11/15(日)母とオバマで終わった休日。

icon_zamma.jpg11月15日(日)23時45分

今日はしばらくぶりに「日常」を楽しんだ。
一日の大半を外で過ごしている私は、
多くの人にとっての「日常」が「非日常」なので、
家を主ステージにして過ごせる今日みたいな日は、
「さて、何をしょうか」と、心が躍るのである。

それでも習慣とは恐ろしいもので、
毎朝の起床時間である4時半を少し過ぎた5時前に、
ハッとして目が醒めた。
目覚ましはオフにしておいたので、
いつもよりは遅い時間なのだが、
一瞬「アッ、遅れた!」と目の前が真っ白になり、
「あれっ、何かしなくてはいけなかったんじゃなかったかしら」
と、謂われ無き脅えに見舞われた。
頬をピタピタッと叩いて我に返り、
「あゝ、今日は何も予定がなかったんだ」ことを確認して、
「日程ゼロ」の一日が始まった。

「どうしてもやらなければならないこと」は、
なかったのだが、
「出来ればやりたいこと」は、いくつかあった。
母とゆっくり話をすること。
クロゼットの中の冬物衣料の最終入れ替え作業をして、
クリーニング済みの秋物衣料を防虫袋に移し替えること。
顔のメンテナンスのためのエステ。

朝、土鍋で朝粥を炊いて母に届けながら、
「何処か行きたいところはない?」と、聞くと、
「まだ体力的に自信がないにで、今日は家にいたい」との返事。
数週間前に風邪をこじらせて以来、
今一つ気力が減退しているみたいで、
外に出たがらないのである。

「明治神宮までゆっくり歩いてみない?
疲れたらタクシーに乗ればいいんだから」
「そうだ、浅草に行きたいって言っていたじゃない?
思い切って行ってみようか?」
「それじゃ、いつも行く代々木のお好み焼き屋さんは?」
思いつく限りの外出先を提案しても、
「今日はいいわ」ばかり。
私が「何をしたいか」とリクエストをを強要した結果、
かろうじて出した要望は、
「夕飯は栗ご飯と白身のお刺し身がいい」とのこと。
15時過ぎから買い物に行くことで、
今日の骨格が決まった。

15時を軸にして、前半はエステに、
中間で、買い物と調理を終えて母に夕食を届けたら、
後半はネイル。衣料の詰め替え作業は延期した。

母はこのところ、私と一緒に食事をすると、
私のスピードについていけないことを焦って、
食べ物が咽喉につかえそうになるので、
自室で一人でとる食事が好きなのである。
(余談だが、私は仕事柄「早御飯」が身に付いているので、
異常に速いのである。ナカヤマもいつしか訓練され、
今では2人とも簡素な幕の内弁当なら、
1分で食べられるほどなのである)

母が夕食をとっている間にネイルを済ませ、
帰宅後、梅酒を持って母の部屋に行った。

「あゝ、おいしい。こうしてお酒を飲めるようになるなんて.........。
私、今回ばかりは、もう駄目かもしれないと思ったのよ。
だから、夜眠るのが凄く怖かったの。
このまま朝起きられないのではないかと思うと、眠れなくて」
密かに睡眠障害なのではないかと心配していたのだが、
そうだったのか。
いったん寝たら、目覚めないかもしれないと思って、
夜眠らなかったのか。
私なら、気分良く眠りについて、
そのまま召天したらそのほうがいいと思うのに.........。
母には93年という、
長い歳月を生きたからこその思いがあるのかもしれない。

気がつけば母の足の爪がかなり長くなっていた。
この間切ってあげてからまださほどの時間は経っていないのに、
堅く強い爪が雄々しくのびている。
簡単には切れない爪を必死になって切りながら、
母の生命力を感じていた。

小一時間、母とよもやま話をして部屋に戻り、
今日一日の締めくくりに、新聞に掲載されていた、
オバマ大統領の「アジア政策に関する東京演説の全文」を読んだ。
ただ読むよりも、声に出して読んだほうが、
頭に入るような気がしたのと、
かつてアナウンサー時代を思い出して、
「滑舌の練習」にもなるような気がして、
全文を声に出して読んでみた。

当然ながら日本語に訳されたものを読んだのだが、
最初、黙読をしていたところ、
翻訳文で読んでも言葉のリズムが美しく、
芝居の台詞のような言い回しも気持ちがよかったので、
ごく自然に声に出したくなったというのが、
正直なところなのである。

誰が書いたのか、同じことをくどくならないよう、
別の言い回しで巧みに表現するあたりは、
「アメリカ大統領のスピーチライターは、
ノーベル文学賞を受賞するくらいの能力を持つ文才のある人」
という話にも頷けるほどだ。

中で、印象に残ったのは、
前段で客観論に少しだけ主観を加えた話の後で、
そこまでの話をまとめるがごとく、
「はっきりさせよう」(So let me be clear:)
というフレーズを使った箇所だ。
演説の中で2箇所あったのだが、
自説を強烈なインパクトで刻みつける前の、
「Change of pace」としては、
実に見事な手法だと思った。

