ホーム>Member News>サポーティングメンバー>藤田宜永さん(作家)

藤田宜永さん(作家)

2015.08.10

昭和という時代を問う、熱き犯罪小説

1966年8月15日、根津謙治は目黒区碑文谷二丁目にトラックを止めた。現金11億を奪うためだ――。

直木賞作家・藤田宜永さんの最新刊は、完成まで3年の歳月をかけた長編犯罪小説『血の弔旗』

戦後の混乱期、大富豪から11億円を奪った4人グループ。警察の厳しい取調べにも関わらず、事件は迷宮入りに。
それから14年の歳月が過ぎたころ、彼らの身の周りに新たな事件が次々と起きるように。
「誰が何のために?」二度と会うことはないと決めていた4人の男たちが再び出会うとき、戦中、戦後を生きた人間の業と事件の真相が明らかになる……。

1986年、ハードボイルド長編『野望のラビリンス』でデビューした藤田さんにとって、犯罪小説はまさに原点。
デビュー30年間近の今年、あの戦争とは、そして昭和という時代とは何だったのかを、犯罪小説という手法で問い直します。

「犯罪小説(ハードボイルド)の先駆者、大藪春彦氏、生島治郎氏たちは引揚者でした。ですから、犯罪小説はもうひとつの戦後文学だと言えると思います。
彼らに対するオマージュをこめて、この作品を書きました。よろしくお願いいたします」(藤田さん)





0731fujita
血の弔旗
藤田宜永著/講談社/2,200円(税別)








サポーティングメンバー活動情報一覧



Programs & Events



Projects