8/30(日)断食道場で観る開票速報。

icon_zamma.jpg8月30日(日)21時21分

朝10時半、母と選挙に行った。
ここまでただの一度も棄権をしたことのない母は、
私にも棄権は許さないので、私も今のところ皆勤だ。
ただし、93歳の母をふだん行き慣れていない投票所(児童館)まで、
一人で行かせるわけにはいかないので、
母と同じ屋根の下に住むようになっえからは、
連れ立って選挙に出かけることが慣例となっている。

投票所に入って行く時の母は、
決まって晴れがましい顔をしている。
投票所内の順路を先に進んで、
受付で本人確認がなされてから、
投票用紙を受け取る時には、
敬虔かつ緊張した顔つきになり、
真剣な面持ちで書いた自分の票を投票箱に投じる瞬間は、
いかにも誇らしげで、
その表情を見ていると、
31歳でようやく選挙権を獲得した「重み」を感じさせられた。

投票を終えて、
満足げな母と投票所近くのラーメン屋さんで昼食をとった。
夕方からの断食道場入りを前に、
「最後の食事」は夕べの、
栗原はるみさんのお料理で締めておこうと思っていたのに、
ビールを頼んだのがいけなかった。

先ずは母にこの店の特製ラーメンと、
何と言ってもご飯好きなので野沢菜ご飯、
久しぶりに食べたいと言う焼き餃子を注文し、
私は我慢してビールのおつまみのザーサイだけという、
いつもよりかなり質素なメニューにした。

母はこのくらいの量なら完食出来るのだが、
今日は何故か食が細く(直前にバナナとお粥を食べたらしい)
私に「食べて!」と言うのだった。
「要らない......」と、小声で言ったあたりに、
私の「弱気」というか「未練」が感じられるのだが、
結局「残しのは勿体ない]ということで、
ラーメン、野沢菜ご飯、餃子を半分強、
食べてしまったのだった。
おまけに、ザーサイの塩辛さのせいで、ビールだけで終わらず、
最後に紹興酒のオンザロックまで頼むというていたらく。
「いいや、どうせ断食道場へ行くのだから」
意志薄弱な私なのだった。

満腹の重い身を抱えて表参道に戻って来ると、
「スーパーよさこい2009」が始まっていた。
急がないと電車に間に合わなかったのだが、
「来年観られるかどうか判らないから、少しでも観たいなぁ」と、
母が殺し文句(脅し文句)を言うので、
ギリギリまでお祭り見物をした。

連舞の人たち、見物の人たち、
いずれも凄い人数だが
みんな選挙に行ったのだろうか?

そして,今、
風雨が強くなりはじめた伊東の断食道場で、
(正確には「ヒポクラティックサナトリウム」という)
テレビの選挙速報を見ている。

贅肉がとれるかどうか、試される私と、
責任が全う出来るかどうか、試される民主党。
明日は,台風がやってくるらしい。
嵐のあと、季節は変わる。

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コメント(1)

> 贅肉がとれるかどうか、試される私と、
> 責任が全う出来るかどうか、試される民主党。
・経験から、二項ともに、『無理をしても又、必ず揺り戻しがあって、何も変わらぬ!』
 ・・・と悟る繰り返しこそが、実は正常なのかも?
> 明日は,台風がやってくるらしい。
> 嵐のあと、季節は変わる。
・既に、圃場では北西の風も冷気を増し、来年に実を付ける果樹の枝葉も十分に育ち、古代米の穂も出揃い、秋の気配が色濃くなりました。
・毎年、圃場の前を行き交う人(顔ぶれ)も変わり、時節も移ろい行くが、畑で繰り返される自然の四季の風情だけは、決して変わる事はない!
(text end)

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プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。