さらに、何度か繰り返された、
「米国初の太平洋出身の大統領」という表現も、
説得力があった。

「ハワイで生まれ、少年時代はインドネシアで過ごした。
妹マヤはジャカルタで生まれで、中国系カナダ人と結婚した。
私の母は10年近く東南アジアの村々で働き、
女性がミシンを手に入れたり、
教育を受けたりするのを手助けしてきた.........」
という自分史を、
「情緒的表現」を好む日本で語ったという意味は、
大きいと思った。

多分、嫌がるだろうが、
明日この「全文」を会社に持って行って、
社員全員に読ませようと思う。

.........ということで、
「自由な一日」も終わった。
最後に、ナカヤマ宛てメールを打った。
「あなたも今日一日、リフレッシユしたことでしよう。
明日は友引です。今週もよろしくお願いします。
気力・体力を充実させて、今年も走り切りましょう!」

ナカヤマに送信しながら、
これは「私が私に宛てたものだわ」とも思っていた。

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コメント(3)

同じ職場にいる人に、「明日は友引です。今週もよろしくお願いします。気力・体力を充実させて、今年も走り切りましょう!」というような内容のメールや言葉を私は言葉にした事がありません。
こうした一言一言が、職場を明るくするのだろうと勉強になりました。
残間様、ナカヤマ様、そして社員の方々全員が、今日は良い一週間のスタートとなったのではないかと思います。

早飯は業界人の宿業のようなものですね。私もこの世界に入った直後、ラーメンを三分で食べ終えるように先輩に言われました。「お前が飯を食っている時間もスタジオ代は掛っているんだ。さっさと食え」と。熱いラーメンをどうやって三分で食べるか?コップの水を注いでスープの温度を下げるのです。美味いかって?不味いですよ。で、食べ終えた時に言われました。今後スタジオに入る時はサンドイッチとかを用意しておけ。(今のようにコンビニがあるわけでもなく。前もって手配しておかないといけなかった)もちろんラーメンは先輩のおごりでした。自分が置かれている状況を見ろ、そして月並みではない応用問題の解決法を考えろと言う教訓だったように思いだします。

 早食い・・・。体に悪いですよ。わたしは、大学で一人暮らしをするようになってから、5人姉弟の激しい食糧争奪戦から卒業し、反動で食べるのが遅くなり、そのまま今に至ります。競争社会では生きていけませんね。

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フォトアルバム

2月9日(木)

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「テーブルウェア・フェスティバル2012」、東京ドームのアリーナ会場を見渡す。

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黒柳徹子さんの作品「ガラスの不思議」

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加藤タキさんの作品「新旧共生の間」

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故郷・大阪をテーマにした萬田久子さんの作品。

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大阪庶民の味、たこ焼きとお好み焼き。(合羽橋で買った食品サンプル)



2月5日(日)

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3時間ほど煮込んだ蕗。

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白菜漬けと糠漬け。

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昭和の香りが漂う「乙女美容院」(鏡の中は母)



2月4日(土)

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「挨拶人形」を見るナカヤマ。

2月3日(金)

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「仙台の夕べ」にて。

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風評被害にも負けず。仙台の美味しい食材が並んでいた。

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サントリーホールの入口で出迎えてくれた、宮城県の観光PRキャラクター「むすび丸」

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深夜の「独り豆まき」



2月1日(水)

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青山の女性占い師。



1月30日(月)

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1月29日(日)

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銀座の歩行者天国で。ちょっと可哀そう・・・。



1月28日(土)

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椿山荘「オリオン2」で開催した、クラブ・ウィルビー創立三周年記念「ウィルビー新春の集い」

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初めにご挨拶をしてくださった、寺島実郎さん。

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夜の便でパリへ旅立つという、隈研吾さん。

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乾杯のご発声は、安藤優子さんと萬田久子さんのお二人に。

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浮き球△ベースボールの創設者でもある、椎名誠さん。

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メンバーと談笑する藤田宜永さん。



1月25日(水)

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今年で41回目の開催となった「フジサンケイグループ広告大賞」の審査会。

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審査委員の漫画家・弘兼憲史さんとクリエイティブディレクター・箭内道彦さん。



1月24日(火)

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本日発売されるファミリーマートの「おとなのおやつ」。“おとなコンビニ研究所”の商品割引券でお買い求め頂けます。

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初夏に新刊を出版される浅野史郎さん。この日は2時間立ったままで講演された。



1月19日(木)

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「第四回ウィルビーおとな塾」の講師、秋岡榮子さん。



1月16日(月)

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こんな葉書が届きます。表面。

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裏面。



1月15日(日)

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グラウンドに到着すると、丁度ナカヤマが打席に。

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真剣に練習に打ち込む「南青山ぼちぼち団」のメンバー。

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フジタさんが沖縄の伊江島で拾ってきた浮き球を手に持つアライさん。

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練習後、メンバー全員でグラウンド整備。

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自主練に参加したメンバーの皆さんと記念写真。



1月14日(土)

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東京・青山の片隅で、寒さに負けずに咲いていた水仙の花。

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毎年この季節お馴染の、石焼いものおじさん。



1月9日(月)

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「ご心配をおかけして申し訳ありません。左側を打ったのですが、大分よくなりました。今年は年女なので頑張ります!」(母より)



1月5日(木)

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石原プロモーションの「新春仕事始め寿ぎの儀」。

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新年の挨拶をするまき子夫人。



1月3日(火)

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赤坂見附の交差点には、白梅が咲いていた。



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書籍情報

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残間里江子
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プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。