくなっているような気がする。
何人かの女友達に聞いてみたら「実情」が明らかになった。
一つには「年齢」から派生する問題。

買いもの好きを自認していた女友達は言う。
「アラ還ともなるとどうしたって『先』が見えてくるから、
数は要らないと思うようになってきたのよね。
洋服にしたってどうせ買うなら『生涯着られるものを』と思うから、
しっかりしたものを買いたいと思うようになって、
吟味して買うようになってきたわね。
『生涯』と言っても、
まぁ70歳までは着られるというイメージかな」

「私も洋服は明らかに二極化していて、
人前に出る時のものは前より高額になっている一方で、
普段着は凄く安くなっているわね。
外での服はジル・サンダーのブティックで買って、
友達との会食とか、旅行とか、あまり気取らなくともいい時は、
ジル・サンダーがデザイン監修をしているユニクロのプラスJよ。
素材は違うけど、同じテイストで値段はゼロが一つ違うんだもの、
場面によって使い分けしてるわ」
と、言うのは女優兼エッセイストの女性。
今やユニクロは女優も喜んで買うのである。

もっともこうした傾向は「年齢」だけではなく、
「お金」も絡んでいることで、
要は費用対効果を考えて、
メリハリをつけるようになったのだと思う。
たしかに「チェンジ」だの「友愛」だの「絆」だのという言葉が、
前面に出ているこの時代、
いたずらに高額なモノに囲まれているというのも、
あまりカッコよくは見えない。
が、
団塊世代は、
行為・行動が「人の目にカッコよく映るかどうか」が大切な要件で、
価値観の分かれ目にもなっている世代だと言われるが、
そのことからすると、
この時代のもう一つの大きなアイテムである「環境」も、
モノを買う際の重要テーマとなっている。

「ちょっと前までは『エコなんてダサい』と思っていたけど、
今や環境問題に反逆するようなことを言ったりやったりすると、
人の道に外れているみたいに思われるじゃない。
車を買うにしたって、電化製品を買うにしたって、
エコを視野に入れていないモノって、買い難いわよ」
と言う人がいれば、
「だから、ギリギリまで買わないの。
昔ならとっくに捨てていたようなものでも、
いよいよ駄目っていうまで使うの。
今の時代って、古いものを使っていると、
モノを大事にする人だと思ってくれるみたいで、
恥ずかしくないのよね」
と言う人も少なくないのである。

「10年ぐらい前にザンマがよく言っていた『リサイクル亭主』
あれも最近はすっかり定着したわね。
みんな、夫を捨てなくなっているものね」と、言ったのは、
年中「離婚してやる」と騒いでいた郷里の女友達だ。

「ザンマ、忘れたの?
あなたが私に離婚を思い止まらせる時に言っていた言葉。
『そろそろ夫たちも力が尽きてきて、女とかお金とかDVとか、
トラブルを起こす気力もないんだし、
置いておけば何かの足しにはなるわよ。
ゴミ出しぐらいはやってくれるでしょうし、
独り言にも「ウン」とか「スン」とか答えてはくれるでしょ?
誰もいない部屋で独り言を言っている自分に気づく時ほど、
淋しいことはないのよ。返事をするヌイグルミだと思えば、
適度にぬくもりがあって、ちょっと嵩高だけど、
居ないよりは居た方がいいと思うわ。ここまで持って来たんだから、
最後まで大事に使いなさいよ。.........私ね、こういう夫たちを、
密かに″リサイクル亭主″って呼んでるのよ、
そのうちブームになるんじゃないかしら』って、
ザンマ、よく言ってたじゃない?」

ハイ、たしかにそう言いました!
でも、大事に持ちこたえたからこそ、
今2人で旅行にも行けるのでしょ。
文句ある?

ここまで来たら、
中途半端なものはもう要らない。
あれだけ学習したんだもの、
「安もの買いの銭失い」にはならない。
洋服も車も電化製品も、
買い替える時は思い切って買いたい。
環境にもスマートに対応した新技術満載の、
「一生もの」を買いたい。

モノだけでなく、
ヒトも.........いわんやオトコも。

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コメント(2)

> 行為・行動が「人の目にカッコよく映るかどうか」が大切な要件で、、、
◆『石橋を叩いても渡らぬ!』と揶揄される名古屋人。今でも、その人が買い求めた物やサービスが、「お値打ちであったか?否か?」で評価されていると思います。
◆資産家で高級車を持っている人が、それなりに評価されない!・・・土地柄です。
 ・当然、費用対効果の観点から「一生モノ」の購入者は、高く評価されます。
 ・そのため、酒蔵やトヨタ関連企業の社長婦人が、ワーゲン・ゴルフや新型ミニ
  クーパーをご愛用なのです。※当然、社長ご自身は大衆車で動き回っています。
◆私も、高級車で来られる初対面の人は、大企業の部課長レベル!の実力と才能しかない!と判断して対応します。
◆信長公以来?日常のありふれた品であっても、それを評価し、大切に使いこなしている人物達こそ、「旦那衆!」と呼ぶ土地柄なのでは?・・・と考えています。

> 「一生もの」を買いたい。 モノだけでなく、ヒトも.........いわんやオトコも。
◆肝に銘じて、日々精進したい!・・・と思います。σ(^_^)ゞ ← 耐用年数切れ!
(text end)

いつも楽しみに拝見しています。
リサイクル亭主とは・・・なるほどねぇ。
夫婦間の問題は誰に相談したらよいものやら。
生活していれば腹の立つこともあるのですが、一緒になった頃を思い出せば、優しかった頃もあったわけだし、離婚するなんてことも、親の反対を押し切って結婚した手前、なんて言われるか。なーんて繰り言を吐き出す会なんてあったらいいかもしれませんね。見ず知らずの人には語りませんかねえ。

返事するぬいぐるみねえ。確かにね。お金のかかるぬいぐるみだけど。ぬいぐるみは癒されるのでしょううけど、こっちは腹もたつし・・・

老後の生活の基盤さえ心配ないように稼いでくれれば
月イチくらいでゴルフくらいはつきあってもいいけど。

すみません、くだらないことを長々と。

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加藤タキさんの作品「新旧共生の間」

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故郷・大阪をテーマにした萬田久子さんの作品。

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プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。