7/24(金)前歴はリセットしよう。

icon_zamma.jpg7月24日(金)24時35分

大人たちの「シーン」と「役割」の拡大化をはかりたい、
簡単に言ってしまえば、
大人たちの「出番」を増やしたいとの思いから、
「club willbe」を立ち上げたのであるが、
趣味の領域や目的がはっきりしているイベント企画などに、
大人たちを誘う(いざなう)のはそう難しいことではないが、
仕事とかNPOなど継続性を求められる領域に、
大人たちをフィットさせるのは簡単なことではないらしい。

朝、出かけようと思っている時に、
長野県で小さなホテルを経営している女友達から電話があった。
元々は親が経営していた旅館を、
一昨年親が亡くなくなり、いったんは廃業を決めたのを、
昨年春、リニューアルオープンしたのである。
「主人も定年になったことだし、私もここで何かやっておかないと、
後悔するような気がしたので受け継ぐことにしたの。
旅館は布団の上げ下ろしや料理の配膳などがキツイので、
ペンションとホテルの中間という感じで始めたの。
一つの部屋を広くしたから、部屋数は少なくなって11室。
まぁまぁ順調ではあるんだけど.........」

彼女は私より2つ下、数年前まで広告代理店に勤めていた人だ。
2人の子供も巣立って今は夫婦ふたりきり。
ご主人は建築関係の会社に勤めていたのだが、
昨年定年になり、子会社に出向が決まっていたのを断って、
ホテル開業に乗り出したとのこと。
リニュ−アルプランはお手のものだったので、
随分助かったらしい。
彼女も和食とフレンチの学校に通っていたこともある料理好きだし、
お花やお茶のたしなみもある趣味人でもあるから、
夫婦二人の集大成の仕事としては悪くない話だ。

問題はスタッフで、
料理長には親戚の中に料理屋に勤めていた人がいたので、
その人を口説いて来て貰うことにしたのだが、
サービススタッフに相応しい人が見つからず、
「あなたなら何か妙案があるんじゃないかと思って.........」というので、
電話をしてきたのである。

「ターゲットをセンスのいいシニア層にしたいなと思っていたら、
ピッタリその通りになって、40代、50代の女友達旅行と、
50代、60代の夫婦旅行が多いの。
だから、スタッフもあまり若いと駄目だと思って、
意識的に私たちの世代を雇うことにしたの。
あなたからも、50代以上の人が活躍出来るような、
場を創って欲しいと言われていたし.........。
でもねぇ.........仕事の出来る人って、
少なくともアラ還世代には、凄く少ないわよ」
彼女は「凄く」に力を入れて言うのだった。

「掃除とかベッドメークなどは、
地元の中高年の方がパートでやってくれているんだけど、
問題は表に立つサービススタッフ。
付近の観光スポットや土産品の情報を持っているのはもちろん、
個々のお客さんの相談に乗ってくれるといった、
気配りの出来る人が欲しいと思って、
人生の酸いも甘いも噛み分けた、
55歳以上の人を積極的に採用しようとしたんだけど、
1年で3人、全員3ヶ月の試用期間で交代して貰ったわ。

「3人の前歴は、一人は今だとキャビンアテンダント、
昔のスチューワーデス、60歳。夫とは死別。子供はなし。
でも仕事をしていたのは30年も前の話よ。
もう一人は女性誌の編集者57歳、独身。
彼女は10年前に会社を辞めて、それ以降はフリーライター。
最後の人は、6年前までシティホテルで、
コンシェルジュをしていたという61歳。
こちらは離婚経験者。子供は独立していて、今はイギリス。
とにかく、何が困るって、みんなプライドが高いのよ。
リタイアした男がNPO活動などをする時、
前歴に拘って、部長は部長風を吹かせるとか、
弁護士や医者、教師は偉そうで、
なかなか仲間に溶け込まないという話は聞いていたけど、
女もこんなに前職・前歴に拘るのかと、日々驚きの連続だったわ
質素な身なりをしているお客さんだと、
『そんなことも知らないのか』みたいに見下すような物言いはするし、
二言目には『あたくし、昔おりました職場では.........』と、
大昔の話を披瀝するわで、聞いていて恥ずかしくなるの。
彼女たちとしては、『今はこんな小さなホテルにいるけど、
私だって、昔は.........』と、言いたいんでしょうね。
1ヶ月も経って、慣れてくると、今度は私にもお説教が始まって、
『真のホスピタリティという見地からしますと、
あなたの考えるサービスは古すぎます』とか、
『組織を見直したらもっと無駄が省けます。
私を総支配人に任命してくれたら人員整理もしてあげますよ』
なんて言うの。他のスタッフからも敬遠されて、
職場の雰囲気が重苦しくなる一方なので、
やめて貰うしかなくなったの」

