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椎名誠さん(作家)

2018.04.10

新著『あるいて行くとぶつかるんだ』

 「人生は無人島だ!」と、若かりし頃から仲間を誘っては、度々無人島に出かけたという椎名さん。周知の通り、その人生はまさに探検・冒険の連続です。
 このエッセイでは、そんな探検人生の中で、不意に“ぶつかった”様々な物事が紹介されています。ソ連の「馬ションビール」(馬のションベンよりもまずいビール)から拝火教の葬列、はたまた業界紙記者時代の伊香保温泉社員旅行に、最近の老化?!による身体の不調などなど。

 どうやら、椎名さんが何か得体の知れないものに“ぶつかる”のは、世俗的な光の届かない場所が多いようです。例えば、無人島なら、対岸の町の光が見えるような島ではなく、アリューシャン列島の絶海の孤島アムチトカ。または、豆電球ほどの灯しかないソ連の飛行機の中や、社員旅行宿の即席映写室。灯台下暗しという意味で言えば、身体の不調もそれに当てはまるかもしれません。

 この本を書くにあたって、椎名さんが表現しようとしたのは、「漆黒の闇の中でぶつかる立木への恐怖」だったと言います。
「犬もあるけば棒に当たるというが人間だっておなじである。ただし犬は棒にあたったってそんなに怯えることはないだろうということもわかった。犬にも負けた、という思いがあとあとまでぼくの記憶の中に残った。」
 (椎名さんを今も冒険に駆り立てるのは、犬への対抗心?!)

shiina


椎名さん新刊『あるいて行くとぶつかるんだ』 
角川書店(2018年3月2日発行)


【定価】
1,500円+税

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