8月27日(木)25時09分
昨日は昨年10月1日に発足した「観光庁」で講演をした。
観光庁は「観光立国」を標榜し、
2010年までに、日本を訪れる外国人旅行者を1000万人、
日本から海外に行く人たちを2000万人、
日本人の国内観光旅行による一人当たりの宿泊数を4泊に、
という目標を掲げているのだが、
折りからの不況で、
国内外含めて旅行者は減少傾向なのだという。
それなら、
若者ばかりを追いかけないで、
「旅」に対してポジティブな印象を抱いている、
我ら大人世代を新たなターゲットとして捉え、
魅力あるメニューを作れば、
「大人の旅の可能性は十分ありますよ」という話をした。
特にアラ還暦世代は、
地平線の彼方、水平線の向こうに,
新しい出会いや新しい世界が待っていると信じ、
今でも「旅」を人生と重ねて語りたがることからしても、
「新しい旅人」になり得る可能性は大きいと思う。
この日の聴衆の平均年齢は38.4歳ということだったので、
くれぐれも中高年の旅に偏見を持たないようにお願いした。
(ややもすると「お遍路」とか「世界遺産」
あるいは「団体旅行」が好き、
といった既存のシニアイメージに呪縛されがちなので)
若い頃から無銭旅行や、
シベリア鉄道での大陸横断など、
新しい旅の形を創ってきたアラ還世代の旅行観は、
若い人が考えているよりずっと広がりのあるものだということ、
さらには、この時代、固定観念や既成概念に捕われていると、
新しい潮流は築きにくいという話などをさせて貰った。
講演テーマは、
「コミュニケーション&プロデュース能力を磨く」
というものだったので、
話の主軸は「人に何を、どう伝えるのか」についてだったのだが、
ところどころにwillbeの話も忍ばせていただき、
2時間はあっという間に過ぎた。
夕方からは、
来年5月1日から10月31日まで、
中国・上海市で開催される上海万国博覧会の、
「日本産業館」の事務局長をしている秋岡栄子さんに会った。
昨年会った時には、
「景気が景気なので、企業の協賛をいただくのが大変なのです」
と言っていたのだが、
さすが代表兼総合プロデューサーが堺屋太一さんというだけあって、
その後は順調に推移し、協賛金も想定していた金額は越えたのだという。
何しろ、willbeとは違って、
桁の違う協賛金(億という単位)なのだから、
不況でもあるところにはあるものなのだなぁと、
私まで勇気づけられた。
それはそれとして、本番が視野に入ってきた今、
ここらで一度,彼女を「励ます個人的飲み会」を、
やってあげたいと思っていたのだが、
会ってみれば、
「その後、willbe はどうですか?いろいろ大変でしょうが,
意義のあることをやっているのですから頑張ってくださいね」
と、逆に励まされてしまった。
彼女の話を聞いていたら、
かつて愛知万博の時、
私が招致のためのプロデューサーをしていた頃のことを、
思い出し、懐かしくもなった。
秋岡さんは大らかな人柄で、人を包み込むタイプなので、
これからもうまくやりこなすだろうが、
うまく行けば行ったで、(協賛金が集まって、
パビリオンをどうするか、展示内容をそうするか、
といった具体的な中身に入りはじめると)
いろいろな思惑が絡み出すのが国際イベントの常なので、
最終日まで気は抜けないだろうと思った。
(愛知万博は最初から日本開催が決まっていた大阪万博と違って、
カナダ、オーストラリアも立候補をしていたので、
それぞれの国がコンセプトや会場計画をプレゼンテーションして、
加盟国間で選挙の末、日本に決まったのである。
私はモナコで開催されたプレゼンの総合プロデューサーを頼まれ、
中沢新一、隈研吾、原研哉、野田秀樹らに仲間になってもらい、
コンセプトをまとめ、プレゼンの中身を企画制作したのだった。
ただし、いざ開催が決まると、突然いろんな人が登場しだして、
従来型の「パビリオン林立型の万博」を、
やりたいという意見が大勢を占めるようになり、
私たちがやりたいと思った博覧会とは路線が違ってきたため、
途中で全員が下り、以後、自分たちで勝手に、
「愛知万博・初期良識派」と思っているのである)
ともあれ、彼女の仕事の成果を見たいので、
上海に行ってみたいとは思っている。
「willbeメンバーのための特別プログラムを考えますから、
是非、皆さんでいらして下さい!」
したたか飲んだあとなのだが、
最後は、やはり事務局長の顔になっていた。

































> 秋岡栄子さん (農林水産省、食料農業農村政策審議会専門委員ほか)
秋岡さんには、専門の農業経済学における都市近郊の専業農家の経済学に加え、都市部のシニア層の農業参入の可能性と経済効果についての所見を知りたい!
・・・と思っています。
シニア層の農業(農園)参入では、第六次産品(農産物の加工=製品化とネット通販)まで実行できれば、収益確保と経済効果が得られる!
・・・と考えています。
(text end)