最近、これに似た話をよく聞くのだが、
必要以上に気負ったり、過去を自慢するのは、
今の自分に自信が持てないからなのだと思う。
「素」で通用する場面が少ないと、
過去の衣をまとって、過去の栄華を背景に、
ものを言ってしまうのは、解らないでもない。

しかし、
これから新しいシーンに、自分の足跡を残したいというなら、
まとっていたものを脱ぎ捨てるしかないのである。
私の周辺で、60歳からの新しい職場でうまくやっている人は、
「処遇」に注文をつけず、「過去」を語らない人たちばかりだ。

人は(中でも若者は)余程のことがない限り、
そこに至った過程には興味がなく、
目の前の「事実」や「結果」だけを知りたいと思っているのだ。
これまで習得してきた技を伝授するのはいいが、
技を習得するまでのプロセスは、
しばしば情緒的な物語になりがちなので、言わないことだ。

「すべてをResetして、Rebornする」
これこそが、新しい場で成功する秘訣であろう。

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コメント(7)

おはようございます。
今日の話題は、60才後に限らず、転職時にも同じようなことが起こっていると思います。
新しい会社でなかなか自分の立ち位置が見いだせず、前の会社ではどうのこうのと言っている人は、総じてその後も成果を出せないことが多いように思います。

定年を一年半後に控えたアラ還の一人として、考えさせられる事です。

> とにかく、何が困るって、みんなプライドが高いのよ。
【笑い話】NPOに入る際、役職名(部長以上)入りの名刺を要求する例もあるとか、、、
【使い勝手の良い人材とは】 ~私の場合(先輩から直に聞く私の評価)~
1.会議の進行役+書記係ができる。(前回の議事録、宿題の資料、事前調整した
  議題一覧、等を事前に準備できる。)
2.全員に話す機会を与える配慮をし、多様な意見を整理し、合意か継続審議かを
  素早く判断し、的確に進行させる。※時には、議長へ採決を促す事も必要。
3.その日に議事録を作成し、翌日に欠席者を含め全員へママチャリで宅配する。
4.組織の現状と課題を整理し、多面的な考察を行い、自身の結論(優先順位と理由)を
  添えてた企画書(素案・試案)を上層部へ提言できる。
○アラ還世代が、地域デビューする際に求められる、最適な事務局的人材(スキル)として、高く評価されています。
○更に、HomePage作成能力もあるので、使い勝手は更に良い!・・・と、、、
下記のURLは、私が担当し手書きした地域コミセンのHP:
http://www5.ocn.ne.jp/~ohodaka/
(text end)

【コメントの続き】
◆御用聞きに徹せよ!(先輩からのアドバイス)
最近、地域の先輩に勧められ、小学校の行事(伝承あそび、広い校庭の環境整備)に参画し初めました。先輩からは、「我々が加わる事で、多忙な先生や年下の父母会に、余計な気遣いや、手間(工数)を増やす結果にならぬようにと!」・・と、指導されています。「学校が、地域のパワーを効率よく最大限に使い切るための、地域への連絡係=御用聞きに徹すれば良い!」・・・と、、、又、『行事に参加いただく高いスキルを持ったシニア層へは、言われたこと以上に豊富な経験を駆使して、短期に課題を解決したり、完成度を上げないこと!』・・・を考慮しながら、お手伝いをお願いしています。シニア層が前面に出過ぎると、マイナス面が多くなる!・・・と、下記URLは校庭の環境整備活動の様子です。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sumire/8079/090508/090508.html
(text end)

【コメントの続き】 ~やり過ぎない地域ボランティアの具体例~
小学校の片隅にある大きな「遊びの森」の環境整備では、、、
【ステップ 1.】荒れ放題で、まったく使えない(遊べない)の森でも、剪定技能を持つシニアが数名入れば、見通しがあり安全・快適な、市管理の公園レベルまで一気に改善できるが、周囲から見通せ少しだけ入れる空間を確保する程度の、最低限の枝打ちと下草刈りで止めた。
【ステップ 2.】校長先生の「遊びの森」を教育や教材として活用したい!・・・との強い意思もあって、高学年で組織する環境美化委員会へ、今後の進め方や希望や方針案の集約を丸投げすることにした。
【ステップ 3.】後日、委員会から結果報告と要望が聞けた。
①森の木々に巣箱を設置し、小鳥たちを呼び寄せたい!
②夏にカブトムシが集まる森にしたい!
③大樹の木陰にベンチを作りたい!・・・等、、、
要望に対する答えは、巣箱の製作ステップ見本と完成見本が一つ。カブトムシ飼育に必要な森の落ち葉を使った堆肥場作りの資料のみと、ベンチの完成見本一つのみを提供し、その後の進め方については、又も学童らに丸投げする形で今年度前半の取り組みを終えた。
注).環境美化委員会が、まとめた資料は全国大会で発表できる内容であり、それを目標に資料の再整備(発表時の補助資料化)を学童と顧問の先生にお願いした。
(text end)

