11/20(金)人を思い遣るゆとり。

icon_zamma.jpg11月20日(金)24時08分

今日は愚息の中学1年生の時の、
保護者懇親昼食会が開かれた。
8年の歳月を経て、
当時27歳だった担任の先生も結婚して、
幼稚園児を抱える母となり、
保護者である母親たちのほうも、
子供たちが二十歳を迎えつつある今、
「母親顔」で接していたあの当時には見えていなかった、
一人一人の個性が際立っていて、
とても楽しい会合となった。

愚息の学校の行事には、
時間が許す限り極力参加はしていたのだが、
とりわけ母親たちが集まる会合は、
母子2人の日常生活からは知ることの出来ない、
息子の一面を知ることが多いので、
なるべく都合をつけては行くようにしていたのだが、
やはりどこかで時間に追われているので、
「あと一歩中に入りたいな」と思いつつも、
ほとんどがその場のおつき合いで終わっていたのである。

小学校時代は、
校庭開放の日の当番や、学校周辺の道沿いに立っての、
交通整理(昔で言う「緑のおばさん」)など、
場面を変えて接する機会も多かったのだが、
中学校以降は地域から離れてしまったこともあって、
保護者同士が親しくなるキッカケが少なかったのである。
やはり、親同士が親しくなるには、
正式行事以外での交流が必須だと思うのだが、
私があまりに忙しそうにしていた(見えていた)せいで、
小グループの飲み会などに誘いにくかったらしいのである。

中学時代の保護者会は、
1年と3年の保護者会に加えて、
愚息の部活・器楽部の保護者会もあるのだが、
いずれも卒業後も年に一度程度、
今日のような集まりがあるので、
そこにも「ただ参加していただけ」ではあったのだが、
混ぜて貰っているうちに、
いつしか在校中とは違った感覚で、
近しい間柄になって来ているみたいなのである。

子供たちが今は同じ場所にいないということが、
気持ちをラクさせているということもあると思うが、
何よりも母親たち自身が、
時の流れとともに、
母親以外の顔を見せるようになっているから、
(過去ではあっても)時間軸を共有している安心感のもと、
それぞれが持つ今の世界がほどよい距離で交差して、
まるで自分たちの「同級会」といった趣なのである。

今日の会合は、
私は3人の幹事の1人だったのだが、
2ヶ月ほど前に「いつ頃、どのような形でやるのか」を、
検討するミーティングを3人でやっただけで、
あとの2人が、場所を決め、案内状を作成し、
送付までしてくれたのである。
「案内状の作成とか送付ならやります」と言ったのだが、
多分、私が忙しそうにしていたので、
(丁度willbeのスポンサー行脚と重なっていたので)
「それじゃ、当日の司会進行をやってくれればいいから」と、
2人がすべてやってくれたのだった。


これは小学校時代からずっとそうなのだが、
私は愚息関係のお母さんたちには大変恵まれていて、
「あなたは忙しいのだから、私たちでやるわよ」とか、
「こういう細かいことは私たちがやるから、
あなたは世の中のためになるようなことを考えていて」などと、
もったいないというか、申し訳ないというか、
私が恐縮するしかない言葉を、
嫌みのかけらもなく、
心から言ってくれる人ばかりなのである。

「世の中のため」など、めっそうもない。
私は勝手に仕事をして、勝手に忙しいだけなのだから、
「同情」の余地などないのである。
それどころか、
「あなたがどんなに忙しかろうが私たちには関係ないことですからね。
そこで得たお金もあなたのためのものでしょう。
だったら、やることはやってよね」
と言われて当然なのに、
みんなとても寛大なのである。


「当日の司会・進行をやってくれればいいから」と、
私の気を軽くしてくれたのに、
「当日」の今日、
私は「どよう楽市」の打ち合わせで、
中座をせざるを得なかったのである。

それでも、みんなは、
「あら、これからおそばが来るのに、
出なきゃならないなんて可哀想ね」とか、
「willbe、頑張ってね、今度イベントにも参加しますからね」とか、
「明日の番組、聴きますね」と、言ってくれたのである。

.........何でみんなこんなにやさしいのか、
を考えてみると、
先ずは自分が幸せだからなのではないかと思う。
(自分が満たされていないと、
他人にはなかなか優しくはなれないものね)
もちろん、生身の人間なのだから、
いくばくかの屈託はあるだろうが、
それでも自分の中の「幸福」を、
上手に探し当てる能力を持った人たちなのだろうと思う。

「私も人を思い遣るゆとりを持てるようにしなければ」
つまりは「私自身が先ずは幸せにならなければ」と思いながら、
大汗をかいて、必死の形相でタクシーを捕まえ、
全く余裕のない風情で、
「どよう楽市」の打ち合わせに向かう私なのだった。

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コメント(2)

> 「あなたは忙しいのだから、私たちでやるわよ」とか、
> 「こういう細かいことは私たちがやるから、、、
> 「当日の司会・進行をやってくれればいいから」と、、、
◎同期会の世話役には、各自それぞれ得意な分野があって、微力な才能が
 結集すれば、事務局は上手く回ります。
◎書類や資料作成・個人情報管理・郵送のための印刷は、パソコン・ソフトを
 使うので一人でOKなのですが、、、袋詰め作業と発送に向けた
 再チェックに、多くの工数が必要です。
◎そこで、昔は可愛かった?同期の女性達(昔、セーラー服が素敵な女学生
 だった)が、我が家に集い、とても活躍します。
◎中学時代と変わらず、「君」付けで呼ばれますが、、、「中井くん!、次は
 何にやるのよ!!!」とのご指示に、奇妙な嬉しさ(励み)を感じます。
◎段取りを万全にしていますので、作業は30分で終了するのですが、、、
 作業開始をお願いするまでに、一時間の井戸端会議を傍聴しなければならぬ!
 ・・・という苦行の時間があります。(笑)
(text end)

はじめまして。残間さんブログ拝見しております。
拝見しつつ、パソコンの前で、「そうよね、そうよね!」
とか「なるほど~!」とか思わず頷くことも多く、
残間さんのご洞察の鋭さ(自明ですよね)と、魂の刺激になる
おコトバに感じ入っております。

この「自分の幸せを探し出す能力に長けた方々」論、
脱帽です!これからの日本人の幸せ探しの原点はまさに
そこにあるように思います。そういう賢明さを
皆が持てると、日本はもっとすばらしい国になりますね♪

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フォトアルバム

2月9日(木)

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「テーブルウェア・フェスティバル2012」、東京ドームのアリーナ会場を見渡す。

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故郷・大阪をテーマにした萬田久子さんの作品。

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大阪庶民の味、たこ焼きとお好み焼き。(合羽橋で買った食品サンプル)



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3時間ほど煮込んだ蕗。

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裏面。



1月15日(日)

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プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。