6/9(火)梅雨の前の、一陣の風。

icon_zamma.jpg6月9日(火)24時43分

見事なホワイトアスパラガスを出してくれる、
ドイツレストランで、
久しぶりに月尾嘉男先生とゆっくりお話をした。

主なテーマは8月に開催される、
「club willbe」の夏季特別講座「ウィルビーアカデミー」の、
進捗状況を報告することだったのだが、
(先生のご指導の下、カリキュラムなどを決めているのである)
世情の分析から近未来の展望など、
興味深い話が満載で、実に贅沢な時間だった。

先生がホワイトアスパラガスがお好きだと言うので、
このレストランにしたのだが、
何しろここのホワイトアスパラは、
6月13日までしか出さないという期間限定品なので、
連日予約がとれない状況が続いていて、
当初満席だったのをキャンセル待ちをして、
ようやく入れたのだった。

北ドイツ産のホワイトアスパラガスは肉厚で、
日頃目にしているフランス産や北海道産の2倍以上の太さはあるのだが、
繊維質が少ないので柔らかく、
苦味もまったくない、まろやかな美味しさだ。
これを12分間茹でて、2種類の特製ソースでいただくのだが、
今日は「食べ納め」ということで、3本もいただいた。

ホワイトアスパラガスも素晴らしかったが、
何と言っても今日のメインは月尾先生だ。

月尾先生とのおつき合いは、
先生が名古屋大学の助教授時代からだから、
もう30年近くにもなるということに、
今日改めて思い至った。

1991年に母校・東京大学の教授に就任し、
東京にいらしてからは、
何かと言うと相談に乗っていただいており、
我がCANDIDの精神的支柱となっている。

名古屋大学の助教授時代には、
既に「知の巨人」の片鱗を示しており、
当時電通が主催していた「時遊人フォーラム」という、
新進気鋭の学者や文化人の集まりでは、
月尾先生の斬新な切り口での講話に誰もが注目していた。

私は「キワモノ」的存在で呼ばれていたのだと思うが、
私以外は、ほどなく「旬」を迎えると期待されていた、
「走り」のメンバーが揃っていた。
東大助教授の舛添要一さん、  
メディアデビュー前の高野猛さん、
コンピュータ界の風雲児と言われていた西和彦さんなどもいたし、
新聞社やテレビ局からも気鋭の記者やディレクターが招集されていた。
座長は田原総一朗さんで、
「朝まで生テレビ」の原案はここから生まれたのである。

「異業種交流会」というよりは、
「梁山泊」(豪傑や野心家の集合する場所)のような会だったが、
そう言えば、竹下登氏や加藤紘一氏など、
政治家がゲストスピーカーで呼ばれた時、
舛添さんがことのほか張り切っていたような気がするから、
どこかで「今日」に繋がっていたのだろう。

あの頃はみんな、
まだ将来が見えてはいなかったが、
それぞれが夢や希望を抱いており、
その場その場で持てる限りの力を出して、
「自分試し」をしていた。
そして、それが同時に「他流試合」にもなっていたから、
随分鍛えられたように思う。
「ウィルビーアカデミー」もそんな場になれたら嬉しい。

「教授陣はあと2人だから、今週中には決まるね。
修了書は誰かデザイナーに頼んで、他では貰えないようなものにしたいね。
教授陣全員のサイン入りがいいかな」
最後はウィルビーアカデミーの話で締め括り、
「さてと、これから帰って、原稿を2本書かなきゃ」
と、月尾先生は立ち上がった。

ナカヤマと私は、封印間近かなワイン(ホワイトアスパラのシーズンだけしか、
出してはいけないことになっているスペシャル白ワイン)の誘惑に勝てず、
ホンワカいい気分になっていたのだが、
深夜の原稿執筆を前に、
一滴も召し上がらなかった月尾先生は、
一瞬にしていつものキリリとした表情に戻り、
足取りも軽く去っていかれた。
いつお会いしても、風のような人である。

カテゴリ:

コメント(2)

 いつも ブログ読ませていただいています。
毎日、忙しそうですね。
ブログを見るまでは、「山口百恵さん」の本のプロデュースをされた方?位の認識しかありませんでした。
いろいろ、活躍されているので、再認識しました。
 一つ教えていただきたいのですが、アスパラを食べに行ったとのことですが、そのお店は六本木にある地下のお店でしょうか?
 これからもブログ楽しみにしています。

