10/18(日)まだまだ新しい友達は作れます。

icon_zamma.jpg10月18日(日)25時02分

加藤和彦さんの突然の訃報は、
私に大きな衝撃を与え、
夕べは何も手につかず、ぼんやりしたまま朝を迎えた。

ほとんど眠らなかったので、
身体が宙に浮いたような状態だったのだが、
気を引き締めて家て、
「club willbe」のイベント企画、
「三屋裕子さんと楽しむ 東京シティウォ−キング~江戸の"粋"めぐり」に出かけた。

前回のコースは、
表参道ヒルズ、六本木ヒルズ、
東京ミッドタウン、赤坂サカスといった、
都会の真ん中を散策したのだが、
今回は11月1日にグランドオープンする、
浅草「アミューズミュージアム」をスタートして、
浅草寺~仲見世~隅田川河畔~春日通りを経て湯島天神、
~本郷~東京大学(今日はオープンキャンパスの日)
~根津~谷中~東京芸大~上野公園~合羽橋商店街~浅草寺、
と、江戸の「粋」が生きている東京の下町を散策した。

前回は約12キロの行程だったのだが、
今回は坂道が多いということもあって約10キロ。
自ら歩いて、コースを決めてくれた三屋裕子さんからは、
「皆さんのこれまでの人生も、
ゴールをめざしてひたすら早く先に進む、
というようなものだったのではないかと思いますが、
今日のウォーキングは、寄り道や回り道を沢山してください。
足の速い人だと一時間半くらいで歩けるコースですが、
どうぞゆっくり、道中を楽しんで来て下さい」
との、話があった。

willbeメンバーの中には、
趣味の会や同好会などを主宰している人が多いのだが、
今日のウォーキングにも「初歩の初歩の江戸教室」という、
会を主宰している近藤圭二さんが参加してくれていたので、
近藤さんから「道中には春日の局のお墓や池波正太郎文庫もあります」
というデープな江戸ファンならではの話を聞いた。
三屋さん指導の軽いストレッチをして、
10時半、約100名の人たちがアミューズミュージアムを出発した。

私は前回は8キロを歩いたところで、
急いで戻ってきて、みんなが帰ってくる前に、
コーヒーを淹れるという役を、
やらなければならなかったのだが(人が足りないので)
今年は10キロだし、コーヒーを淹れる必要もなかったので、
密かにコースを「完歩」しようと目論んでいたのだった。

しかし、加藤和彦さんが急逝したことで、
21日の「仙台フォーラム」を実施するのかどうかを、
急いで検討しなければならなかったのと、
もし実施するとしたら、あと3日しかない中で、
誰にお願いするのかなどを、
共催社のJR東日本と話し合わなければならず、
「完歩」は断念せざるを得なかったのである。
(結局、実施が決まり、親しくしている大石静さんにお願いした)

ウォーキングは、順調に終わり、
全員が規定時間の15時には到着した。
三屋さんが明日以降筋肉痛が起きないようにと、
14時過ぎから15分おきにアフター・ストレッチをしてくれて、
終わった人から順にオープン前の「アミューズミュージアム」を、
特別内覧させていただいた。

2階、3階の展示スペースは、
普通の博物館展示とは趣が違って、
マネキンの並び方など、随所にユニークな発想が見て取れたので、
誰がやったのかを聞いたら、
常日頃コンサートや芝居をやっている、
ステージ関係者がディレクションをしたのだという。

みんなで前川のうなぎを食べ、
協賛企業からいただいた品々の抽選会をして、
会はお開きになった。

willbeイベントは、
1人で参加する人が多いのも特色の一つなのだが、
ここで「新しい友達が出来た」というケースが、
ますます多くなっているようで、
「農業体験で仲良しになった」とか、
「座禅会で親しくなった」という話がしばしば聞かれる。
夫婦で参加する人もいるが、
2人の世界に閉じ籠もることなく、
帰りにはそこに何人かが加わって、
新たな友達の輪が広がっているという感じなのである。

大人たちがこれまでの固定的観念に捕われず、
新しい人間関係を創って欲しい。
まさにこれこそが「club willbe 」を設立した目的の、
大きな部分なので、
そういう人たちが少しでも増えているのは、
とても嬉しい。

今日一日が心温まるひとときだっただけに、
こういう温かさを感じられない世界に旅立った加藤さんのことが、
なおさら哀しく思い出された。

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コメント(1)

こんばんは。私は第2回目の東京ウォーキングに参加したかったのですが、諸般の事情であきらめましたが、第一回目にお友達になった2名の方が参加し、情報を得ることが出来ました。二回目も素晴らしいコースで参加者を満足させたといっておりました。
私はこの2名の方と会はありませんが、手づくり野菜の提供や情報交換などで良い意味での交流を図っております。
こんなことが出来たのも、残間さんの思いが生きているのではないかと思います。今後いろんな会に参加し、友達を増やし人間の和を拡げたいと思います。
残間さんありがとう。またお話しいたしましょう。

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加藤タキさんの作品「新旧共生の間」

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故郷・大阪をテーマにした萬田久子さんの作品。

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残間里江子
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新潮社
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プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。