12月30日(火)6時17分
何年かぶりに、
せっかく東京でお正月を迎えるのだから、
それなりに楽しもうと、
築地市場に買い出しとシャレこんだ。
とは言え、
集合が午前10時という、
市場に行くにしては遅すぎる時間だったせいで、
既に場内、場外とも買い物客であふれ返っていた。
空いているとは思わなかったが、
こんなに混んでいるとは.........。
それに、まさかこの時期、
団体観光バスの運行は休止していると思っていたら、
6、7台の大型観光バスが並んでいた。
私は次の日程があって、持ち時間は1時間しかない。
魚より人間の方が多いこの状況下で、
買い出しなんて出来るのだろうか。
こうなったら師走の魚市場の雰囲気だけでも楽しもうと、
場外を早足に抜けて、場内に入って行った。
ところが「障害」は人だけではなかった。
搬入用の車の多さと運転の凄まじさに、
しばしば歩行困難になるのである。
この車、荷台に車輪が付いたような形をしており、
運転者が立ったまま運転しているのだが、
まぁ、何と言うか.........乱暴な運転、
いや.........実に「勇壮な操縦をなさる」のである。
仕事の邪魔をしているのは私たちの方なのだから、
文句を言えた義理ではないのだが、
狭い路地までドコドコ入ってくるので、
うっかり魚に気を取られていると、
はね飛ばされそうになるのだ。
人と車の合間を縫って走り回ること35分。
選んでいる暇もなければ、見立てる技もないので、
「まけてやるよォ!」という威勢のいい声に促されて、
偶然目に入った魚たちを片っ端から買い込んだ。
鮪の大トロと中トロ各600グラム。
毛ガニ2杯。数の子3箱。
かなり重い。
家に帰り、我が家の台所で見たら、
市場のスケール感に惑わされていたのだろう、
鮪の大きさが市場で見たより大きく感じられ、
老母と愚息と3人で食べ切れるのかどうか心配になった。
「もう、僕ムリ、トロの油が凄くて胸焼けしちゃった」
と、愚息が言えば、
「私ももうしばらく鮪はいいわ。
野沢菜かなんかであっさりお茶漬けを食べたいわ」
と、母も言う。
今日の私の朝御飯は、もちろんマグロ丼だ。

































荷台に車輪が着いたような乗り物は「ターレット(ターレー)」と言います。場内ではターレーにはねられたら、はねられた方が悪いと言うローカルルールが厳然と存在します。
こー言ってはなんですが、慣れた人間は年末に河岸などには決して足を向けません。ラッシュ時の中央線のような混雑に加え(すべての店がとは申しませんが)目の利かない素人を相手に在庫一掃を狙っているような店もあります。
それでも行くのであれば最終日ですね。時間としては7時くらいが良いんじゃないでしょうか?プロは仕入れを済ませているし、素人もそれほど多くない時間帯です。小一時間で切り上げて8時過ぎに場内の鮨屋に行けばそれほど待たずに鮨が食べられるでしょう。
十時台は最悪ではないでしょうか?年末はもう少し長く営業するかもしれませんが、十一時半には閉まる店も多く、品数も限られているでしょうし、何と言っても素人(初めて河岸に来たと言う意味で)で芋洗いです。
とは言え汗水たらして買った品物です。美味しくお召し上がりください。それでは、一日早いですが、良いお年を。