10/20(火)横浜旭区までの「ちい旅行」

icon_zamma.jpg10月20日(火)21時41分

午後1時半から、
横浜市旭区の公会堂で講演会があるというので、
11時過ぎに家を出たところ、
予想していたより早く渋谷に着いたので、
突然「今日はなるべく電車に乗る日にしょう!」と決めて、
東急東横線の普通電車で横浜まで行った。

例によって、
今日も「原稿校正3本と明日の仙台フォーラムの構成」という、
道中しなければならない仕事があったので、
普通電車の方が都合がいいのだった。
特急や急行だと乗車時間が早過ぎて、
何も出来ないことが多いし、
特急・急行は混んでいる確率が高いので、
ずっと立ったままということもあり得るのである。

元町・中華街行き普通電車に乗ること40分、
正午少し前に横浜駅に着いた。
旭区の担当者には、
横浜からタクシーで行くと言っておいたのだが、
さっき急に「電車DAY」にしたので、
相鉄線に乗ることにした。

相鉄線は30年ぐらい前に、
女友達が二俣川に住んでいた時に乗ったことがあるのだが、
駅も景色もすっかり変わってしまった。
今日は、時間に急かされていないので、
車内広告もじっくり見た。

電車の車内広告は電鉄会社によって特色があり、
私が編集長をやっていた雑誌は、
雑誌の区分上は「女性月刊誌」だったのだが、
時々男女の美しいヌードを載せたりした雑誌だったので、
(ヌードと言っても、女が見て不快ではない、
美しい女性ヌードや女が推薦する男のヌードなど)
電鉄会社によっては、
毎月の告知広告が掲載出来なかったのである。

関西では高級住宅地を抱える路線は、
ヌード写真はもちろん、
「ヌード」という言葉も駄目なのに、
庶民的な路線を走る電車は、
バストトップが写っていないセミヌードならOKというふうに、
車内広告にヌード掲載が可能な会社と、
不可能な会社があるのである。
(そういう視点で車内広告を見ると、
お堅い電車などでは「伏せ字」になっていたり、
シールを貼ってある単語もあるのよ)

相鉄線の広告は、
もちろんヌードなどはなかったが、
東急とも東京メトロとも違う独特の雰囲気があった。
何というか.........生活に密着した広告が多いような気がした。

中でも私の車両に4枚、隣りの車両に6枚、
貼ってあった「女探偵」の広告は、
実に興味深いものだった。

写真にはその社の女性探偵とおぼしき、
9人の如何にも真面目そうな女性が、
白いブラウスに黒のスーツでビシッと決めて、
射るような目で前方を見据えて写っているのである。
みんな個性的な美人で、感じも好いのだが、
写真に添えられたコピーと一緒になると、
私にはユーモア広告に見えたのである。

コピーは、
「あなたの一番佳き日々を、想い起こしてみてください。
愛する人があなたの元に戻る方法をご指導致します。
あなたの一歩前に進む勇気、それが今、何よりも大切なんです。
迷わず、お電話を!! ○○女性探偵社」
というものなのだが、
近づいて行って、2度3度読んでいるうちに、
「地域の温かさ」みたいなものが伝わってきた。
相談する人もいない弱り切った人には、
この何とも言えない硬さと柔かさの入り混じった探偵社は、
ほどよく近づきやすい場所かもしれないと思った。

この何ヶ月間、
こんな風に意味もないといえば意味のないことに、
心を動かされることがなかった。
毎日、毎日、目的的に生きていたので、
好奇心も沸き起こらなかったのだ。
少しだけ気持ちを解放してやりさえすれば、
こんな他愛のないことが面白いのに.........。

相鉄線・鶴ケ峰駅で降りて、
駅前から公会堂まで歩くことにした。
商店街を歩いて行くと、薬局があったので、
昔の体温計(水銀が入った)を買いたくて聞いたら、
電子体温計しかないとのこと。
ここでまた新しい電子体温計が増えても仕方ないので、
買わなかった。
(実はここ数日37度3〜5分の微熱が続いているのだが、
家にある2本の電子体温計で計ると、毎回2つの体温計の値が違うのである。
時々4分くらい違っているので、ここは昔の体温計で、
しっかり計りたいと思ったのである)

薬局の人に「公会堂はどこですか」と聞いたら、
「結構、距離ありますよ」と言われたので、
タクシー乗り場に行って、並んでいた運転手さんに、
「公会堂まで、行ってくださいって言ったら怒ります?」と、
聞いたところ、「怒らないけど、歩いてもすぐだよ」と言うので、
再び歩き出した。

しばらく行くと、パチンコ屋さんがあったので、
中を覗いたら、意外なほど明るい空間に、
30代、40代の女性(多分主婦)が多いのにビックリ。
(まぁ、憂さもあるだろうからね.........。
でも、老婆心ながら「子供は大丈夫かしら」と、
そこだけはちょっと気になった)

中腰になって、パチンコ屋さんを覗いていたら、
目の前に登場した女性3人。
「アッ、残間さん!」「えっ、ホント?」
「あら、あなたよく判ったわね」
元気な3人組。
「私たちも公会堂に行くので、一緒に行きましょう。
公園の中を抜けていくとすぐですから」

というわけで、
サトウさん、スズキさん、ヤマコシさんの3人に、
誘導していただいて、無事公会堂に到着。
青山から鶴ケ峰まで1時間45分の「ちい旅行」だった。

.........道々、
加藤和彦さんのことも思ったし、
明後日の栗原はるみさんのイベントのことも頭を掠めたし、
今夜の仕事のことも考えた。
次から次へと思いが駆け巡り、風の中に溶けていく。
会社の誰も知らないこの時間、
くすぐったい気持ちがとても心地良かった。
こんなささやかなひとときでも、
やはり人は一人にならなければならない時が必要なのだと、
しみじみ実感した。

今夜は少し早めにブログを書いたので、
このあと少し仕事をして、
明日の仙台に備えて、エネルギーを注入しておこうかと思う。
(我が家の2つの電子体温計は、37度7分と37度5分をさしている。
両方とも間違っていればいいのだが.........)

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コメント(2)

その探偵社の広告をみたことがあります。
同じところと思われますが、
「あなたの大事な人をちょっと調べて、安心しませんか?」というのもありますね。
  
体温計についてですが、以前気になって何度も計ったことがあり、右腕と左腕とで体温(数字)がいつも違うことに気がつきました。これって私だけでしょうか?

講演会を拝聴しました旭区民です。
加藤和彦さんと同じ世代であり残念ですが、やはり
同世代の吉田拓郎さんが頑張っている姿を見ると
元気が出てきます。
私の故郷つま恋のコンサートにも行きました。
残間さんのお話で更に元気貰い、willbeの活動にも
参加させていただきます。

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フォトアルバム

2月9日(木)

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「テーブルウェア・フェスティバル2012」、東京ドームのアリーナ会場を見渡す。

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加藤タキさんの作品「新旧共生の間」

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故郷・大阪をテーマにした萬田久子さんの作品。

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大阪庶民の味、たこ焼きとお好み焼き。(合羽橋で買った食品サンプル)



2月5日(日)

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3時間ほど煮込んだ蕗。

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白菜漬けと糠漬け。

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昭和の香りが漂う「乙女美容院」(鏡の中は母)



2月4日(土)

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「挨拶人形」を見るナカヤマ。

2月3日(金)

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深夜の「独り豆まき」



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1月24日(火)

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1月16日(月)

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裏面。



1月15日(日)

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1月14日(土)

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プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。