 いつも ブログ読ませていただいています。
ブログを見るまでは、「山口百恵さん」の本のプロデュースをされた方?位の認識しかありませんでした。
いろいろ、活躍されているので、再認識しました。
 一つ教えていただきたいのですが、アスパラを食べに行ったとのことですが、そのお店は六本木にある地下のお店でしょうか?
 これからもブログ楽しみにしています。

コメントを投稿する

      

フォトアルバム

1月30日(月)

photo_nikki
こんなに美しい富士山が、爆発の怖れ?



1月29日(日)

photo_nikki
銀座の歩行者天国で。ちょっと可哀そう・・・。



1月28日(土)

photo_nikki
椿山荘「オリオン2」で開催した、クラブ・ウィルビー創立三周年記念「ウィルビー新春の集い」

photo_nikki
初めにご挨拶をしてくださった、寺島実郎さん。

photo_nikki
夜の便でパリへ旅立つという、隈研吾さん。

photo_nikki
乾杯のご発声は、安藤優子さんと萬田久子さんのお二人に。

photo_nikki
浮き球△ベースボールの創設者でもある、椎名誠さん。

photo_nikki
メンバーと談笑する藤田宜永さん。



1月25日(水)

photo_nikki
今年で41回目の開催となった「フジサンケイグループ広告大賞」の審査会。

photo_nikki
審査委員の漫画家・弘兼憲史さんとクリエイティブディレクター・箭内道彦さん。



1月24日(火)

photo_nikki
本日発売されるファミリーマートの「おとなのおやつ」。“おとなコンビニ研究所”の商品割引券でお買い求め頂けます。

photo_nikki
初夏に新刊を出版される浅野史郎さん。この日は2時間立ったままで講演された。



1月19日(木)

photo_nikki
「第四回ウィルビーおとな塾」の講師、秋岡榮子さん。



1月16日(月)

photo_nikki
こんな葉書が届きます。表面。

photo_nikki
裏面。



1月15日(日)

photo_nikki
グラウンドに到着すると、丁度ナカヤマが打席に。

photo_nikki
真剣に練習に打ち込む「南青山ぼちぼち団」のメンバー。

photo_nikki
フジタさんが沖縄の伊江島で拾ってきた浮き球を手に持つアライさん。

photo_nikki
練習後、メンバー全員でグラウンド整備。

photo_nikki
自主練に参加したメンバーの皆さんと記念写真。



1月14日(土)

photo_nikki
東京・青山の片隅で、寒さに負けずに咲いていた水仙の花。

photo_nikki
毎年この季節お馴染の、石焼いものおじさん。



1月9日(月)

photo_nikki
「ご心配をおかけして申し訳ありません。左側を打ったのですが、大分よくなりました。今年は年女なので頑張ります!」(母より)



1月5日(木)

photo_nikki
石原プロモーションの「新春仕事始め寿ぎの儀」。

photo_nikki
新年の挨拶をするまき子夫人。



1月3日(火)

photo_nikki
赤坂見附の交差点には、白梅が咲いていた。



2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年9月
2011年8月
2011年7月
2011年6月
2011年5月
2011年4月
2011年3月
2011年2月
2011年1月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年9月
2010年8月
2010年7月
2010年6月
2010年5月
2010年4月
2010年3月
2010年2月
2010年1月

書籍情報

人と会うと明日が変わる

人と会うと明日が変わる  残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
イースト・プレス
【価格】
1,470円

引退モードの再生学

引退モードの再生学 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
500円

モグラ女の逆襲
~知られざる団塊女の本音~

モグラ女の逆襲 ~団塊女の知られざる本音~ 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
日本経済新聞出版社
【価格】
1,575円

それでいいのか 蕎麦打ち男

それでいいのか 蕎麦打ち男 残間里江子

【著者】
残間里江子
【出版社】
新潮社
【価格】
1,470円

プロフィール

残間 里江子【プロデューサー】

1950年仙台市生まれ。アナウンサー、編集者などを経て、企画制作会社を設立。 プロデューサーとして出版、映像、文化イベントなどを多数手がける。著書多数。