仕事をする上で、人間関係はとても重要だと思います。
そして、人が仕事をする上で、ある程度、自分にプライドを持つことは必要だと私は思います。

プライドが全くなければ、指示されたことを淡々とこなすだけになってしまうのではないかと思うからです。 
もちろん、プライドが高すぎるのも良くないことだとは思いますが、様々な前歴を持った人が集まった職場というのは、様々な経験を持った人の集まりなので、宝の山だと思います。

>必要以上に気負ったり、過去を自慢するのは、
>今の自分に自信が持てないからなのだと思う。
 いつまでも過去にしがみついているのは良くないことだと思います。
 ただ、その「過去」で学んだノウハウを全て捨ててしまうのはもったいない気がします。
 過去にどういう企業で働いていた等ということは転職したら、全く関係ない話になると思います。

 でも、提案を受け入れる場を設けるのは良いのではないかな?と思います。真に良い提案もあるかもしれないからです。
 提案された内容を採用するか、しないかは、転職先のトップが決めればよい事ですし、はじめから、提案は受け付けない、ワンマンで行くというのであれば、それはそれで、また企業のあり方だと思うので、良い or 悪い とは書けませんが、モチベーションが少しでも持てるような職場は、転職先としては、理想だと思います。
 

> 提案を受け入れる場を設けるのは良いのではないかな?と思います。← 同感です。
○地域ボランティア組織のトップへ的確な提案をするため、組織内で少し理論的な意見交換ができる人達と、喫茶店で月二回の早朝モーニングセット・ミーティングを実施しています。※ボランティア活動では、お互いのモチベーション・アップに貢献できる仲間は、とても大切です。
○地域の各組織に兼業農家の出身者が多く、保守的な傾向があり、トップの改革案に対する決断は、やや慎重になられます。実態は、田舎なので根回しによる改善・改革が基本か?・・・と思いきや、、、事前調整無用な例年通りの申し送りで事を決めるのが基本で、前年と少しも違わない運営力が尊ばれます。
【蛇足】生物多様性保全型農業では、益虫(生物農薬)のテントウ虫を使う関係で、農家の二倍のピッチで野菜を植えますが、「お前は、バカか!」「もっと密に植え、農薬を使え!」・・・と、『このズボラな農法が土壌や環境に優しく楽なのなぁー』・・・と考え込んでしまう事も。
(text end)

今回の「前歴はリセットしよう。」も興味深く読みました。
大きな組織から離れて、小さな組織で仕事をするときだからこそ、とりわけ心すべきことだと思います。
「黒」を「白」ということまで妥協する必要はありませんが、まずは「YES」から始めることが大切だと思います。そして、相手の性格や夢、想いなどをよく理解できてから、必要に応じてこれまでの経験を活かして「YES、but・・・」の提案をすることで、自分を生かすことができるのではないでしょうか。
逆説的にいえば、(極論ですが)自分が主導権をとりたいのであれば、自らリスクをとって起業することではないでしょうか。一度しかない人生なのですから・・・

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夜の便でパリへ旅立つという、隈研吾さん。

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乾杯のご発声は、安藤優子さんと萬田久子さんのお二人に。

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浮き球△ベースボールの創設者でもある、椎名誠さん。

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メンバーと談笑する藤田宜永さん。



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今年で41回目の開催となった「フジサンケイグループ広告大賞」の審査会。

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1月24日(火)

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本日発売されるファミリーマートの「おとなのおやつ」。“おとなコンビニ研究所”の商品割引券でお買い求め頂けます。

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初夏に新刊を出版される浅野史郎さん。この日は2時間立ったままで講演された。



1月19日(木)

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「第四回ウィルビーおとな塾」の講師、秋岡榮子さん。



1月16日(月)

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こんな葉書が届きます。表面。

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裏面。



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グラウンドに到着すると、丁度ナカヤマが打席に。

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真剣に練習に打ち込む「南青山ぼちぼち団」のメンバー。

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フジタさんが沖縄の伊江島で拾ってきた浮き球を手に持つアライさん。

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練習後、メンバー全員でグラウンド整備。

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自主練に参加したメンバーの皆さんと記念写真。



1月14日(土)

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東京・青山の片隅で、寒さに負けずに咲いていた水仙の花。

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毎年この季節お馴染の、石焼いものおじさん。



1月9日(月)

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「ご心配をおかけして申し訳ありません。左側を打ったのですが、大分よくなりました。今年は年女なので頑張ります!」(母より)



1月5日(木)

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石原プロモーションの「新春仕事始め寿ぎの儀」。

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新年の挨拶をするまき子夫人。



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赤坂見附の交差点には、白梅が咲いていた。



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書籍情報

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残間里江子
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日本経済新聞出版社
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【著者】
残間里江子
【出版社】
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1,470円

プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。